【完結】女騎士、近衛に異動になり皇帝に言い寄られる。

BBやっこ

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影がいる

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皇帝の警護には、影がいる。

本人自らが、とっ捕まえたり捕獲した闇の生き物だ。
よくそんな奴らを身近に置けるよな。

気に入ったものは、傍に置いておきたい主義らしい。
それに狙ったモノは、手中におさめるために労力は惜しまない。

忙しかった祭りの後に、意中の女を誘いに行くくらいには。
影で護衛しながら、平民の格好をして女を誘っていた。

城下に行くのも慣れてらっしゃる。こっちも慣れたわ。

あの皇帝、他の女からの周波はガン無視だよ?
俺がお誘いしたいくらいだったわ。したけど。

まあ、護衛はちゃんとやったけど。飲んだし、また今度会う約束もした。
祭り中の事は、うやむやになるのが常だけど。

あの女騎士も可哀想に

逃げられないのだから。
それさえ、厭わなくなるのだから良いのだろうか?

俺は仕事もほどほどに、上手い酒を呑めた。
良い仕事をして祭りを楽しむ。

他の誘いを断るくらいには、気に入ってる日々だよ。

あの女騎士も、皇帝の誘いをつっぱるくらいには気概はありそうだ。

こちら側にくるのが、楽しみだね?
ほどほどに刺激的な日々が過ごせるよ。


あの皇帝のお守りは大変だけどねえ。
愚痴聞き相手にはなったげる。

そう同情の目を向けたら、皇帝に睨まれた。

はいはい、取らないから勝手に消えないでねー。
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