3 / 53
一章:転生しちゃった
1
しおりを挟む
「オギャー!オギャー!」
産まれました!私!ハッピーバースデー。
私はただいま美人な女性に抱きかかえられています。そしてみなさんお察しの通り、この度転生いたしました。はい。テンプレですね。というか飽きましたよね。
まぁそれは置いておいて、今は母親と父親らしき人がいるのですが、何故かそんなに喜んでくれてません。
「女の子……」
「申し訳ありません。女の子だなんて…」
なんで女の子だから残念がってるの!ねぇなんで!自分で言うのもなんだが、女の子って可愛いじゃん!ていうか私今世も女だ!って当たり前か。転生する前に自分で作ったもんね。何を作ったかって?それは勿論自分の容姿プラス、ステータス!
ちなみにステータスは偽装できるし、封印もできる。これで化け物とか騒がれないね!化け物って言われたくないし。
「良いんだ。よくやった。まずステータスを見よう」
私の父親らしき人が水晶を持って来て、私に触れさせる。そしてピカッと一瞬光る。そして目の前に透明なスクリーンが出て来た。
--------
名前未設定
年齢:0
HP:3
MP:2
腕力:1
速さ:1
知能:10
スキル:無し
加護:無し
--------
おお~!これが噂のステータス!それにちゃんと封印されてる!知能は少し高くしたけど赤ん坊は大体これぐらいじゃね?
そう得意げに思って、父の顔を見る。え?さらになんで絶望した顔を!?もうお通やみたいになってる!
「これは…普通の赤ん坊より十分の一しかない……知識は高いですが。」
横に控えていたメイド服の人がステータスを覗き、言った。
なんでー!?赤ん坊最低でも今の十倍のステータスだトォ!他の者よりは知識は高いらしいが。どうしよう。封印を外すことはできるが、まだこの体には負担がかかる。一度封印を使うとそれを基準に成長するごとに、ステータスが上がる。じゃあこの状態って私無能! というか神!この世界の常識教えとけ!
「申し訳ありません!ルーカス様!」
母親が泣き出した。父親はルーカスと言うらしい。というか、出産したばかりなのに良くやる。普通は疲れすぎて、ぶっ倒れるって聞いたんだけどな。それにしてもなんで泣くかなぁ。
「ユリアンナ。もう休め。このことは後で話そう」
父が母をいたわる。これって私お邪魔虫じゃないか……。ごめんなさいこんな状態で生まれて来て……母の心を折っちゃったよ。まだ生まれて数分しか経ってないのに。生まれて数分で母の心を追ったなんて世界で私だけだろうな。
そのあと使用人に抱えられて私は他の部屋に移された。移動してる間に家を見たが、物凄く広いし豪華。もしかすると貴族ですか?ちょっとワクワク。
連れてこられた部屋も超豪華。産まれたばかりでまだ何もできないが、頑張って育とう。そうしようか。
そう考えてると使用人らしき人達が話し始めた。この世界の使用人は噂が好きなようだな。多分。この2人しか見てないから多分だけど。
「おかわいそうに。奥様。体が弱いのにやっと子供ができたと思ったら。他の者より低いステータスの上に女の子だなんて」
「次期当主が居ない家としては相当ショックだったでしょう」
「ルーカス様はこの子に平民落ちの処分にするらしいです」
「まあ!そうなの!産まれたばかりなのに未来が決まるなんて…」
平民落ちだと!まあそれなら良いけど、何故だ?でも今?じゃないよね……そこらへんに捨てられたら私生きてけない。生後2時間もない私が!
「14歳に平民にならなくちゃいけないなんて」
ほっ。よかった。14歳までは大丈夫だ。理由はあれだろう家を継げないからとステータスが低いせいだろう。そうこうしているうちに、使用人達は、私が眠ったと思い、部屋から出ていった。
---------
直し完了。たまに付け足すかもr
産まれました!私!ハッピーバースデー。
私はただいま美人な女性に抱きかかえられています。そしてみなさんお察しの通り、この度転生いたしました。はい。テンプレですね。というか飽きましたよね。
まぁそれは置いておいて、今は母親と父親らしき人がいるのですが、何故かそんなに喜んでくれてません。
「女の子……」
「申し訳ありません。女の子だなんて…」
なんで女の子だから残念がってるの!ねぇなんで!自分で言うのもなんだが、女の子って可愛いじゃん!ていうか私今世も女だ!って当たり前か。転生する前に自分で作ったもんね。何を作ったかって?それは勿論自分の容姿プラス、ステータス!
