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二回め
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そう思って死んだと思ったら、自分は酸素を求めるように
唐突に息を吹き返した。
にゃ、にゃんだ?
キョロキョロと動かしたつもりが、もぞりとできただけ。
声を出したはずが「みゅー」
甘えた小動物の声。
「みゅー」「みゅー」
あ、なんかいっぱいいる。
甘い匂いに誘われるまま、
飲んだには、母親猫のミルクだった。
「どーいうことなの?」
ようやく、乳離れし他の猫と交流が持てるようになった
物知り猫のばあちゃんに聞いてみた。
今世の自分は、ネコ。子猫だ。自分がどんなだかは手足しか見れないが、
オスだ。
「そりゃあ、一回めの生かねえ。」
「一回め?!」
「猫は九生って言われる。たまにあんたみたいに変わった子がいるねえ。」
転生という言葉を思い出す。
なんと、猫として生きろというのか。
ソワソワと落ち着かない気持ち。
…も続かず、お腹が空いたので、母ちゃんのところへ帰ることにする。
今世は兄弟と戯れながらのんびり生きれたらなと思う。
飼い主を得るかも考えておこう。
唐突に息を吹き返した。
にゃ、にゃんだ?
キョロキョロと動かしたつもりが、もぞりとできただけ。
声を出したはずが「みゅー」
甘えた小動物の声。
「みゅー」「みゅー」
あ、なんかいっぱいいる。
甘い匂いに誘われるまま、
飲んだには、母親猫のミルクだった。
「どーいうことなの?」
ようやく、乳離れし他の猫と交流が持てるようになった
物知り猫のばあちゃんに聞いてみた。
今世の自分は、ネコ。子猫だ。自分がどんなだかは手足しか見れないが、
オスだ。
「そりゃあ、一回めの生かねえ。」
「一回め?!」
「猫は九生って言われる。たまにあんたみたいに変わった子がいるねえ。」
転生という言葉を思い出す。
なんと、猫として生きろというのか。
ソワソワと落ち着かない気持ち。
…も続かず、お腹が空いたので、母ちゃんのところへ帰ることにする。
今世は兄弟と戯れながらのんびり生きれたらなと思う。
飼い主を得るかも考えておこう。
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