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女王様
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「感謝する」
はうっ!?低音ヴォイス
惚れるわ~。
初めての56(ゴロー)さんの声に
顔を凝視してしまう。
王女様の前だけど。
視線が合った
横に逸らす
(なんか恥ずかしい。)
「何故この地に来た?」
僕は、王女様の声にしゃっきりと意識を戻した。
56(ゴロー)が淡々と答える
「私は外界で狩りをする仕事をしていた。ある街で”外敵を街に入れた“と濡れ衣を着せられ
奴隷に落とされた」
「無実だと、訴え出なかったのですか?」当然した筈だとの態度で文官長様が聴く。
首を横に振って
「奴隷落ちが決まっていた。」
少しの沈黙。この世界でも足の引っ張り合いってあるんだよね?
今は実家で、子供だからと可愛がられている。
けど、嫉妬がない?そんなことはないよ。視線でわかる
((なんでオマエなんかが))と語る目。それから隠れている。
見つからないように。狙われないように。
外界の危険と闘える人でも
…中だって危険が無いわけじゃないんだ。
「嵌められましたか。調べておきます。
あなたの名前は?」
(あ。)56番って名前じゃないものね?相性っぽく呼んでたけど。
名前…知りたい!
冤罪?罠って物騒な話より、僕の…好きな人をもっと知りたい。
今世の初恋だよな~男同士で?って男ばっかの世界だもの
好きな人と一緒にいたくて、障害なんてないでしょ?
「サクエスだ。」
『…サクエス』小声で繰り返した彼の名前を確認する。
こちらを向いた!
本人に声を拾われたようだ。
驚き顔
からの、笑顔おおおおぅ
御馳走様ですうう!
悶えながらも、姿勢を崩さないよう立ってます。
「決まりね」
「はい」
王女様と文官長様の間で、何やら決定が。
「ビー。貴方を“王女候補”として推薦し、旅に出てもらいます。」
なんですと?
「戻って来た際には、王女候補として活躍してもらいます。」
ん?
「王女様の仕事って何ですか?」なんか仕事の辞令みたいに言ってるけど。
「街の整備、食事の普及、女王となって子を産むことですね。
素養がある王女が街を育てています。」
え、もしもし?この辞令のために、この場に呼んだんですか??
頭がショート仕掛けていると
「文官の仕事の延長ですよ?」と良い笑顔をいただきました。
なんかもう決まってる。
「貴方には旅に出てもらいます。“文官長見習い”として
単独の初仕事。
他国にいらっしゃる、女王様に謁見して来てもらいます。」
さらに偉い人に会ってこいとおお!?
「道連れはサクエスに」
「承った」
ゴローさ…サクエスさんが僕より先に決めちゃってるよ。
「…ハイ」と声を絞り出しました。
それにしても、自己主張できてるし話せるのはあの首輪の影響が?
「あのー、サクエスさんの首輪ってどんな物なんですか?」
文官長様曰く、
なんか感情表現も抑制されてしまう首輪らしい。
権限のある人、女王にしかちゃんと外れない。
王女権限で を緩くしたんだって。凄い!
「魔法みたいだ。」
「あら、魔法なら王女は使えるわよ。」
妖艶に微笑むお姉さんが、野菜チップ摘んでる!?
「こーれ、貴方のレシピだってね?」優雅に食べてらっしゃる。
料理長に話したのは確かだ。
「子供の知識に、違う知識が入っている例が稀にあるとか。
貴方のものは有用です。無事に帰って来なさい。」
探りを入れた感じからの心配してくださる?色々ドッキドキです。
なんとかう頷きました。
「女王には連絡するわ」
手から鳥を出した。魔法のひとつかな?
