【完結済み】番(つがい)と言われましたが、冒険者として精進してます。

III 貿易都市

行動予定

鎧の人たちに呼ばれて、馬車と共に移動する

西門から入場した。
左右に2階建て以上の建物がそびえ立つ。

城壁より低いのだが、セリはここまで発展した街に来たことがなかった。
そのため、圧迫感のある風景を感じていた。

効率を考え建物は整備され、区画も分かれている。
この西門エリアには、服や装飾品の店が並ぶ。

東門エリアは食品で、門に近いところで受け取り
続きで新鮮な魚介類を売っている。

奥には貴族向けの高級店、居住区があるそうで。
宿泊先に向かって、ゆっくりと馬車を進めた。

「宝石店、
カフェに行こう」とロードが両手を握りながらセリに言うが、

「デートプランじゃねえか。」カナンが遮った。
街中で暴走しないように、とロードとカナンがセットにされる。
セリは温順しく会話を聞いていた。

「荷ほどきして、
冒険者ギルドに寄って

ギムナス(依頼人)の予定を把握、

だろ？」


「雷の魔石を探すぞ！」

弓を持っていく工房が決まっているらしい
それについていきたいと願った。


「こんなデカい街、王都くらいか？王都とも違った物があるから
買い物しときたいよなー？」

頼んで、王都に送ってもらうという方法もあるらしく。
もちろん前払いだが。

ランクの信用もあるそうで。パーティに加わっていると判断され
セリにも使えると続き、ちょっとやってみたいと思ったセリだった。


あるlお屋敷のような門を通り、
馬車は預け、移動には契約馬車を使う。

街中で流し馬車という
馬車が多く行き交っていて、混乱しそうだった。
1人で行動すまいと決心する。


ギムナスに予定を確認し
(会議、会食で詰まっているらしい。)

『竜の翼』は、冒険者ギルドへ行くことにした。
依頼の完了と同時に、継続の報告だ。

情報収集の目的もある。
昼を食べながら、予定の打ち合わせをする。


「ここにいるのは、10日ネ
ギムナスは連れてきた2人と仕事でほっといていいそうヨ」

護衛は不要と。
10日ここに滞在する必要があるが、行動は自由。

護衛依頼は待機が多いが、交渉で休みを得てきたらしい。
依頼人との関係が大事なんだな。

「一回くらい依頼を受けてもいいかもネ。」
とまとめたシュルトに、キースは

「買い物はいいや。甘いもの食べたい。」甘い物をご希望らしい。

「グスタフの雷の魔石の加工と
セリちゃんの装備、なんかないか見るか？

ナイフ良いのがあるかもな。」


今持っているのは使い慣れた物だが耐久性が心配になる。
良い機会だし、見てみたい。

「セリに宝石」と何かを狙っているロードに構わず
ランチのステーキを咀嚼し始めた。