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早めにここのパートを終わらせたい。
ーーーーーー
「陛下がおいでになります」
なんで私はこんなところにいるんだろうか?さっきまでアルノ父様の執務室にいたはずじゃぁ……そして何より私はメイド服着てる私はアルノ父様の膝の上だ!!アルノ父様はちゃんと正装してるのに!これから王様が来るんだよね?ね!?
「緊張しなくてもいい」
「け、けど……私のような者が……」
「リナのことはサヴァンの娘と陛下は知っている。ただの侍女ではない」
そ、そうだとしても…いきなりは……というかサヴァ父様の娘と知ってるからって.....どれだけ権力がおありで?
「アルノド。いきなり呼んでどうした?」
おふっ!この世界はいい声の人がいっぱいいらっしゃる!声フェチになりそうなぐらいいい声です!
入ってきたのは髪が白い50歳ぐらいの人だった。けど、田舎のおっちゃんみたいな親しみやすさは全くなくて、それはもう上に立つ人の風格が……
「はい。騎士師団の給料請求額についてですが…」
あははは……さすが王宮のお茶おいしい~。どこの茶葉つかってるんだろう。
私はこの時現実逃避しまくっていた。王様に挨拶しないといけないのはわかるんだけど、なんかいきなり話始めてるし…挨拶はいらないよね……うん。私蚊帳の外~~。
「イルーノ。すぐにリキーナンを呼べ」
イルーノは多分さっき外に出た執事のことだろう。リキーナンは多分金額を請求ともに管理している人だと思う。だって文字並び替えると「ナリキン」だし。名は体を表すってね。というかイルーノ執事はこの部屋に居ないんだけども、どこに向かって命令してるのかな?
「それで、君がサヴァンの娘、リナかね?」
「!....失礼しました。お初にお目にかかります。陛下。私はサヴァン・サンセットの一人娘。リナ・サンセットと申します。いごお見知りおきを」
お茶に夢中で最初誰に言ってるのかわからなかったわ。失礼だけど、いきなり話しかけてこないでほしい。心臓に悪い。因に私はまだアルノ父様の膝の上だ。アルノ父様が私を固定してたてない。失礼だけど、頭を下げるだけにした。
不敬罪にはならないだろう。だって陛下はアルノ父様の固定している手を見て苦笑してたし。
「そんなにかしこまらなくていいい。私には娘がいないからな。サヴァンの娘で、アルノドが過保護に保護しているらしいからな、私も娘のように扱いたいのだ」
ぽわっ。うわ~この人の近く落ち着くね...最初は王者の風格があって、田舎のおっちゃんみたいじゃ無いって言ってたけど、これは....これで、孫に甘いおじいちゃんみたいだ。雰囲気が変わったと言ったら正しいだろうか?
....話が違うし、今更なんだけど、私って数えられるほどしか知り合いが居ないような....
「こっちに来てみるか?」
陛下は自分の膝を叩く。う~ん。ここは子供らしくした方が良いのかな?陛下の膝の上なんて恐れ多いけど。なんか、さっきの会話とも言えない短い会話だけど、あの人に似てる気がする。よく前に助けてもらったおじいちゃんに。それに陛下の目が...
「うん」
私はアルノ父様の膝の上から降りて、陛下に近づく。アルノ父様はこのときは拘束しないでくれた。なんか微妙な顔してたけどね!!そこはあえてスルー!
そして、ちょっとまだ私には高いソファーを上って、陛下の膝に座る。陛下はどんな顔をしているのかと思って上を見ると、
「あの、陛下?」
「はっ!!いや、すまぬ。つい嬉しくてな」
一瞬で戻ったけど、すごく顔が.......言わないでおこう。
「サヴァンめ。こんなかわいらしい娘を...!儂には娘出来なかったんだぞ!」
「うちの天使はフィーネとリナです」
「なぜおぬしも娘がいるのじゃ!儂は欲しくても出来なかったんだぞ!」
「しりません」
二回言ったね。陛下は娘が欲しかったのか。アルノ父様陛下に冷たい。そういえば昔の数少ない仲間の一人に親馬鹿が居たな。もう娘LOVEがヤバかった奴。
「陛下。大丈夫?」
「.....うむ!!」
返事良いね!怒ってなかった?威厳あるお姿は?
