夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

はじめてのショッピング~変装準備~4

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ゆっくり目も開けて顔サイドの垂らしてる髪を手にとって見てみたが、単色でない色に戸惑う。

「ん~?白?銀?金?」

小窓から射し込む日差しに照らされる加減で変わるグラデーション。
ぱっと見白髪まはくはつかとびっくりしたけど、よくよく見たら純粋な白ではない?

艶々つやつやした白金プラチナと毛先にかけて徐々に金が濃くなるような混ぜたような色に見えなくもない。

黒から一気に白系か。違和感半端ない。
そうだ、目は?目はどうなったの?

「目はどうですか?何色になりました?」
周りに顔を向けて自分の目を指差して聞いてみた。

目が合うけど、表情がなんというか表現が古いけど、鳩が豆鉄砲をくらったような?いや、見たことないけど。目を見開いてフリーズ中のアネルさんとリリアさん。

いち速く再起動して答えてくれたのはやはりこの方。

「…髪は、白銀シルバーホワイト白金プラチナが混ざっていて、毛先に向かってきんも入っている。神秘的な色で綺麗だよ。瞳は金色。」

お兄ちゃんことシオンさんが丁寧に触れながら教えてくれた。だれか、鏡プリーズ!

「アーヤ様これを。」

アネルさんも再起動して、丸くて小さいコンパクトミラーを貸してくれた。流石さすが、女子力高いね。アネルさん。

「ちょっと、自己確認させてください。」

「?!」


コンパクトミラーには、髪色、目の色もすっかり変わり果てた容姿のビスクドール風な大人とも少女とも見える年齢不詳な女性が。 

眉毛も睫毛も白系の銀か金のグラデーション。え、今日1日これで歩くの??マジですか?恥ずかしいぞ。コスプレ?元の面影ゼロだ。

覚悟を決めるか。

「確認…しました。白っぽい変な色ですけど、出歩いて大丈夫ですか?」

「………変な色ではございません!高貴なお色だと思います。それに、私とリリアもお側におりますから必ず、お守りします。」

ん?アネルさん大丈夫って言い切らないの?

「そうです!シュナイゼ様とデュカーレ様がいますので、ご心配ありませんよ。悪い虫は排除します!」

え?排除?

首を傾け微妙な反応に考えていたらシオンさんがわたしの肩に手をポン。

「アーヤ、私達の誰かと必ず行動を共にしなさい。」

「わかった。平凡顔から外国人風になって、更に幼く見えるから心配してるんでしょう?いくら街中が珍しくても、はしゃいで一人先には行きませんから安心してください。」


(((はぁーーー。わかってない。)))

同時に三人は綾子の的はずれな勘違いに心の中でため息を吐いた。

容姿はガラリと変わり、迷客とバレる要素はなくなったが、かわりに珍しい色味の髪と目がヒト、エルフ、魔族に関わらず街行く中で目立つ存在になると予測され、気を引き締めたのだった。
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