3 / 4
放逐王子と腹黒女の到来【後編】
しおりを挟む
「王子様が見られるかも!」
っと世間の女の子は黄色い声を上げ
「稀代の悪女だってよ」
「元平民なら、知ってる子か?」
「知ってるー!可愛い子だよ~」
なんて、
喫茶店にくるお客さんが号外の内容に花を咲かせる。
乙女ゲームのキャラ設定を思い出した。
馬鹿正直な第一王子
やることなす事、空回るタイプ
”金髪碧眼の穏やかな微笑み“
ヒロインは誰にでも愛想を振りまく馴れ馴れしい女
現実ではお友達になれないよね。乙女ゲーム仕様
“小悪魔なロリータ”だ。
そう、R18展開はなく健全なゲームだった。
あ!中学生設定だっけ。
ーと今世の年齢とヒロインの年齢が同じ歳なのを今更、思い出す。
ゲームのキャラは学生の身分だが、
わたしはもう一人前なのだよ!父母から自立できている。
うがい薬で資金を貯めのだが、カフェも手芸教室も軌道に乗っている。
未だに大人扱いはされないのは、
見た目のせいか?お菓子をくれるお客さんがいる。
カフェでコーヒーの香りを愉しみながら、自分の人生、充足感で満たされる。
今日も穏やかな空気が流れていたのだ。
カラン…
「いらっしゃいませ」
常連の波が終わったときに鳴った、ドアベルの音。
可憐な女の子が中に入ってきた。
「あんたね?うがい薬の発案者は。」
地を這う声で仁王立ちする女が玄関先に立っていた。
ヒロイン様でいらっしゃいますか。
…とっっってもお怒りですね。
「空いているお席にどうぞ」営業スマイルに、
ドン!と音がしたかのような存在感で、カウンター席に座った。
「紅茶!」
「ハイ。」と返事をした。本日のブレンドティーを出そう。
お怒りが鎮まるようにと、お淹れしました。
出したものは、紅茶。
お酒成分は入っておりません。
…3杯目になります。
「あの悪役令嬢の弟よ!
あいつが私になびかなかったせえで~」
“ざまあがえし”というやつですか。
乙女ゲームの結末の話してくれました。
逆ハールートは難易度が高い上に、令嬢方のヘイトが高い。
現実は尚更、大変ですね。
カラン
「いらっしゃい、…ませ?」扉の前にいたのは、金髪碧眼。
「ランチはもうやっているのか?」とおっしゃられたのは、王子様です。
ヒロイン様の隣に当然のように座るものの2人、
視線は合わせません。
「もう少しお待ちいただければ、ランチが出せるのですが…。」
ランチは、母のところで作ったスープをお出ししている。
そのかわり、ここに保存食の商品を置いて売っている。
「わかった」朗らかに微笑んだ顔は、パッケージの凛々しい顔より柔らかい。
ゲームの時々に、向けられた顔。
そっと視線を外し、お水を出して奥へスープが来たか確認しに下がった。
スープをゆっくり啜っているのは、王子様。
お上品な所作でランチを食している。
とってもマイペースだったが、
2人で帰った。
支払いは、王子様。
ちゃっかりしているヒロイン様ですね。
っと世間の女の子は黄色い声を上げ
「稀代の悪女だってよ」
「元平民なら、知ってる子か?」
「知ってるー!可愛い子だよ~」
なんて、
喫茶店にくるお客さんが号外の内容に花を咲かせる。
乙女ゲームのキャラ設定を思い出した。
馬鹿正直な第一王子
やることなす事、空回るタイプ
”金髪碧眼の穏やかな微笑み“
ヒロインは誰にでも愛想を振りまく馴れ馴れしい女
現実ではお友達になれないよね。乙女ゲーム仕様
“小悪魔なロリータ”だ。
そう、R18展開はなく健全なゲームだった。
あ!中学生設定だっけ。
ーと今世の年齢とヒロインの年齢が同じ歳なのを今更、思い出す。
ゲームのキャラは学生の身分だが、
わたしはもう一人前なのだよ!父母から自立できている。
うがい薬で資金を貯めのだが、カフェも手芸教室も軌道に乗っている。
未だに大人扱いはされないのは、
見た目のせいか?お菓子をくれるお客さんがいる。
カフェでコーヒーの香りを愉しみながら、自分の人生、充足感で満たされる。
今日も穏やかな空気が流れていたのだ。
カラン…
「いらっしゃいませ」
常連の波が終わったときに鳴った、ドアベルの音。
可憐な女の子が中に入ってきた。
「あんたね?うがい薬の発案者は。」
地を這う声で仁王立ちする女が玄関先に立っていた。
ヒロイン様でいらっしゃいますか。
…とっっってもお怒りですね。
「空いているお席にどうぞ」営業スマイルに、
ドン!と音がしたかのような存在感で、カウンター席に座った。
「紅茶!」
「ハイ。」と返事をした。本日のブレンドティーを出そう。
お怒りが鎮まるようにと、お淹れしました。
出したものは、紅茶。
お酒成分は入っておりません。
…3杯目になります。
「あの悪役令嬢の弟よ!
