【完結】王の仕事は、生け贄です。

BBやっこ

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会談

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これでは、兵での鎮圧も難しい。
魔王は、対話をすることにした。情報が欲しい。

影武者では?
と訝しぶ者。

辺りの警戒に王座の間から、城を探索するも下働きらしき初老の男に挨拶された。

「どーもお。」
「ああ。」

なんと気の抜ける。それでも。兵士は油断なく配置された。

「人がいない。」

団長の報告に、魔王が男に問いかける。
「どういうことだ?」

「どうもこうも、そのままだ。城からみんな出て、俺があんたらをお出迎えの役目。」
「この国は、危ういのか?」

王を守る者もいない、王座に残るただ一人の男。まともな国として成り立っているとは思えない。

「別にー、あんたら迎え撃つ気がなくてぇみんな退避しただけー。」


魔王は、男の言葉を『真実ではあるだろうが、全てではない。』と判断した。

「あんた達は、なんでこの国を攻めてきたんだ?」

「我が国の民を、攫った奴がいる。」
「それ、うちの国?」

「分からん。」

国交もない国へ進軍した理由は、侵略ではない。
それなら、こう提案できる。

「なら、協力関係を築けないか?うちは商人の繋がりもあるし
身軽なやつが多いから、情報収集も速い。」


「ソナタにそんな力があると?人が従うか?」

「だいじょーぶ。任せな!」


結果、武力の衝突もなく国との協力関係が結べた。
この国の力は、情報戦。食えない人物達を束ね、王とされた男が王座に座る。

「まあ、情報が必要なのはわかるけどさー。俺を独り城に残して
武装集団を迎え入れるって、寿命が縮むわ。」

そのためだけに、王として我々を迎え入れた。
結果だけ見れば、武力を使わず互いの利益を得られた。

この国は、制圧されることなく
我々は、救出と制裁ができた。しかし、魔王として気になる。


「王の威厳とは?」

「最初に切り込んでいく心意気。」

まあ、生き残る力はあるのだろう。剣だこに気性は、長生きしそうだ。
魔王は、この男が、この国の王なのだと納得した。

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