転生したお嬢様は〇〇〇!!

ゆう

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【番外編】雨の日のお茶会

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それはある平凡な日の何気ない言葉から出た事がきっかけだった。



『ティーンって兄弟とかいるの?』


前世では兄弟などには興味持たず、

クロがこの世界に来てからも余り同族の兄弟たちには合わせてもらえなかった為にタヌキ族の小さな子供をふと思い出して何気なく言った事だった。



『そりゃ……鬼って子だくさんだからいっぱいいるよーー??』


『えっ……いいな…』

『……今度、僕らのお茶会に招待する?』

『えっ……いいの?』


クロのキラキラと輝く目にティーンは断りきれず『うん』と気づいたら言ってしまっていたティーンはお茶会を楽しみに期待するクロを裏切る事が出来ず珍しく森を降りた。




『お茶会来ない?』

『肉?』

『肉ある?』

もちろん、鬼の食べるものはこってりと脂ののったガッツリお肉のみだった。


その為にティーンのようにお菓子だと育ち盛りの鬼の子たちはわざわざ森まで行くことないよね?と言うところで終わるために中々、集まることはなかった。



そして……


『ごめん……』


お茶会の当日、誰も呼ぶことは出来ず
気候も『雨』で残念なお茶会となった。


『こんなはずでは……』

『ティーン……雨の日のお茶会も中々、風があってとてもいいね』

『あっ……うん』




『……パンケーキ』

『えっ?』

『パンケーキ……次の晴れた日はパンケーキ食べたい。ティーンのスペシャルなパンケーキ』

『あっ……パンケーキ』


『うん!絶対作ってよ?』



どんよりしていたお茶会はクロの少し食い意地の入った一言で消された。



『またパンケーキ??』



その日は雨日和。
心は日向なそんな何気ないひと時だった。


そして、コレは新たな人生をはじめたクロのちょっとした大切な思い出の1ページ。













『って事が前あったよね?』

『あったね……クロ……パンケーキどれだけ食べたいんだよ……って内心ずっと思ってた』


『やっぱ?』

『うん……』


『ティーンのパンケーキ美味しいのが悪い』

『なんだそれ……』





そして今日も旅をしながら何気ないひと時を過ごすふたりただった。


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