「可愛い。儂もこんな娘が欲しかったのじゃ。本当の娘にならぬか?」
「それはやめておいた方が良いかと。サヴァンが殺気をまき散らしながら利用したり、戸籍移動したり、勝手に婚約者決めたならぶっ殺すと言ってました」
「冗談じゃ」
陛下はスッと真顔に顔を変え、即答した。そんなに怖いのか?ステータス見たこと無いけど、多分強いと思うサヴァ父様でも多くの騎士が守ってる陛下を簡単に殺すことなんて出来ないだろう?
「陛下とサヴァ父様とアルノ父様は仲良しなの?」
「ああ。幼なじみというやつだ」
「腐れ縁とも言うんじゃけど、アルノド、お前「父様」なんて呼ばせているのか!?」
「呼ばせてはいない。呼んでくれているのだ」
「リナ、リナ。儂のこともおじいちゃんと呼んでくれ」
ええーー。なんで?いや、別にいやな訳ではなく。なんでそうなる?だって、あのときは喧嘩を止めるためだし、今はもはや癖になってるからだけどな。
「娘はいないが、この歳では父様なんて歳じゃないし」
本当に最初の威厳は何処へ!!?というか私なんでこんなになつかれてるの?それに陛下に、国王に頭下げられてるの?ただの名前だけだよね?こんなところ見られたら.....
「あの...その前に名前....」
「ああ、そうじゃったな。忘れておった。儂の名は《エルエハド・ヴァプラ・オリウス》だ」
「じゃぁ......エルじぃ」
オリウスはこの国の名前。ヴァプラは国王のミドルネームだ。因に王太子は《イグノル》というミドルネームだ。
陛下に似た人も名前の最初らへんの文字プラスじぃを付けて呼んでたし。呼びやすさ的にこれが一番だろう。
「やっぱり娘にこんか?」
え?なんで?
「おふざけはそこまでにしてください。そろそろじゃないですか?」
「それもそうだな」
呼んでたリキーナンのことかな?でも、なんで私はエルじぃの膝の上に拘束されているんだ?
「それで、アルノド、本当にリナが見つけたのか?」
「はい。そうだよな?」
「うん。ちょっと多いな~って思ったから計算してみたら全然金額が違ってた」
「頭の中で計算したのか?」
「うん。あれぐらいなら....」
だって0を一時的に無くして、計算した後に0を戻せば簡単だし。ただ数字を覚えとくのが苦手なんだよな。だからスキルで電卓使っちゃった。ステータス見たいにスクリーンが出てきてタイプすればすぐ答えが出てくるという便利な.....
「そういえばそれをどこで覚えたんだ?サヴァンは勉強はいっさい教えてないと聞いたが...」
あ....ヤバい。そうでした....サヴァ父様とか母様とかから勉強教えてもらったことがないんだった。仕方ない。
「と、図書館に連れて行ってもらっていた時に、学びました....」
「独学でか!!?」
「うん」
うわ~これ目立つわ。いや、だって地球でも5歳ではかけ算とかしないしね。こっちでは中三ぐらいにやる奴だしね。それを独学でやったなんて信じられないよね。
「う~むこれは...我が息子と同じぐらいに頭が良いのでは?」
「第一王子ですか?」
「ああ。前に超難関の神官になるためのテストを受けさせて、30分足らずで終わらせ、しかも満点。勉強したのは教師から逃げている間だときく」
「それを聞いたときはびっくりしたからな。というか親ばかが発生しているぞ」
「アルノド、お前も口調か素になっているぞ」
第一王子?確か隠し攻略対象だったけ。頭が良くて、剣も扱えるスーパーな王太子。まだ王太子になっていないのかな?まぁ、フィーネ様の侍女をやってれば会うことはあるだろう。
「失礼します。つれてきました」
「おお、ご苦労だったな」
執事が後ろに、多分リキーナンをつれて部屋に入ってきた。さっきの和やかな雰囲気は消え去り、最初に会ったときのような感じになる。プライベートと仕事を分けてる。さすが王様だ。そういえばこっちに産まれてこのかた仕事モードになったことないな。
「失礼します。陛下ぁ。召喚にぃ、応じ、参上いたしましたぁ。リキーナンでございまあす」
ひっ!!き、気持ち悪い!!なにこのなで回すような気持ち悪い声は!!しかも予想道理チビデブの脂ぎった髪の毛少ない金ぴかな奴だ!!ひぃぃ!!
私は声の気持ち悪さに耐えかね、エルじぃの腕にしがみつく。多分これがわかってて、私を拘束してたのだろう。なんか安心する。だって、あいつハキハキした感じじゃなくて、言葉の最後がちょっとあがったり、下がったり、ほんの少しだけのばしたりの気持ち悪い!!
「呼ばれた理由はわかっているな?」
「なんのぉ、こと、でしょうかあ?」
きも!!マジできもい!なんでこんな奴雇ったんだ!!
「これを見るがいい。計算すると、一目でわかるほど、多いぞ!」
「はぁ、たしかに。ですけれでもぉ、私では、ございませえん」
「なんだと?イルーノ!人はつれてきたか?」
「はい。リキーナンの元で働いていた人を全員つれて参りました。隣の部屋に集めております」
「そうか、今いく。アルノド、着いてくるのだ」
私はすっかり蚊帳の外。逃げたいけどエルじぃが離してくれない。
× × ×
「皆の物!リキーナンが騎士団の給料の書類を書いている時のことについてはなせるだけはなせ!」
場所は移動して、隣の部屋。というかでかいわ!この部屋。
「リキーナン様はあの時イーノに書類を書かせて...」
列に並んで、一人一人報告して行く。あれ?なんかおかしい。一人、顔色が悪い。というか最初の人、嘘言ってる。
ーー灰瀬。
『なんだ?』
ーーこの中に魔法をかけられている人はいる?
『ああ。後ろの奴とアルノドの奴と小汚い奴以外は全員かけられてる』
ーーえ?
『ああ。それと下級の無の精霊はあの小汚い奴と契約させられているらしい』
ーーさせられている?
『下級だから力が無く、運悪く捕まったのだろう』
ーー下種野郎だな。それじゃあイーノとか言われている人は?
さっきから全員イーノ、イーノ。イーノが書いてたと言う。受け取りもそうだと言う。
『青ざめている、奴だ。なぜか懐に、金貨が数十枚入っている。多分この職業では稼ぐのに3ヶ月はかかる量だと思う』
因に金貨一枚1万エートだ。
ーー本当に腐ってる!人に罪を着せ....
「なんですかぁ!あなた。こんなに金貨をもってぇ」
リキーナンは顔が青ざめている人、イーノの手をひねる。その反動で、イーノの懐から金貨が数枚落ちてくる。
「あれぇ?あなた、イーノではないですかぁ。平民の」
平民。貴族の中では一番くらいの低い地位。なるほどッ、地位が無くて、貧しい平民なら身代わりにできやすいとッ!この下等生物が!同じ人間だとは思いたくもない。
「陛下。どうやらぁ、この平民が、やっていたみたいで、すぅ」
リキーナンはそのまま床にイーノを放り投げる。それを騎士が取り押さえる。見たところそんなに力は加えてないみたいだけど。
「本当か?」
「違います!陛下!!私はやっておりません!いつの間にか金貨が入っていたのです!」
「見苦しい言い訳はやめなさい!!この犯罪者!!」
「ガッ!!」
リキーナンはイーノの顔面をける。口の中が切れたのか、血が綺麗な絨毯に垂れる。
「は!陛下、もうしわけありませえん。ついカッとぉ。おい!たて!」
「まって!」
「!なんだぁ?このガキ!」
私は思わず、イーノとやらをかばう。私は一番冤罪というのがきらいだ。というか私に気がついてなかったのか!エルじぃ膝の上にいたのに!このごまする屑野郎!
「やめろ!リキーナン!!リナに指一本でも触れるな!」
おう、エルじぃが怒った。リキーナンは青ざめ、下がる。
「どうしたのだ?リナ?」
私はまた、エルじぃに抱きかかえられる。アルノ父様からの視線が痛い。無茶をするなと言いたいのだろう。
「この人は犯人ではありません!」
「なぜじゃ?」
「灰瀬!翡翠!」
この際精霊王と契約していることがばれるなんてことどうでも良い!
