「行き遅れは魔国で結婚してきなさい」って言われました。

BBやっこ

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ある三女の独白

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私は、色っぽく背が高い。
実はこれが自慢にならない昨今だ。

世の中には流行、トレンドというものがある。
それは、凄腕の商人や、上流階級から
下々に流れてくるものだ。

女子の欲によって拡散され、流通する。

その影響は、男にもある。


今のトレンドは“妖精”系

王妃様が儚さを感じる小柄な外見で

持ち上げる貴族たちは、これぞ女性の美しさと謳う。

ーグラマラスで背の高い、
おっとりしつつ生活能力あり
末っ子ゆえのか図太さほわほわ感

愛人に後妻にと婚約者が決まらず、なんで末っ娘をそんなとこにやるか!
やるか!?(ケンカ売る)
世の男どもはクソだ!!
父より  

と仰せだ。

迷惑をかけているのは末っ子の私だけ。

父方の血が濃い私は“グラマラス迫力美人”なタイプ。
女主人としてテキパキ仕事ができると思うのだが。

 姉二人は母似。美人系、冷たさ涼しげな“冬の妖精”は
社交界で注目の的だ。社交性にも富んでいる。

華奢な骨格、私は骨太
人のあしらい、顎で使うのも上手い
「イテっ」<姉②にどつかれた>

まあ、このご時世、姉たちの容姿が有利なんだ。

自分の容姿が劣るとは思わない。
磨いているんだし。

『内面の1番外側が外見なのですから』との母の言葉に、
自分を磨くこと、知性を身につけ、魔法の勉強に興味を持った。

一般的に、女性の教養とは言えないものだけど

父も母も姉たちも
反対はしなかった。片付けをしろと、部屋を荒らすなと言われたけど。

勉強の成果、
私の学生時代の功績のひとつに

“拒否魔法の伝道者”
というものがある。

魔法の出力、運用方法を女性でも使えるよう実験を繰り返して、
普及したものだ。感情で揺れ動きやすい女性の魔力の訓練法の確立。

これによって、
『魔力』と『言葉』で変態を撃退
世のお嬢様が覚える魔法のひとつになったそうだ。


魔力持ち、研究者  手伝ってるだけと過小評価される時もあった。

女性は家を守っていれば良い、と。


そんな口だけで、大した勤勉さもない尊敬できない輩を見ていれば、

結婚に夢が持てない。


近づいてくる男も品がなかった。

胸見て告白、
背の高さで泣かれ男性に、
「可愛くない」って言われて…。


皆んな、トレンドに左右されてるじゃない!

と憤慨してると、

姉たちにたしなめられた。

『貴女に誇れることはあるの?』とお見合いの時のセリフを言った。

「趣味は読書と散策です」今の定番のセリフ。

『アピールが足りない』とスッパリ言われた。

「ぐぅ」(ぐうの音くらい言ってやる!)


特技、一人でも生活できそうってとこ?買い物や簡単な自炊ができるわ。
貴族の女っぽくないって?
魔法、日用の魔道具の仕組みなら研究に関わっているわ。


 
これらは、『貴族としては褒められない』か。
家族には好評よ。持ち物の好みがはっきりしてるもんね
オーダーメイドして、プレゼントしてるわ。


そんな調子だから、
許婚もいないし、恋愛は影も形もない。

とっくに「行き遅れ」が、
20になって留学




「結婚してこい」って!?


次回、魔国へ!

ーー

振り返ってみたのですが、
オカシイ

笑えてくるわけでは ないのです

あら、ご挨拶もせず失礼しました。
私わたくし侯爵家の3女ーーと申します。

・・この話し方、辞めていい?
脳内くらい肩の力と口の筋肉を休めたいわ
気分の問題だけど


ーで、何がおかしいかというと

…なんでしょうね

あ、ふざけているわけではないんです!

まず、今の状況をここまで来た道中から整理しましょうか。

お時間あれば、聞いてってくださいね!
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