あいつが私になびかなかったせえで~」
“ざまあがえし”というやつですか。
乙女ゲームの結末の話してくれました。
逆ハールートは難易度が高い上に、令嬢方のヘイトが高い。
現実は尚更、大変ですね。
カラン
「いらっしゃい、…ませ?」扉の前にいたのは、金髪碧眼。
「ランチはもうやっているのか?」とおっしゃられたのは、王子様です。
ヒロイン様の隣に当然のように座るものの2人、
視線は合わせません。
「もう少しお待ちいただければ、ランチが出せるのですが…。」
ランチは、母のところで作ったスープをお出ししている。
そのかわり、ここに保存食の商品を置いて売っている。
「わかった」朗らかに微笑んだ顔は、パッケージの凛々しい顔より柔らかい。
ゲームの時々に、向けられた顔。
そっと視線を外し、お水を出して奥へスープが来たか確認しに下がった。
スープをゆっくり啜っているのは、王子様。
お上品な所作でランチを食している。
とってもマイペースだったが、
2人で帰った。
支払いは、王子様。
ちゃっかりしているヒロイン様ですね。
11
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました! でもそこはすでに断罪後の世界でした
ひなクラゲ
恋愛
突然ですが私は転生者…
ここは乙女ゲームの世界
そして私は悪役令嬢でした…
出来ればこんな時に思い出したくなかった
だってここは全てが終わった世界…
悪役令嬢が断罪された後の世界なんですもの……
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
悪役令嬢が睨んでくるので、理由を聞いてみた
ちくわ食べます
恋愛
転生したのは馴染みのない乙女ゲームの世界だった。
シナリオは分からず、登場人物もうろ覚え、タイトルなんて覚えてすらいない。
そんな世界でモブ男『トリスタン』として暮らす主人公。
恋愛至上主義な学園で大人しく、モブらしく、学園生活を送っていたはずなのに、なぜか悪役令嬢から睨まれていて。
気になったトリスタンは、悪役令嬢のセリスに理由を聞いてみることにした。
新緑の光と約束~精霊の愛し子と守護者~
依羽
ファンタジー
「……うちに来るかい?」
森で拾われた赤ん坊は、ルカと名付けられ、家族に愛されて育った。
だが8歳のある日、重傷の兄を救うため、ルカから緑の光が――
「ルカは精霊の愛し子。お前は守護者だ」
それは、偶然の出会い、のはずだった。
だけど、結ばれていた"運命"。
精霊の愛し子である愛くるしい弟と、守護者であり弟を溺愛する兄の、温かな家族の物語。
他の投稿サイト様でも公開しています。
目覚めたら大好きなアニメの悪役令嬢でしたが、嫌われないようにしただけなのに全員から溺愛されています
月影みるく
恋愛
目を覚ましたら、大好きだったアニメの世界。
しかも私は、未来で断罪される運命の悪役令嬢になっていた。
破滅を回避するために決めたことはただ一つ――
嫌われないように生きること。
原作知識を頼りに穏やかに過ごしていたはずなのに、
なぜか王族や騎士、同年代の男女から次々と好意を向けられ、
気づけば全員から溺愛される状況に……?
世界に一人しかいない光属性を持つ悪役令嬢が、
無自覚のまま運命と恋を変えていく、
溺愛必至の異世界転生ラブファンタジー。
記憶を失くして転生しました…転生先は悪役令嬢?
ねこママ
恋愛
「いいかげんにしないかっ!」
バシッ!!
わたくしは咄嗟に、フリード様の腕に抱き付くメリンダ様を引き離さなければと手を伸ばしてしまい…頬を叩かれてバランスを崩し倒れこみ、壁に頭を強く打ち付け意識を失いました。
目が覚めると知らない部屋、豪華な寝台に…近付いてくるのはメイド? 何故髪が緑なの?
最後の記憶は私に向かって来る車のライト…交通事故?
ここは何処? 家族? 友人? 誰も思い出せない……
前世を思い出したセレンディアだが、事故の衝撃で記憶を失くしていた……
前世の自分を含む人物の記憶だけが消えているようです。
転生した先の記憶すら全く無く、頭に浮かぶものと違い過ぎる世界観に戸惑っていると……?
断罪が行われないってどういうこと!?~一分前に前世を思い出した悪役令嬢は原作のトンデモ展開についていけない
リオン(未完系。)
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生している、そう気が付いたのは断罪が行われる一分前。
もうだめだと諦めるエリザベスだが、事態は予想もしていない展開へと転がっていく…?
その国外追放、謹んでお受けします。悪役令嬢らしく退場して見せましょう。
ユズ
恋愛
乙女ゲームの世界に転生し、悪役令嬢になってしまったメリンダ。しかもその乙女ゲーム、少し変わっていて?断罪される運命を変えようとするも失敗。卒業パーティーで冤罪を着せられ国外追放を言い渡される。それでも、やっぱり想い人の前では美しくありたい!
…確かにそうは思ったけど、こんな展開は知らないのですが!?
*小説家になろう様でも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる