【完結済み】ハニーBeeは香り高い味がする<BLジャンル>

BBやっこ

文字の大きさ
9 / 21

城の物

しおりを挟む
「監督ー!」

今日は実家(生まれたところなので)の食堂で
夕飯です。城はまだまだパーティが続いてて、忙しいですもんね。

僕ですか?子どもは早退きです。
まだお手伝い、バイトですね。

監督は、現在もお世話になっている人で、試験の監督。
名前より役職名で呼ばれたがる。そういう人が多いんだって。

「おう、ビーお帰・・り?」

後ろのお兄さん、大注目ですね。
土木関係より良い筋肉かも。

アームレスリングとかやり出さないでくださいね?


「奴隷って何ですか~?」無邪気な感じで質問です。

「外のヤツか。
ここには奴隷制度はないんだが、そいつはどっかで奴隷認定されたみたいだな。」

冷静に先生モードになってくれました。

「ほおー。良い筋肉だな。」

食堂のおっちゃん長がお茶をくれます。
(食堂のおっちゃん+料理長)

「アリガトー!」
お兄さんを近くで見るのが目的ですね。
土木の親方たちもこっちを気にしてま~す。
あげませんよー。僕のじゃないけど。

「どっから来たんだい。」
「洞窟から荷物で積まれてきた。」
「他の女王の国の人かい。」

沈黙

お話は進みませんね。まあ興味で聞いているようで
挨拶がわりの会話です。

監督がこっち見ます
「まさか女王の城で拾ってくるなんて。」呆れが滲んでますよ。
気になったのはその事じゃなく、

「王女が住んでるのに?“女王の城”?」ってきいたら 
「王女のものを借りる、女王になるまでそういう物なんだよ。」

とトリビアを聞き、お兄さんを拾った?経緯を説明して、
「この人はどこの管轄?」
「・・管轄か。“城の物”って扱いだな」

奴隷ということで物扱いなんだなあ。世知辛い
勝手に連れてきちゃ不味かったかな?と顔に出ていたようで、

「備品の保護なら問題ないんじゃねーか?」大人のフォロー!!

「さすが監督!伊達に歳くっちゃいないね♪」
「褒めてるよな?」

「はい!」
「もうちょいストレートに褒めろ」
「はーい」僕いい子なんで素直に返事しました。

「まあ、くってけや。」とお兄さんと一緒に、夕飯です。

「明日、管理しているところに行ってこい。紹介状出したる」

休みですが、昼近くにお城へ行きましょう。
一人じゃないって素敵なことねって。

妙にテンション高い僕です。

パーティの雰囲気に充てられましたかね。
お兄さんは綺麗な所作でお食事されてました。

この世界にもマナーはあるようですね。
少し真似しながら美味しく料理をいただきました。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

バイト先に元カレがいるんだが、どうすりゃいい?

cheeery
BL
サークルに一人暮らしと、完璧なキャンパスライフが始まった俺……広瀬 陽(ひろせ あき) ひとつ問題があるとすれば金欠であるということだけ。 「そうだ、バイトをしよう!」 一人暮らしをしている近くのカフェでバイトをすることが決まり、初めてのバイトの日。 教育係として現れたのは……なんと高二の冬に俺を振った元カレ、三上 隼人(みかみ はやと)だった! なんで元カレがここにいるんだよ! 俺の気持ちを弄んでフッた最低な元カレだったのに……。 「あんまり隙見せない方がいいよ。遠慮なくつけこむから」 「ねぇ、今どっちにドキドキしてる?」 なんか、俺……ずっと心臓が落ち着かねぇ! もう一度期待したら、また傷つく? あの時、俺たちが別れた本当の理由は──? 「そろそろ我慢の限界かも」

異世界にやってきたら氷の宰相様が毎日お手製の弁当を持たせてくれる

七瀬京
BL
異世界に召喚された大学生ルイは、この世界を救う「巫覡」として、力を失った宝珠を癒やす役目を与えられる。 だが、異界の食べ物を受けつけない身体に苦しみ、倒れてしまう。 そんな彼を救ったのは、“氷の宰相”と呼ばれる美貌の男・ルースア。 唯一ルイが食べられるのは、彼の手で作られた料理だけ――。 優しさに触れるたび、ルイの胸に芽生える感情は“感謝”か、それとも“恋”か。 穏やかな日々の中で、ふたりの距離は静かに溶け合っていく。 ――心と身体を癒やす、年の差主従ファンタジーBL。

悪役令息の兄って需要ありますか?

焦げたせんべい
BL
今をときめく悪役による逆転劇、ザマァやらエトセトラ。 その悪役に歳の離れた兄がいても、気が強くなければ豆電球すら光らない。 これは物語の終盤にチラッと出てくる、折衷案を出す兄の話である。

災厄の魔導士と呼ばれた男は、転生後静かに暮らしたいので失業勇者を紐にしている場合ではない!

椿谷あずる
BL
かつて“災厄の魔導士”と呼ばれ恐れられたゼルファス・クロードは、転生後、平穏に暮らすことだけを望んでいた。 ある日、夜の森で倒れている銀髪の勇者、リアン・アルディナを見つける。かつて自分にとどめを刺した相手だが、今は仲間から見限られ孤独だった。 平穏を乱されたくないゼルファスだったが、森に現れた魔物の襲撃により、仕方なく勇者を連れ帰ることに。 天然でのんびりした勇者と、達観し皮肉屋の魔導士。 「……いや、回復したら帰れよ」「えーっ」 平穏には程遠い、なんかゆるっとした日常のおはなし。

俺は北国の王子の失脚を狙う悪の側近に転生したらしいが、寒いのは苦手なのでトンズラします

椿谷あずる
BL
ここはとある北の国。綺麗な金髪碧眼のイケメン王子様の側近に転生した俺は、どうやら彼を失脚させようと陰謀を張り巡らせていたらしい……。いやいや一切興味がないし!寒いところ嫌いだし!よし、やめよう! こうして俺は逃亡することに決めた。

Sランク冒険者クロードは吸血鬼に愛される

あさざきゆずき
BL
ダンジョンで僕は死にかけていた。傷口から大量に出血していて、もう助かりそうにない。そんなとき、人間とは思えないほど美しくて強い男性が現れた。

俺の居場所を探して

夜野
BL
 小林響也は炎天下の中辿り着き、自宅のドアを開けた瞬間眩しい光に包まれお約束的に異世界にたどり着いてしまう。 そこには怪しい人達と自分と犬猿の仲の弟の姿があった。 そこで弟は聖女、自分は弟の付き人と決められ、、、 このお話しは響也と弟が対立し、こじれて決別してそれぞれお互い的に幸せを探す話しです。 シリアスで暗めなので読み手を選ぶかもしれません。 遅筆なので不定期に投稿します。 初投稿です。

悲報、転生したらギャルゲーの主人公だったのに、悪友も一緒に転生してきたせいで開幕即終了のお知らせ

椿谷あずる
BL
平凡な高校生だった俺は、ある日事故で命を落としギャルゲーの世界に主人公としてに転生した――はずだった。薔薇色のハーレムライフを望んだ俺の前に、なぜか一緒に事故に巻き込まれた悪友・野里レンまで転生してきて!?「お前だけハーレムなんて、絶対ズルいだろ?」っておい、俺のハーレム計画はどうなるんだ?ヒロインじゃなく、男とばかりフラグが立ってしまうギャルゲー世界。俺のハーレム計画、開幕十分で即終了のお知らせ……!

処理中です...