「この二人が教えてくれたのです」
二人はほかの人が見えるようにして、エルじぃ達の前に現れた。
ーーーーー
なんか最近HOTの上位ランキングのジャンルが結構変わるの早い。ファンタジーだったり恋愛だったり。
この作品も大賞に応募してるから、皆見るか、当選してね☆(棒&無表情&死んだ目)byリナ
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「陛下がおいでになります」
なんで私はこんなところにいるんだろうか?さっきまでアルノ父様の執務室にいたはずじゃぁ……そして何より私はメイド服着てる私はアルノ父様の膝の上だ!!アルノ父様はちゃんと正装してるのに!これから王様が来るんだよね?ね!?
「緊張しなくてもいい」
「け、けど……私のような者が……」
「リナのことはサヴァンの娘と陛下は知っている。ただの侍女ではない」
そ、そうだとしても…いきなりは……というかサヴァ父様の娘と知ってるからって.....どれだけ権力がおありで?
「アルノド。いきなり呼んでどうした?」
おふっ!この世界はいい声の人がいっぱいいらっしゃる!声フェチになりそうなぐらいいい声です!
入ってきたのは髪が白い50歳ぐらいの人だった。けど、田舎のおっちゃんみたいな親しみやすさは全くなくて、それはもう上に立つ人の風格が……
「はい。騎士師団の給料請求額についてですが…」
あははは……さすが王宮のお茶おいしい~。どこの茶葉つかってるんだろう。
私はこの時現実逃避しまくっていた。王様に挨拶しないといけないのはわかるんだけど、なんかいきなり話始めてるし…挨拶はいらないよね……うん。私蚊帳の外~~。
「イルーノ。すぐにリキーナンを呼べ」
イルーノは多分さっき外に出た執事のことだろう。リキーナンは多分金額を請求ともに管理している人だと思う。だって文字並び替えると「ナリキン」だし。名は体を表すってね。というかイルーノ執事はこの部屋に居ないんだけども、どこに向かって命令してるのかな?
「それで、君がサヴァンの娘、リナかね?」
「!....失礼しました。お初にお目にかかります。陛下。私はサヴァン・サンセットの一人娘。リナ・サンセットと申します。いごお見知りおきを」
お茶に夢中で最初誰に言ってるのかわからなかったわ。失礼だけど、いきなり話しかけてこないでほしい。心臓に悪い。因に私はまだアルノ父様の膝の上だ。アルノ父様が私を固定してたてない。失礼だけど、頭を下げるだけにした。
不敬罪にはならないだろう。だって陛下はアルノ父様の固定している手を見て苦笑してたし。
「そんなにかしこまらなくていいい。私には娘がいないからな。サヴァンの娘で、アルノドが過保護に保護しているらしいからな、私も娘のように扱いたいのだ」
ぽわっ。うわ~この人の近く落ち着くね...最初は王者の風格があって、田舎のおっちゃんみたいじゃ無いって言ってたけど、これは....これで、孫に甘いおじいちゃんみたいだ。雰囲気が変わったと言ったら正しいだろうか?
....話が違うし、今更なんだけど、私って数えられるほどしか知り合いが居ないような....
「こっちに来てみるか?」
陛下は自分の膝を叩く。う~ん。ここは子供らしくした方が良いのかな?陛下の膝の上なんて恐れ多いけど。なんか、さっきの会話とも言えない短い会話だけど、あの人に似てる気がする。よく前に助けてもらったおじいちゃんに。それに陛下の目が...
「うん」
私はアルノ父様の膝の上から降りて、陛下に近づく。アルノ父様はこのときは拘束しないでくれた。なんか微妙な顔してたけどね!!そこはあえてスルー!
そして、ちょっとまだ私には高いソファーを上って、陛下の膝に座る。陛下はどんな顔をしているのかと思って上を見ると、
「あの、陛下?」
「はっ!!いや、すまぬ。つい嬉しくてな」
一瞬で戻ったけど、すごく顔が.......言わないでおこう。
「サヴァンめ。こんなかわいらしい娘を...!儂には娘出来なかったんだぞ!」
「うちの天使はフィーネとリナです」
「なぜおぬしも娘がいるのじゃ!儂は欲しくても出来なかったんだぞ!」
「しりません」
二回言ったね。陛下は娘が欲しかったのか。アルノ父様陛下に冷たい。そういえば昔の数少ない仲間の一人に親馬鹿が居たな。もう娘LOVEがヤバかった奴。
「陛下。大丈夫?」
「.....うむ!!」
返事良いね!怒ってなかった?威厳あるお姿は?
