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まあ、男ばっかだし。

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大掛かりな依頼を終えた解放感。


貴族様の指名依頼は面倒も多かったけど、しばらくは依頼を受けなくても良い、
懐にずっしり依頼の達成のお金が入る。


町に来た騎士を歓迎して、町ごと浮かれているわ。

温かい料理された食事を受け取り、のんびり町の様子を見回す。

「町につくたびにこの歓迎具合なのかな?」
「そうかもなー。よっぽど面倒に発展する状況だったようだ。」

女冒険者は珍しいから、一緒に行動している人間と見られて居ないみたい。
それでも陽気に、食事を渡してもらった。

酒に喜ぶ男。

騎士様たちも受けるのが礼儀だと、杯を受けている。

まあ帰り道だから、野営も気楽だ。
酒も食事もある夜は、女性もつく。


「私は遠慮したいなー」

行軍の人数も多いし、騎士さまとお近づきになりたい
だったり、良いムードになだれ込むのを狙うのを邪魔はしないわ。


だから、適当に寝かせてもらうわね


あんたは行ってこれば?男の付き合いなんでしょ。

話のあった同世代の騎士のところへ相棒の男を送り出して、私はゆっくり寝た。


温かい食事、清潔な寝床。
後は良い睡眠よ。

誰が誰といちゃついてても知ーらない。

私のとこにきたら、眠りを邪魔したら…。
わかっているわよね?

念のため釘は刺しておいて、安全圏で寝たわ。
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