【完結】王の仕事は、生け贄です。

BBやっこ

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一触即発

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王城へと軍団が進む。

“罠か?”

そう思われたが、それを跳ね除けられる力、自負があった。
進軍し、この国との武力衝突は必至。



王座に、簡単な武装をした男がいた。


「王だけ残るとは、殊勝なことだな?」

魔王は先に話しかけ、先制する。

王座に座る男は“女ながらに魔王“と言葉が思い浮かぶのは、
自身の国では女がトップである事がなかなか難しいからか。

「よく来たな」
この国の王は、堂々と魔王とその軍団に声を発した。

「よくぞ一人で迎えたものだ。その豪胆さ、好ましい。」

「褒められて、悪い気はしねえな?」

確実に何か策があるのだろう。兵達も油断してはいない。
その剣か?飾りのような鎧にどんな効果があるのか。

男の出方を見た。
「文官達は仕事があるっていなくなるし、騎士は王を守るのが仕事だろ?
なのに居ないってどーよ?」


“なんかおかしい”
そう軍団の長達さえ、思った。


「王の仕事?有事に最初、首を差し出すんだってなこれが!」

やけっぱちなこの男が王とは、思えなかった。
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