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今作の設定
プロローグ
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セリはこの町で育った冒険者だった。
元はさる貴族の子だったが、出奔。
「色々あった」とたまに酒が入り、尋ねられたら応える程度。の過去
貴族に戻るという選択肢は持っていなかった。
冒険者としては既に、この地ではベテランの域に入っていた。
この町の近くの森
その奥のダンジョンの案内や森の探索をするソロ活動が主だった。
パーティに参加することもあったが、この町を離れる気がしなかった。
2つの理由がある
生家に目をつけられないため。
跡取りを親族筋から迎え安泰な筈が、手放したのは惜しいのか
探られている形跡がある。
生存を知る一部の人間の仕業だろうが、関わりたいとも思わない。
冒険者をしていても貴族は面倒なことが多いのに。
だから、私の家は孤児院だと言っている。
育った恩返しのため少々の金銭や肉、茶を買って訪ねれることにしている。
知った顔も新顔も迎えてくれる。
たまの遠出任務があっても
この町に帰って来るのだ。
しかし、
ここ最近は悩み事があった。
“さる貴族からの婚姻の打診”
『一介の冒険者、20を数える女には勿体ない話だ』と
無責任に言う者もいるが
セリ自身は煩わしい事でしかない。
貴族の家に入る
憧れのように語られる結婚も内情を知れば、それ程憧れるものではない。
社交に家の方針、マナーでがんじがらめな生活を今更送りたいと思えない。
しかし、正面切って断るのに難儀している。
しょせん冒険者。
貴族の身分相手へ配慮した断りでは、なかなか引いてくれない。
正直、鬱陶しい。
顔馴染みの冒険者ギルド長には
何年かここを離れてほとぼりを冷ます事を勧められたが
ソロの自分がどこへ行くか?
魔物のいる世界で、頼りもなく旅に出るのは不安だ。
懐には、まあまあな貯金はあるが
それだけで旅が安心とはいかない。
女の一人旅というのも頭が痛い。
依頼で出て行くにも
手を回されている感のある手応えのなさと、指名依頼。
最近孤児院にも出入りし出した貴族の相手するシスターに
「絞れるだけ金を貰っといて」
と本心を言い、結婚の意思はないと神父とシスターに伝えて置いた。
周りから攻めている気配がする。外堀から埋められないようにしているが。
強硬手段に出たならば排除も考えるが、この程度ならと相手も見切ってやっている。
そう言ったやり口も気に入らない。
直接に来られても迷惑でしかない。
ずっと森にこもっているわけにもいかず
とりあえずどこかに行こうと地図を見るのが最近の日課だった。
冒険者ギルドで
パーティについて行けないか他の冒険者と話をする
この町に居つく高ランクのパーティはいないが、
南から貿易街へ行くのに通る町のひとつだ。
そのため護衛の依頼を受けたパーティが通る。
それに入り込めないか話しかけるも
貴族に目をつけられていると噂されれば
倦厭される。
悪循環だった。
そんな日々をおくっていたセリの前に現れた男。
巣に連れ込まれ
3人でのイロエロあった宴?の後
竜人のロードと狼獣人のカナンの2人とともに
旅立つことになる、セリ。
その3人の旅模様のお話。
前作『[R18] オレ達と番の女は、巣篭もりで愛欲に溺れる。』短編完結済み
の長編に位置するお話です。
旅とエロな蜜月話しになると良いなと思います。
もう少々、お待ちを~!
BBやっこ より
元はさる貴族の子だったが、出奔。
「色々あった」とたまに酒が入り、尋ねられたら応える程度。の過去
貴族に戻るという選択肢は持っていなかった。
冒険者としては既に、この地ではベテランの域に入っていた。
この町の近くの森
その奥のダンジョンの案内や森の探索をするソロ活動が主だった。
パーティに参加することもあったが、この町を離れる気がしなかった。
2つの理由がある
生家に目をつけられないため。
跡取りを親族筋から迎え安泰な筈が、手放したのは惜しいのか
探られている形跡がある。
生存を知る一部の人間の仕業だろうが、関わりたいとも思わない。
冒険者をしていても貴族は面倒なことが多いのに。
だから、私の家は孤児院だと言っている。
育った恩返しのため少々の金銭や肉、茶を買って訪ねれることにしている。
知った顔も新顔も迎えてくれる。
たまの遠出任務があっても
この町に帰って来るのだ。
しかし、
ここ最近は悩み事があった。
“さる貴族からの婚姻の打診”
『一介の冒険者、20を数える女には勿体ない話だ』と
無責任に言う者もいるが
セリ自身は煩わしい事でしかない。
貴族の家に入る
憧れのように語られる結婚も内情を知れば、それ程憧れるものではない。
社交に家の方針、マナーでがんじがらめな生活を今更送りたいと思えない。
しかし、正面切って断るのに難儀している。
しょせん冒険者。
貴族の身分相手へ配慮した断りでは、なかなか引いてくれない。
正直、鬱陶しい。
顔馴染みの冒険者ギルド長には
何年かここを離れてほとぼりを冷ます事を勧められたが
ソロの自分がどこへ行くか?
魔物のいる世界で、頼りもなく旅に出るのは不安だ。
懐には、まあまあな貯金はあるが
それだけで旅が安心とはいかない。
女の一人旅というのも頭が痛い。
依頼で出て行くにも
手を回されている感のある手応えのなさと、指名依頼。
最近孤児院にも出入りし出した貴族の相手するシスターに
「絞れるだけ金を貰っといて」
と本心を言い、結婚の意思はないと神父とシスターに伝えて置いた。
周りから攻めている気配がする。外堀から埋められないようにしているが。
強硬手段に出たならば排除も考えるが、この程度ならと相手も見切ってやっている。
そう言ったやり口も気に入らない。
直接に来られても迷惑でしかない。
ずっと森にこもっているわけにもいかず
とりあえずどこかに行こうと地図を見るのが最近の日課だった。
冒険者ギルドで
パーティについて行けないか他の冒険者と話をする
この町に居つく高ランクのパーティはいないが、
南から貿易街へ行くのに通る町のひとつだ。
そのため護衛の依頼を受けたパーティが通る。
それに入り込めないか話しかけるも
貴族に目をつけられていると噂されれば
倦厭される。
悪循環だった。
そんな日々をおくっていたセリの前に現れた男。
巣に連れ込まれ
3人でのイロエロあった宴?の後
竜人のロードと狼獣人のカナンの2人とともに
旅立つことになる、セリ。
その3人の旅模様のお話。
前作『[R18] オレ達と番の女は、巣篭もりで愛欲に溺れる。』短編完結済み
の長編に位置するお話です。
旅とエロな蜜月話しになると良いなと思います。
もう少々、お待ちを~!
BBやっこ より
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