えんしょうとかないからマジックって感じだけど。
バサバサっと飛び立っていく。メッセンジャーなのかあ。
可愛い子には旅をさせろ
どこかで聞いたことのある言葉だ
「貴方が王女候補として認められると良いわね?」
僕は、
旅立っていったのだった。
はうっ!?低音ヴォイス
惚れるわ~。
初めての56(ゴロー)さんの声に
顔を凝視してしまう。
王女様の前だけど。
視線が合った
横に逸らす
(なんか恥ずかしい。)
「何故この地に来た?」
僕は、王女様の声にしゃっきりと意識を戻した。
56(ゴロー)が淡々と答える
「私は外界で狩りをする仕事をしていた。ある街で”外敵を街に入れた“と濡れ衣を着せられ
奴隷に落とされた」
「無実だと、訴え出なかったのですか?」当然した筈だとの態度で文官長様が聴く。
首を横に振って
「奴隷落ちが決まっていた。」
少しの沈黙。この世界でも足の引っ張り合いってあるんだよね?
今は実家で、子供だからと可愛がられている。
けど、嫉妬がない?そんなことはないよ。視線でわかる
((なんでオマエなんかが))と語る目。それから隠れている。
見つからないように。狙われないように。
外界の危険と闘える人でも
…中だって危険が無いわけじゃないんだ。
「嵌められましたか。調べておきます。
あなたの名前は?」
(あ。)56番って名前じゃないものね?相性っぽく呼んでたけど。
名前…知りたい!
冤罪?罠って物騒な話より、僕の…好きな人をもっと知りたい。
今世の初恋だよな~男同士で?って男ばっかの世界だもの
好きな人と一緒にいたくて、障害なんてないでしょ?
「サクエスだ。」
『…サクエス』小声で繰り返した彼の名前を確認する。
こちらを向いた!
本人に声を拾われたようだ。
驚き顔
からの、笑顔おおおおぅ
御馳走様ですうう!
悶えながらも、姿勢を崩さないよう立ってます。
「決まりね」
「はい」
王女様と文官長様の間で、何やら決定が。
「ビー。貴方を“王女候補”として推薦し、旅に出てもらいます。」
なんですと?
「戻って来た際には、王女候補として活躍してもらいます。」
ん?
「王女様の仕事って何ですか?」なんか仕事の辞令みたいに言ってるけど。
「街の整備、食事の普及、女王となって子を産むことですね。
素養がある王女が街を育てています。」
え、もしもし?この辞令のために、この場に呼んだんですか??
頭がショート仕掛けていると
「文官の仕事の延長ですよ?」と良い笑顔をいただきました。
なんかもう決まってる。
「貴方には旅に出てもらいます。“文官長見習い”として
単独の初仕事。
他国にいらっしゃる、女王様に謁見して来てもらいます。」
さらに偉い人に会ってこいとおお!?
「道連れはサクエスに」
「承った」
ゴローさ…サクエスさんが僕より先に決めちゃってるよ。
「…ハイ」と声を絞り出しました。
それにしても、自己主張できてるし話せるのはあの首輪の影響が?
「あのー、サクエスさんの首輪ってどんな物なんですか?」
文官長様曰く、
なんか感情表現も抑制されてしまう首輪らしい。
権限のある人、女王にしかちゃんと外れない。
王女権限で を緩くしたんだって。凄い!
「魔法みたいだ。」
「あら、魔法なら王女は使えるわよ。」
妖艶に微笑むお姉さんが、野菜チップ摘んでる!?
「こーれ、貴方のレシピだってね?」優雅に食べてらっしゃる。
料理長に話したのは確かだ。
「子供の知識に、違う知識が入っている例が稀にあるとか。
貴方のものは有用です。無事に帰って来なさい。」
探りを入れた感じからの心配してくださる?色々ドッキドキです。
なんとかう頷きました。
「女王には連絡するわ」
手から鳥を出した。魔法のひとつかな?
えんしょうとかないからマジックって感じだけど。
バサバサっと飛び立っていく。メッセンジャーなのかあ。
可愛い子には旅をさせろ
どこかで聞いたことのある言葉だ
「貴方が王女候補として認められると良いわね?」
僕は、
旅立っていったのだった。
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