【完結】叩き屋の少女は、最終的に騎士に連れてかれます。

BBやっこ

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ドンドン行くぜ

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もう、商売人も帰っちまった。

そりゃそうだ。こんな寒いんだもんな。
皆、家にさっさと帰りたいんだろう。日が暮れてきて気持ちも寒くなる。

スピードを緩めることなく、慣れたように進んでいる。
雪が舞い、夜には積もりそうだな。

寒いはずだ。

そうのんびりできないなと思いながら、扉を叩きにかかる。

「よお!居るのはわかってるよー。マッチはあるかい?」

扉は開くことはないが、声は帰ってきた。

「薪もあるし、マッチも十分あるよ。」

「ああ、それなら一人増えても大丈夫だろ?服も頼むわ。
この家に男の子がいるのは知ってるんだよお。」

「ハハッしょうがないか叩き屋が来たんだ。扉を開けるからちょいとまちな。」

「あたしは待たないよ!その分コイツを入れといてくれ。」

そう言って叩かれ屋はひとり子分を置いて立ち去っていった。

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