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聖レスク学園
エピローグ
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騒ぎが大きくなったため、大人の介入があった。
噂話、第三王子と公爵令嬢の関係修復が不可能な仲。
「まるで、お話の舞台みたいになったわね」
ミミカがため息を吐く。図書館から出た庭で3人放課後で噂話をしていた。
「じゃあ、王様が間に入ったの?」
「まあ、親だし」
キースは気軽に言うが、王様を巻き込んだ展開の大きさに驚く。
発端は、私だ。
「そんな国まで大きく関わる展開なんて望んでない」
「そうね、国家転覆?」
私は物騒な言葉を言うミミカの口に、クッキーを入れた。
「まあ、あの2人の衝突は教師からも伝わってたと思うし
教師を使って押し退けたのはやり過ぎ。王子の方も圧力をかけて回った印象は、最悪。」
遅からず、何か変更はあったのだろうとキースの分析で締め括られた。
『第三王子と公爵令嬢の婚約は破棄』
2人はこの学園に来ることはなく、それぞれ違う国に留学という形になった。
令嬢達と取り巻きがどうなったかは知らない。
もう絡んでくることはないだろう、ということくらいだ。
「お待たせ」
「待ってたダーリン」
マイキーと寄りを戻した。ミミカが許した形だ。
これから、ダブルデートというものの企画を4人でする。
庭は穏やかな木漏れ日が降り注ぐ。これからの学園生活は、騒動の渦中になど巻き込まれず、静かなものになるだろう。
幼馴染との恋がどうなるかは、卒業までに考えれば良い。
今は、キースへの弁当作りに愛情を込めて、学園生活を謳歌しようと思う。
<エンド>
噂話、第三王子と公爵令嬢の関係修復が不可能な仲。
「まるで、お話の舞台みたいになったわね」
ミミカがため息を吐く。図書館から出た庭で3人放課後で噂話をしていた。
「じゃあ、王様が間に入ったの?」
「まあ、親だし」
キースは気軽に言うが、王様を巻き込んだ展開の大きさに驚く。
発端は、私だ。
「そんな国まで大きく関わる展開なんて望んでない」
「そうね、国家転覆?」
私は物騒な言葉を言うミミカの口に、クッキーを入れた。
「まあ、あの2人の衝突は教師からも伝わってたと思うし
教師を使って押し退けたのはやり過ぎ。王子の方も圧力をかけて回った印象は、最悪。」
遅からず、何か変更はあったのだろうとキースの分析で締め括られた。
『第三王子と公爵令嬢の婚約は破棄』
2人はこの学園に来ることはなく、それぞれ違う国に留学という形になった。
令嬢達と取り巻きがどうなったかは知らない。
もう絡んでくることはないだろう、ということくらいだ。
「お待たせ」
「待ってたダーリン」
マイキーと寄りを戻した。ミミカが許した形だ。
これから、ダブルデートというものの企画を4人でする。
庭は穏やかな木漏れ日が降り注ぐ。これからの学園生活は、騒動の渦中になど巻き込まれず、静かなものになるだろう。
幼馴染との恋がどうなるかは、卒業までに考えれば良い。
今は、キースへの弁当作りに愛情を込めて、学園生活を謳歌しようと思う。
<エンド>
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