「可愛い。儂もこんな娘が欲しかったのじゃ。本当の娘にならぬか?」
「それはやめておいた方が良いかと。サヴァンが殺気をまき散らしながら利用したり、戸籍移動したり、勝手に婚約者決めたならぶっ殺すと言ってました」
「冗談じゃ」
陛下はスッと真顔に顔を変え、即答した。そんなに怖いのか?ステータス見たこと無いけど、多分強いと思うサヴァ父様でも多くの騎士が守ってる陛下を簡単に殺すことなんて出来ないだろう?
「陛下とサヴァ父様とアルノ父様は仲良しなの?」
「ああ。幼なじみというやつだ」
「腐れ縁とも言うんじゃけど、アルノド、お前「父様」なんて呼ばせているのか!?」
「呼ばせてはいない。呼んでくれているのだ」
「リナ、リナ。儂のこともおじいちゃんと呼んでくれ」
ええーー。なんで?いや、別にいやな訳ではなく。なんでそうなる?だって、あのときは喧嘩を止めるためだし、今はもはや癖になってるからだけどな。
「娘はいないが、この歳では父様なんて歳じゃないし」
本当に最初の威厳は何処へ!!?というか私なんでこんなになつかれてるの?それに陛下に、国王に頭下げられてるの?ただの名前だけだよね?こんなところ見られたら.....
「あの...その前に名前....」
「ああ、そうじゃったな。忘れておった。儂の名は《エルエハド・ヴァプラ・オリウス》だ」
「じゃぁ......エルじぃ」
オリウスはこの国の名前。ヴァプラは国王のミドルネームだ。因に王太子は《イグノル》というミドルネームだ。
陛下に似た人も名前の最初らへんの文字プラスじぃを付けて呼んでたし。呼びやすさ的にこれが一番だろう。
「やっぱり娘にこんか?」
え?なんで?
「おふざけはそこまでにしてください。そろそろじゃないですか?」
「それもそうだな」
呼んでたリキーナンのことかな?でも、なんで私はエルじぃの膝の上に拘束されているんだ?
「それで、アルノド、本当にリナが見つけたのか?」
「はい。そうだよな?」
「うん。ちょっと多いな~って思ったから計算してみたら全然金額が違ってた」
「頭の中で計算したのか?」
「うん。あれぐらいなら....」
だって0を一時的に無くして、計算した後に0を戻せば簡単だし。ただ数字を覚えとくのが苦手なんだよな。だからスキルで電卓使っちゃった。ステータス見たいにスクリーンが出てきてタイプすればすぐ答えが出てくるという便利な.....
「そういえばそれをどこで覚えたんだ?サヴァンは勉強はいっさい教えてないと聞いたが...」
あ....ヤバい。そうでした....サヴァ父様とか母様とかから勉強教えてもらったことがないんだった。仕方ない。
「と、図書館に連れて行ってもらっていた時に、学びました....」
「独学でか!!?」
「うん」
うわ~これ目立つわ。いや、だって地球でも5歳ではかけ算とかしないしね。こっちでは中三ぐらいにやる奴だしね。それを独学でやったなんて信じられないよね。
「う~むこれは...我が息子と同じぐらいに頭が良いのでは?」
「第一王子ですか?」
「ああ。前に超難関の神官になるためのテストを受けさせて、30分足らずで終わらせ、しかも満点。勉強したのは教師から逃げている間だときく」
「それを聞いたときはびっくりしたからな。というか親ばかが発生しているぞ」
「アルノド、お前も口調か素になっているぞ」
第一王子?確か隠し攻略対象だったけ。頭が良くて、剣も扱えるスーパーな王太子。まだ王太子になっていないのかな?まぁ、フィーネ様の侍女をやってれば会うことはあるだろう。
「失礼します。つれてきました」
「おお、ご苦労だったな」
執事が後ろに、多分リキーナンをつれて部屋に入ってきた。さっきの和やかな雰囲気は消え去り、最初に会ったときのような感じになる。プライベートと仕事を分けてる。さすが王様だ。そういえばこっちに産まれてこのかた仕事モードになったことないな。
「失礼します。陛下ぁ。召喚にぃ、応じ、参上いたしましたぁ。リキーナンでございまあす」
ひっ!!き、気持ち悪い!!なにこのなで回すような気持ち悪い声は!!しかも予想道理チビデブの脂ぎった髪の毛少ない金ぴかな奴だ!!ひぃぃ!!
