【完結・全7話】婚約者の浮気の清算は、それだけで済むんでしょうか?

BBやっこ

文字の大きさ
7 / 7

7. 再婚約お断り

しおりを挟む
「婚約者だろ?」

「破棄したでしょ?」

学園で以前と同じように声をかけてきた男がいた、元婚約者だ。既にもう、
お父様が解消をしてくれた。家同士の契約は、気持ちが切れればそれだけだ。

相手の過失としての処理に、それが終わればお父様とお話しした。それまではお姉様にスッキリはっきり言われ、お母様に慰められていた、うちの家族の優しさが沁みたわ。

婚約者としてまあまあ育てた気持ちも、契約とともにブチんと切れた。これから先のことも学園の手伝い職員になるつもりで動き出している。そんな時のこの態度も私にとってイラつくだけだ。


もう、もどかしくもない。


『乗り換えられて捨てられた』という噂が流れていると友人から聞いたけど、そう情報ありがとうで終わりよ。

「なあ、俺との婚約破棄、悲しかったか?」

(ああ、ほんとに来た)
お姉様からの助言の通り行動するとは。
『貴女婚約破棄を惜しいと思っているって断定して、戻ろうとするの!その時ガツンと言ってやりなさいっ』

コツは、全然気にもとめてませんって態度でいる事。
ただ、それほどのことかしら?なんだか、構ってやる程調子に乗りそうで、私が疲れるだけよね。


「新しい相手を探すのね。」


恋仲な彼女、名前誰だっけ!にも触れない。
覚える気がないので、すり抜けていく。

会話を広げてつけいる隙も与えない。

私はもう、あの男に与える時間は少しもないの。



その後、学園で仕事をしている中お見合いして、結婚する事にした。


幸せな家庭


お決まりめいているけど、穏やかな生活を満喫している。
趣味の時間や楽しみを見つけながら、文官の夫の仕事の補佐するようになった。

あの婚約者を思い出して比較しないようにしているけど、コツコツやれて優秀な夫とは仲良くやっている。

私の口を出してしまう性格もうまくいなしてくれて懐の大きい夫だ。


結婚して2年で、男の子を授かった。


その子も大きくなって、久々に実家に預け私はお茶会で、

「ああ。久しぶりね。」

元婚約者と会った、ちょっとチャラくなってた。


「いいえ、話すだけなら浮気にはいらないけど…旦那様!」

腕をとって、紹介する。

「元婚約者ですの。」
「ああ、私の妻と別れてくれてありがとう。もう会わないでくれ?」

そうして挨拶をさっさと終わらせた。興味がないのが丸わかりよね?
私の元婚約者はひとりだけど、夫の彼女さんは何人いるのかしら。


その人が来たら、たっぷり牽制するわよ?



今、幸せに暮らしている。


「劇を見に行こうか?」

「凄惨な清算?っていう劇ね。」

浮気の清算に翻弄するお話は、最初の方だけあの時の私と似ているかも。


「縁が切れれば良いのよ。」


それだけで、私の幸せを入れる部分ができるんだから。
後は興味もない。


私は幸せだもの。

しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

2021.08.18 ユーザー名の登録がありません

退会済ユーザのコメントです

解除

あなたにおすすめの小説

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

初夜をすっぽかされた令嬢は夫を死亡扱いする

さんけい
恋愛
クズ夫の非常識を帳簿で粛々と清算!真実の愛?笑わせるわね! 全14話。予約投稿済みです。

【完結】悪役令嬢ですが、断罪した側が先に壊れました

あめとおと
恋愛
三日後、私は断罪される。 そう理解したうえで、悪役令嬢アリアンナは今日も王国のために働いていた。 平民出身のヒロインの「善意」、 王太子の「優しさ」、 そしてそれらが生み出す無数の歪み。 感情論で壊されていく現実を、誰にも知られず修正してきたのは――“悪役”と呼ばれる彼女だった。 やがて訪れる断罪。婚約破棄。国外追放。 それでも彼女は泣かず、縋らず、弁明もしない。 なぜなら、間違っていたつもりは一度もないから。 これは、 「断罪される側」が最後まで正しかった物語。 そして、悪役令嬢が舞台を降りた“その後”に始まる、静かで確かな人生の物語。

悪意には悪意で

12時のトキノカネ
恋愛
私の不幸はあの女の所為?今まで穏やかだった日常。それを壊す自称ヒロイン女。そしてそのいかれた女に悪役令嬢に指定されたミリ。ありがちな悪役令嬢ものです。 私を悪意を持って貶めようとするならば、私もあなたに同じ悪意を向けましょう。 ぶち切れ気味の公爵令嬢の一幕です。

【短編】その婚約破棄、本当に大丈夫ですか?

佐倉穂波
恋愛
「僕は“真実の愛”を見つけたんだ。意地悪をするような君との婚約は破棄する!」  テンプレートのような婚約破棄のセリフを聞いたフェリスの反応は?  よくある「婚約破棄」のお話。  勢いのまま書いた短い物語です。  カテゴリーを児童書にしていたのですが、投稿ガイドラインを確認したら「婚約破棄」はカテゴリーエラーと記載されていたので、恋愛に変更しました。

あなたへの愛を捨てた日

柴田はつみ
恋愛
公爵夫人エステルは、冷徹な夫レオニスを心から愛していた。彼の好みを調べ、帰宅を待ちわび、献身的に尽くす毎日。 しかし、ある夜会の回廊で、エステルは残酷な真実を知る。 レオニスが、未亡人クラリスの手を取り囁いていたのだ。 「君のような(自立した)女性が、私の隣にいるべきだった」 エステルは悟る。自分の愛は彼にとって「重荷」であり、自分という人間は彼にとって「不足」だったのだと。その瞬間、彼女の中で何かが音を立てて砕け散る。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。