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Op.1 Overture ーその始まりー
第二楽章(後編)
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翌日はHRでの自己紹介にテストが国数英の三科目。休学していたことは殊の外注目されずに済んだ。
テストの難易度は大したものではなかった。その後は昼食を挟んで部紹介となっていた。参加義務はないが(なんせ無所属だ。)放課では無かったし、自習しているのも退屈だから見に行ってみることにした。今年度の新入生320人に、ここぞとばかりに各部が紹介をする。
今年からは練習設備の拡充に伴いレベルアップが期待される、と野球部。
年々人数が減っていると窮状を嘆くハンドボール部。
ひたすら『青春』をアピールするテニス部。
曲芸のようなゴールを連発し、多くを語らずして人気を狙うバスケットボール部。
…諦めがちな剣道部と卓球部。
他の部を見下すかのように紹介をせず司会のアナウンスが軽く呼びかけるだけのサッカー部が運動部を締め括った。
文化部の先頭は化学部。コロイドの電気泳動を大きな装置で見せ、観客をざわめかせた。
流行りのPOPsにのせて紹介文を述べる弦楽部。
その後は暫く退屈な紹介が続いた。半分以上の生徒が睡魔に襲われていた。
伴奏者も是非と訴えるコーラス部。今までは他の部から助っ人を呼んでいた。
トリを飾るのが吹奏楽部だった。
今まで気づかなかったが指揮者が変わっている。どうやら顧問が今年度から変わったようだ。よく見ると今まで副顧問を務めていた国語教師だった。
喜歌劇『軽騎兵』のファンファーレが鳴り響く。人数は二、三年で50いないくらいか。完成度はお粗末なものだが。そのまま序曲をバックに紹介文が述べられる。変わり映えのない退屈な紹介だった。
紹介が終わって教室に戻り、SHRが終わると放課となった。
そのまま帰ろうとすると、山城に声を掛けられた。
「黒木君、よかったら吹奏楽部来ない?」
どうやら別団体に所属している(又はいた)と思われていたらしい。そんな訳無いのだが。
いずれにせよ、
「入るつもりはな…」
「行こっ!」
言い終わる前に引っ張られた。為す術なく連行される。
「先輩!二年から経験者一人連れてきましたあ!」
呆気にとられる二、三年たち。三年生の表情が動こうとしたその刹那、
「離せッ!」
山城の手を思いっきり振り解いて走った。そのまま自転車に乗って急いで逃げるように門を出た。
あの場所にいる資格は、俺には無い。
テストの難易度は大したものではなかった。その後は昼食を挟んで部紹介となっていた。参加義務はないが(なんせ無所属だ。)放課では無かったし、自習しているのも退屈だから見に行ってみることにした。今年度の新入生320人に、ここぞとばかりに各部が紹介をする。
今年からは練習設備の拡充に伴いレベルアップが期待される、と野球部。
年々人数が減っていると窮状を嘆くハンドボール部。
ひたすら『青春』をアピールするテニス部。
曲芸のようなゴールを連発し、多くを語らずして人気を狙うバスケットボール部。
…諦めがちな剣道部と卓球部。
他の部を見下すかのように紹介をせず司会のアナウンスが軽く呼びかけるだけのサッカー部が運動部を締め括った。
文化部の先頭は化学部。コロイドの電気泳動を大きな装置で見せ、観客をざわめかせた。
流行りのPOPsにのせて紹介文を述べる弦楽部。
その後は暫く退屈な紹介が続いた。半分以上の生徒が睡魔に襲われていた。
伴奏者も是非と訴えるコーラス部。今までは他の部から助っ人を呼んでいた。
トリを飾るのが吹奏楽部だった。
今まで気づかなかったが指揮者が変わっている。どうやら顧問が今年度から変わったようだ。よく見ると今まで副顧問を務めていた国語教師だった。
喜歌劇『軽騎兵』のファンファーレが鳴り響く。人数は二、三年で50いないくらいか。完成度はお粗末なものだが。そのまま序曲をバックに紹介文が述べられる。変わり映えのない退屈な紹介だった。
紹介が終わって教室に戻り、SHRが終わると放課となった。
そのまま帰ろうとすると、山城に声を掛けられた。
「黒木君、よかったら吹奏楽部来ない?」
どうやら別団体に所属している(又はいた)と思われていたらしい。そんな訳無いのだが。
いずれにせよ、
「入るつもりはな…」
「行こっ!」
言い終わる前に引っ張られた。為す術なく連行される。
「先輩!二年から経験者一人連れてきましたあ!」
呆気にとられる二、三年たち。三年生の表情が動こうとしたその刹那、
「離せッ!」
山城の手を思いっきり振り解いて走った。そのまま自転車に乗って急いで逃げるように門を出た。
あの場所にいる資格は、俺には無い。
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