夢じゃなかった!?

Rin’

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エスリアール王城 出会い

はじめてのショッピング~変装準備~3

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「失礼します。アーヤ様、髪飾りをお持ちしました。お付けしますね。正面に失礼させて頂きます。」

「はい。お願いします。」

「これは、レースであしらわれたカチューシャで、耳元の近くにリボン、花飾りが沢山ついていて耳元が隠れていても違和感ないと思います。お花の色はアーヤ様のお召し物に合わせて濃いピーノ色(紫)にしてみました。」

「ありがとうございます。」

こ、これは、私のいた日本でも見たことがありますよ!ゴスロリさん愛用の幅広いレースカチューシャ風です。

白いレースとワンピースと同系色のラベンダーリボン、ブドウみたいな紫芋みたいなまさにピーノ色の花飾り。

すっごく単品で見るとかわいいんだけど、リリアさんのような金髪碧眼なお人形さんが似合いそう。平凡な私で大丈夫?少々不安です。

「簡単ですよ。じっとしていてくださいね。上から被せるだけですから。あ、レンズを外した方が耳元への負担がないと思います。レンズを外してもよろしいですか?」

「はい。カチューシャに合わせて今日は外します。前に両方つけたら頭が痛くなったので。」

「はい、できました。アーヤ様!お似合いです~。痛くないですか?」

思った程の締め付けや痛みはなくてほっと視線を上げてリリアさんを見る。まあ、変装するしメガネなくても知らない人(エルフ)ばかりだからいいか。メガネ一つなら小さいバッグにまだ入りそうだし、あ、入った。

「思った程の締め付けもなくて、つけ心地は大丈夫です。こんなに豪華なカチューシャしたことなくて、気が引けます。皆さんこういうのされてるん ですか?」

「最近、人気ですよ。マジェストーラの品と共に流行りだして、エスリアールでも多く見かけます。私も今日求めようと思ってました。」

「そうなんですか。私の世界にも似たのがありますよ。」

「まあ、やはりかわいいモノは世界共通ですね。」

「そうですね。かわいいなら国も世界も関係ないですよね~。」


カツン カツン

「アネルが戻りました。」

「どうぞ。」


「失礼します。アーヤ様、デュカーレ様お待たせ致しました。あら、リリア。いい髪飾りを見つけたわね。」

「そうでしょう?お似合いですよね!アーヤ様こんなにお似合いなに、自信がないみたいなんですよ。」

「大丈夫です。ご心配要りませんよ。アーヤ様。お似合いですから。

私は瞳と髪色を変える飲み薬を求めて参りました。これは色を戻す薬を飲むまでは効力は続く品です。

石鹸と同じで、色の効果は魔力に反応するので様々だそうです。色の指定薬も別に置いてありましたが、今回は指定してない方です。一応個数に制限があり、2つずつあります。」

「こちらが、色変え用です。どうぞ。」

「これが…。意外と小さい小瓶なんですね。」

オシャレなガラス小瓶は透明で中の液体がトプトプ揺れる。20ml位かな?エメラルドグリーンな色だ。

「はい。マジェストーラ製の色変え薬は少量で良く効く品と人気があり、入荷待ちになることも。
まず、私が念の為先にもうひとつの薬を飲んでみます。アーヤ様はその次にお飲みになってください。」

「はい。」

アネルさんが小瓶をお上品に飲み干す。
すると、すぐに変化が。

髪は金色から澄んだ水色に、瞳も青系のシアンになった。おおー即効性だ。早速、アネルさんはコンパクトミラーで変化をチェックしてる。

「体調への影響もなく、効力も問題ないようですね。」

「アネルさん、青い目と水色の髪でとっても綺麗です。」

「勿体ないお言葉です。アーヤ様もお飲みになって大丈夫です、どうぞ。」

「急いで買ってきてくれてありがとうございます。ありがたく頂きます!」
女は度胸!

ぎゅっと目をつむり、グイッと上を向いて栄養ドリンクさながらに一思いに飲み干す。ゴクン。

苦味はないが生薬しょうやくのような独特の風味が口に残る。

なんだかザワザワお腹から全身へ伝わっていく。眼を閉じていたせいか、魔力に反応した薬の影響を感じた。

あれ?周りが静かだな。髪色あまり変わらなかったかな?

「髪、変わりましたか?」

まだ、目は閉じたまま聞いてみる。

「か、変わりま…した。」

アネルさんが珍しく噛んでる。
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