【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。

BBやっこ

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その後、パーティから伯爵家の者達が消え、

「ユイスティーナ・タブロッセ伯爵令嬢は、消えてしまったとさ」
「叔父様はよろしかったのですか?」


「自慢の姪をエスコートする役目を終えたから十分だよ」

「アラ、羨ましい。私はつまらないお茶会続きだったのよ?」


秘密に来国している王女。その情報は、伯爵家に届かないよう繊細に情報の扱いがされた。

「まあ、あの使用人達の扱いじゃ情報の扱いも押して然るべしね。」

伯爵家で私を匿い、国からの刺客を掻い潜っていた母はお疲れの様子。
美味しいお茶を淹れるわね?


「ありがとう。でも伯爵もバカねえ。ユイスティーナを大事にすればお礼もしたんのに。」

女性達の情報網の力もあった。


「仕事を任せるのは伯爵の裁量だが、杜撰なものだな。」
簡単に使用人経由で情報を得てくる。

ユイスティーナが鍵だったのに、不遇な扱いをした。

女の社交、接待

「外交問題にしようかなって情報がひとつ。」
母が出す


『ユイスティーナを連れ戻せ』との文。タブロッセ伯爵の依頼の手紙が出て来たらしい。

「連れ戻せはおかしいわ。だって、自ら手を離したのだもの。」
「それに、もう消えてしまったよ。」

書類上、タブロッセの娘はリリスティーンだけになった。
緊急処置と、敵を欺くためだった。

「お金に釣られたとはいえ、2度目よ。あの伯爵様には、貴族の家長でいて欲しくないわね?」


こうして、救済処置で家名は残る状態になった。


「リリスティーンも嫁ぎ先を選べる筈でしたのに。」


義理とはいえ妹の将来が狭まって残念ですが、手を伸ばしても握り返さなければ救えはしない。

新しい生活にタブロッセ伯爵家の名残りは…馴染みの使用人達が私の側にいる。
私はこの国に留学に来た。叔父様の親戚。


王家から妹ではなく、姉を娶りたいと第三王子からの声を
「なんの事でしょう?」と一蹴。


その後
よからぬ癒着を一掃したタブロッセ伯爵家を継ぐ人と結婚して


ユイスティーナ・タブロッセ伯爵夫人になったのは驚いたけど。
叔父様に目をかけられている青年で、穏やかな笑顔が素敵だ。

商売に関しては、容赦ないけど私には甘々です。
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