ちなみにステータスは偽装できるし、封印もできる。これで化け物とか騒がれないね!化け物って言われたくないし。
「良いんだ。よくやった。まずステータスを見よう」
私の父親らしき人が水晶を持って来て、私に触れさせる。そしてピカッと一瞬光る。そして目の前に透明なスクリーンが出て来た。
--------
名前未設定
年齢:0
HP:3
MP:2
腕力:1
速さ:1
知能:10
スキル:無し
加護:無し
--------
おお~!これが噂のステータス!それにちゃんと封印されてる!知能は少し高くしたけど赤ん坊は大体これぐらいじゃね?
そう得意げに思って、父の顔を見る。え?さらになんで絶望した顔を!?もうお通やみたいになってる!
「これは…普通の赤ん坊より十分の一しかない……知識は高いですが。」
横に控えていたメイド服の人がステータスを覗き、言った。
なんでー!?赤ん坊最低でも今の十倍のステータスだトォ!他の者よりは知識は高いらしいが。どうしよう。封印を外すことはできるが、まだこの体には負担がかかる。一度封印を使うとそれを基準に成長するごとに、ステータスが上がる。じゃあこの状態って私無能! というか神!この世界の常識教えとけ!
「申し訳ありません!ルーカス様!」
母親が泣き出した。父親はルーカスと言うらしい。というか、出産したばかりなのに良くやる。普通は疲れすぎて、ぶっ倒れるって聞いたんだけどな。それにしてもなんで泣くかなぁ。
「ユリアンナ。もう休め。このことは後で話そう」
父が母をいたわる。これって私お邪魔虫じゃないか……。ごめんなさいこんな状態で生まれて来て……母の心を折っちゃったよ。まだ生まれて数分しか経ってないのに。生まれて数分で母の心を追ったなんて世界で私だけだろうな。
そのあと使用人に抱えられて私は他の部屋に移された。移動してる間に家を見たが、物凄く広いし豪華。もしかすると貴族ですか?ちょっとワクワク。
連れてこられた部屋も超豪華。産まれたばかりでまだ何もできないが、頑張って育とう。そうしようか。
そう考えてると使用人らしき人達が話し始めた。この世界の使用人は噂が好きなようだな。多分。この2人しか見てないから多分だけど。
「おかわいそうに。奥様。体が弱いのにやっと子供ができたと思ったら。他の者より低いステータスの上に女の子だなんて」
「次期当主が居ない家としては相当ショックだったでしょう」
「ルーカス様はこの子に平民落ちの処分にするらしいです」
「まあ!そうなの!産まれたばかりなのに未来が決まるなんて…」
平民落ちだと!まあそれなら良いけど、何故だ?でも今?じゃないよね……そこらへんに捨てられたら私生きてけない。生後2時間もない私が!
「14歳に平民にならなくちゃいけないなんて」
ほっ。よかった。14歳までは大丈夫だ。理由はあれだろう家を継げないからとステータスが低いせいだろう。そうこうしているうちに、使用人達は、私が眠ったと思い、部屋から出ていった。
---------
直し完了。たまに付け足すかもr
21
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢の慟哭
浜柔
ファンタジー
前世の記憶を取り戻した侯爵令嬢エカテリーナ・ハイデルフトは自分の住む世界が乙女ゲームそっくりの世界であり、自らはそのゲームで悪役の位置づけになっている事に気付くが、時既に遅く、死の運命には逆らえなかった。
だが、死して尚彷徨うエカテリーナの復讐はこれから始まる。
※ここまでのあらすじは序章の内容に当たります。
※乙女ゲームのバッドエンド後の話になりますので、ゲーム内容については殆ど作中に出てきません。
「悪役令嬢の追憶」及び「悪役令嬢の徘徊」を若干の手直しをして統合しています。
「追憶」「徘徊」「慟哭」はそれぞれ雰囲気が異なります。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
過程をすっ飛ばすことにしました
こうやさい
ファンタジー
ある日、前世の乙女ゲームの中に悪役令嬢として転生したことに気づいたけど、ここどう考えても生活しづらい。
どうせざまぁされて追放されるわけだし、過程すっ飛ばしてもよくね?
そのいろいろが重要なんだろうと思いつつそれもすっ飛ばしました(爆)。
深く考えないでください。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【12月末日公開終了】これは裏切りですか?
たぬきち25番
恋愛
転生してすぐに婚約破棄をされたアリシアは、嫁ぎ先を失い、実家に戻ることになった。
だが、実家戻ると『婚約破棄をされた娘』と噂され、家族の迷惑になっているので出て行く必要がある。
そんな時、母から住み込みの仕事を紹介されたアリシアは……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる