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世界観

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かつて、


この地に神のお気に入りが生まれた。

その子達は
神の姿を得たが、争いが起こる。

獣のようだと忌非され、神はお隠れになった。

そして言葉通りに、獣の形になってしまったのだ。




残された者たちは世界の各地に散り


と呼ばれるようになる。


神を模した人という姿と、獣の特徴が宿った獣人の世界


~~~

獣人は、普段は人の形をしている。

魔力によって、獣の耳が出る。
小さな頃は、獣体になりやすく

成人となれば、獣体になれるのも少なくなる。

魔力が乱れれる幼少期とは違い、成体では魔力の扱いや量が安定するためだ。



この世界は、獣性と呼ばれる獣の性質は親から子に伝わる。
同じ特徴の獣人で集まって過ごしており、魔物の脅威から群を守るうちに

特有の能力も鍛えられ、使える者も出た。



国もできた。
ここは、獅子の王が治める国。

集落や他国との鍔迫り合いもある。
その対抗に、兵力を蓄え豊かになった。

強さを競い合う国民性や本能から、
色事もオープンな性格のものが多い、おおらなかな国


しかし、毛色

“黒”は忌非される。


はるか昔、神々がまだ地上に現れた頃の“黒い獣”の伝説の影響だ。


その、大地への傷跡は恐ろしく


“災いの黒”と畏れられ

魔力が大きく威圧するため、
嫌われる。



命を脅かされるのは弱い者と
黒を持つ異端な者?


いいや、強さを求める者に、命の輝きは尽きはしない。





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