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本編
食事中
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和やかに始まった食事。
久しぶりの豪華で落ち着いた席で舌鼓をうつ。
会話を楽しむ…
「最近どう?大変なようだけど」
「なんとか問題に目処が立ちそうです。」
・・腹の探り合いだわ。
奥さんは商売の企画に関わって、お茶会や集まりに訪れる。
私の個人的に卸していたお茶を商品として、売りたいらしいけど。
あれを広めるつもりはない。
身内限定、お裾分け程度の代物。そうしたい理由は話していない。
「あのお茶が毎日飲みたいわ!」
「気にいっていただけて嬉しいです。」
当たり障りのない解答。また作るとも言わない。
口撃をうまくかわさないと。言質を取らせてはならない。
これは貴族対応とは違った注意もいる。
「生活が変わるでしょう?」
(精神的揺さぶりもくるんだよねえ。)
「今のところ大きく何か変える気はないです。」
「あら、危険な冒険者稼業を続けるの?」
「引退には早いですよ。」言及はしない。
ほとぼりを冷ます期間は、この地を離れたいし
それには収入も必要だ。
そこを突いた、お誘いなのだろう。
話題を変えたい。
「セリは商業kギルドと縁が深いのか?」
ロードからの助け舟だ!
「薬の材料を卸していて、調合も少しできたからレシピを登録してる。
商業ギルド長とは、護衛の依頼で。翁とは…」
「茶に付き合っておったのよ」
お茶を飲みながら商売の話をしていた。
アイデアも持っているだけじゃなく、使える人が持たないとね。
「俺にもお茶を飲ませてくれるか?」
「ええ。もちろん!」
この会話で番にだけ作ると印象づけておこう。
「仲が良いのねえ」
これで引いてくれるかな?
「ロードさんとおっしゃった?凄腕の冒険者だって聴いたわ。」
「そうですか。」
会話が止まった。
謙遜の言葉を言うと思ったけど、会話が終わったよ?
ちょっとびっくり。
「あー、オレら『竜の翼』はダンジョンでの活動が多いので、
巷の話には上らないと思いますよ。」
カナンのフォローだね。
これは、パーティとかで慣れている対応なのかなあ。
「そうなの?護衛依頼は受け付けていないかしら?」
人数が必要だ、合同パーティを募ることもあるけど
商業ギルド長ががするとは思えない
決まった冒険者のが守りも強固だろう。
「うちは人数が少ないのでmほぼ受けないですね。」
(へえ少数のパーティなのか。)
人数も知らないと気づいたので、詳しく聞いておこう。
「そろそろ諦めたか?」
「う~。」
翁とギルド長は呆れ気味だけど、奥様??
「セリの勧誘を最後にしろと通告してある」
『あ、助かります。』と口に出しそうだった。納得した。
「諦めてなかったんですね?」
「そりゃそうよ!お爺様とお話が合って、
あのお茶を作れるのよ?是非うちの商会で…」
「その意思がないのにか?」
ギルド長の言う通り。それとない勧誘をかわし続けてきた。
“商業ギルドで働けば安定した金額を得られる”と。
私にその意思はないのだけど、商業ギルドに関わることもあるので無碍にできない。
「良い相手も紹介できると…」と更に言い募った奥様だったけど…
バリンッ!!!
皿が割れました。
ロードの皿が割れた理由は冷気かな?
あやばいと奥様以外が思ったようだ。
「不良品かしら?」とひと言あったので。
冷やりとした一幕があったものの、豪華な食事は最後までいただけました。
久しぶりの豪華で落ち着いた席で舌鼓をうつ。
会話を楽しむ…
「最近どう?大変なようだけど」
「なんとか問題に目処が立ちそうです。」
・・腹の探り合いだわ。
奥さんは商売の企画に関わって、お茶会や集まりに訪れる。
私の個人的に卸していたお茶を商品として、売りたいらしいけど。
あれを広めるつもりはない。
身内限定、お裾分け程度の代物。そうしたい理由は話していない。
「あのお茶が毎日飲みたいわ!」
「気にいっていただけて嬉しいです。」
当たり障りのない解答。また作るとも言わない。
口撃をうまくかわさないと。言質を取らせてはならない。
これは貴族対応とは違った注意もいる。
「生活が変わるでしょう?」
(精神的揺さぶりもくるんだよねえ。)
「今のところ大きく何か変える気はないです。」
「あら、危険な冒険者稼業を続けるの?」
「引退には早いですよ。」言及はしない。
ほとぼりを冷ます期間は、この地を離れたいし
それには収入も必要だ。
そこを突いた、お誘いなのだろう。
話題を変えたい。
「セリは商業kギルドと縁が深いのか?」
ロードからの助け舟だ!
「薬の材料を卸していて、調合も少しできたからレシピを登録してる。
商業ギルド長とは、護衛の依頼で。翁とは…」
「茶に付き合っておったのよ」
お茶を飲みながら商売の話をしていた。
アイデアも持っているだけじゃなく、使える人が持たないとね。
「俺にもお茶を飲ませてくれるか?」
「ええ。もちろん!」
この会話で番にだけ作ると印象づけておこう。
「仲が良いのねえ」
これで引いてくれるかな?
「ロードさんとおっしゃった?凄腕の冒険者だって聴いたわ。」
「そうですか。」
会話が止まった。
謙遜の言葉を言うと思ったけど、会話が終わったよ?
ちょっとびっくり。
「あー、オレら『竜の翼』はダンジョンでの活動が多いので、
巷の話には上らないと思いますよ。」
カナンのフォローだね。
これは、パーティとかで慣れている対応なのかなあ。
「そうなの?護衛依頼は受け付けていないかしら?」
人数が必要だ、合同パーティを募ることもあるけど
商業ギルド長ががするとは思えない
決まった冒険者のが守りも強固だろう。
「うちは人数が少ないのでmほぼ受けないですね。」
(へえ少数のパーティなのか。)
人数も知らないと気づいたので、詳しく聞いておこう。
「そろそろ諦めたか?」
「う~。」
翁とギルド長は呆れ気味だけど、奥様??
「セリの勧誘を最後にしろと通告してある」
『あ、助かります。』と口に出しそうだった。納得した。
「諦めてなかったんですね?」
「そりゃそうよ!お爺様とお話が合って、
あのお茶を作れるのよ?是非うちの商会で…」
「その意思がないのにか?」
ギルド長の言う通り。それとない勧誘をかわし続けてきた。
“商業ギルドで働けば安定した金額を得られる”と。
私にその意思はないのだけど、商業ギルドに関わることもあるので無碍にできない。
「良い相手も紹介できると…」と更に言い募った奥様だったけど…
バリンッ!!!
皿が割れました。
ロードの皿が割れた理由は冷気かな?
あやばいと奥様以外が思ったようだ。
「不良品かしら?」とひと言あったので。
冷やりとした一幕があったものの、豪華な食事は最後までいただけました。
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