私は声の気持ち悪さに耐えかね、エルじぃの腕にしがみつく。多分これがわかってて、私を拘束してたのだろう。なんか安心する。だって、あいつハキハキした感じじゃなくて、言葉の最後がちょっとあがったり、下がったり、ほんの少しだけのばしたりの気持ち悪い!!
「呼ばれた理由はわかっているな?」
「なんのぉ、こと、でしょうかあ?」
きも!!マジできもい!なんでこんな奴雇ったんだ!!
「これを見るがいい。計算すると、一目でわかるほど、多いぞ!」
「はぁ、たしかに。ですけれでもぉ、私では、ございませえん」
「なんだと?イルーノ!人はつれてきたか?」
「はい。リキーナンの元で働いていた人を全員つれて参りました。隣の部屋に集めております」
「そうか、今いく。アルノド、着いてくるのだ」
私はすっかり蚊帳の外。逃げたいけどエルじぃが離してくれない。
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「皆の物!リキーナンが騎士団の給料の書類を書いている時のことについてはなせるだけはなせ!」
場所は移動して、隣の部屋。というかでかいわ!この部屋。
「リキーナン様はあの時イーノに書類を書かせて...」
列に並んで、一人一人報告して行く。あれ?なんかおかしい。一人、顔色が悪い。というか最初の人、嘘言ってる。
ーー灰瀬。
『なんだ?』
ーーこの中に魔法をかけられている人はいる?
『ああ。後ろの奴とアルノドの奴と小汚い奴以外は全員かけられてる』
ーーえ?
『ああ。それと下級の無の精霊はあの小汚い奴と契約させられているらしい』
ーーさせられている?
『下級だから力が無く、運悪く捕まったのだろう』
ーー下種野郎だな。それじゃあイーノとか言われている人は?
さっきから全員イーノ、イーノ。イーノが書いてたと言う。受け取りもそうだと言う。
『青ざめている、奴だ。なぜか懐に、金貨が数十枚入っている。多分この職業では稼ぐのに3ヶ月はかかる量だと思う』
因に金貨一枚1万エートだ。
ーー本当に腐ってる!人に罪を着せ....
「なんですかぁ!あなた。こんなに金貨をもってぇ」
リキーナンは顔が青ざめている人、イーノの手をひねる。その反動で、イーノの懐から金貨が数枚落ちてくる。
「あれぇ?あなた、イーノではないですかぁ。平民の」
平民。貴族の中では一番くらいの低い地位。なるほどッ、地位が無くて、貧しい平民なら身代わりにできやすいとッ!この下等生物が!同じ人間だとは思いたくもない。
「陛下。どうやらぁ、この平民が、やっていたみたいで、すぅ」
リキーナンはそのまま床にイーノを放り投げる。それを騎士が取り押さえる。見たところそんなに力は加えてないみたいだけど。
「本当か?」
「違います!陛下!!私はやっておりません!いつの間にか金貨が入っていたのです!」
「見苦しい言い訳はやめなさい!!この犯罪者!!」
「ガッ!!」
リキーナンはイーノの顔面をける。口の中が切れたのか、血が綺麗な絨毯に垂れる。
「は!陛下、もうしわけありませえん。ついカッとぉ。おい!たて!」
「まって!」
「!なんだぁ?このガキ!」
私は思わず、イーノとやらをかばう。私は一番冤罪というのがきらいだ。というか私に気がついてなかったのか!エルじぃ膝の上にいたのに!このごまする屑野郎!
「やめろ!リキーナン!!リナに指一本でも触れるな!」
おう、エルじぃが怒った。リキーナンは青ざめ、下がる。
「どうしたのだ?リナ?」
私はまた、エルじぃに抱きかかえられる。アルノ父様からの視線が痛い。無茶をするなと言いたいのだろう。
「この人は犯人ではありません!」
「なぜじゃ?」
「灰瀬!翡翠!」
この際精霊王と契約していることがばれるなんてことどうでも良い!
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更新ミスがありました。
3.16公開の77の本文が78の内容になっていました。
本日78を公開するにあたって気付きましたので、77を正規の内容に変え、78を公開しました。
大変失礼いたしました。77から再度お読みいただくと話がちゃんとつながります。
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
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