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彼の実家とお義母様
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「とうとう狂ったらしい。僕を廃的しますか?母上」
帰ってきたのは、いつもより荒々しい息子だった。
この時期は特に情緒不安定になりがちだが、何かあったらしい。
ただ瞳は、爛々と輝きが見える。
皮肉を口にする気持ちと裏腹に、喜びが見える。
しかし、奥底にある哀しみは消えないだろう。
「そちらのお嬢さんは?」
それらの感情に触れる事なく、視界に入る人物の紹介を促した。
予想がつくが、初対面だ。幼い女の子を連れて来た息子。
女の子は年齢にしては、冷静な様子だ。
こんな時間に子供を連れ回すのを嗜めたい気持ちもあったが、
緊急事態だったのかもしれない。話を聞いてからだ。
私は、
「お久しぶりです。」と挨拶された。もちろん、記憶にない顔だ。
その間を察したのか、答えを準備していたのか
「彼女ですよ。」と息子が答えた。
「僕が狂ったか…
悪魔の所業でしょうかね?」
今日買ったという本を机に投げ出す。
よくわからないが、この女の子と1冊の本が
混乱の原因のようだ。
座るように促せば、お酒を用意し出したので、
やんわり止める。
ここで寝られては、息子を運べない。
今起きているのは、老執事だけなのだ。
向こうの使用人が息子に持たせた飲み物を出し、
3人で座った。
御行儀よく座る女の子に、向こうでなんとかやってくれているのだと思う。
この子も巻き込まれた側だ。
子供に無体を強いるべきでははい。
なるべく、便宜をはかったが
アレが居るので大っぴらにできない。
女の子を優遇すれば、何を言ってくるか。
アレに充てられた資金が我が家に入っている。
突き返して、アレも放り出したいのが本音だ。
王命という名がついている限り、それはできない。
やれば死刑。家族使用人、共々にだ。
私は、彼女しか嫁と認めていない。
領地に戻っている夫も同じ気持ちだ。
夫と本の趣味が合うらしく、可愛がっていた。
「娘がいたらこうだったのか」と嬉しそう溢した夫が、
「今から娘を産む気はないか?」と私に冗談なのか言い出した。
「今から?」「そうだ。孫が生まれる前に…」
なんて本気になっていく話をしたのが、懐かしい。
私達家族は、耐えることを強いられた。
息子の苦悩。耐えに耐えている姿だ。
仲睦まじい夫婦になると思った。
こんな事になるなんて。カケラも思わなかった。
「まさか5年目で、こんな役者がこの劇に加わるとはね!
この子は、僕の前に現れて何をする役目で、女神さまに遣わされたんだろうな?!」
苦しげで泣きそうな。悲鳴のような声だった。
息子は続ける。
「本当に女神さまの慈愛には、感心するよ!
彼女を返して欲しいと願えば、子どもとして授けたのか??」
じっと連れて来た、女の子を見る。
手を伸ばそうとして止め、皮肉げに笑って言った。
「女神さまの慈悲か。そのおかげで、
彼女の名前もわからなくなったというのに!!」
劇の役者のようだが、それ程、息子は投げやりになっている。
彼女の名前は、
彼女が死んでしまってから、わからなくなってしまった。
毎日のように呼んでいたのに。
女神の力としか思えなかった。
彼女の母は、“私の娘”としか言えないと涙し
友人や知人まで、存在を消されたかのように忘れられる。
なんて、恐ろしいのだろう。と思ったが
それよりも悔しかった。
ギッと唇を噛んで怒りを抑え、息子を諭す。
「貴方は頭を冷やしなさい。
朝に話を聞きます。大人しく寝なさい。」
最後は労るように声をかけた。
老執事に息子を部屋へ届けるように、目を配る。
そして、静かに待っていてくれた女の子と2人きりになった。
「かけてもらえる?」近くのソファを勧められる。
既に、真夜中を過ぎた。
眠いが、今話しておかなければ。
「お義母様
突然の訪問で申し訳ありません。
早急にお会いしたかったので、」
お義母様は、
見るに耐えないと顔を逸らす。拒絶したい気持ちがあるのだろう。
正直、私もこの状況は望んでいない。
「あれから5年経っているのはわかりました。
私が怪しいのもわかります。ただ…
私は、女神の作った道に抗いたいのです。」
その言いようは、幼い女の子のものではなかった。
老執事が部屋に入る、飲み物のセットを持って来ていた。
「この子にミルクをハチミツ入りで。
私には、ブランデーを」
「この体なので、お酒を入れるのはやめておきますね。」
大人びて見える。その言いようと表情は確かに
うちの嫁のものだ。
家の色合い色濃く持女の子に、絆されそうになるが。
「息子と初めて会ったのは?」
「家から近い、庭園で。
と皆には言っていましたが、秘密をここで打ち開けてもいいんですか?」
揶揄うような笑い方が似ている。
「貴方が読んでいた本、続編が出たわ」
「ホントですか!お義父様は買われたかしら?」
その動作が、そのまま嫁のものだった。
これは、全くの否定ができない。
「悪夢だわ。」
泣きそうな声で、溢れた言葉。
「すみません」
「あなたのせいではないわ。」と言ってくれた声は、頼りになるお義母様の
毅然とした態度だった。
そして、
彼女が腹に据えかねている顔。
「寝なさい。詳しい話をするのは起きてからにしましょう。」
互いに心の整理をする時間が必要だろう。
私の体も眠さに揺れる。
「ご案内します」控えていた老執事が案内に立つ。
「有難う、セバス」
静かに我が家の老執事の呼び名を言って、部屋を出て行った。
なんの因果なのだろう?
残った部屋で少し呆然とする。まだ私は寝むれそうになかった。
息子が置いて行った
“悪魔の本”に手を伸ばし、片手で、酒を煽った。
『悪魔の誘い』の本を開く。
悪魔の誘いは、人の嘆きから始まる。
これは神に抗う方法だ。
『嘆きの言葉』を溢し、本を手にした者。
『神に名を奪われた人』を取り戻す方法を記す。
それには、神の場で
『慈愛に満ちた神のカケラ』の力を借り、
神を一時的に、神界から引き摺り出すのだ。
神はそれぞれに慈愛を与える。しかしそれは人に受け入れられない愛もあった。
古の神はそれを悲しみ、人の嘆きを埋れさせないために、
残された神に反する方法。
悪魔の方法を残した。
古の神の言葉に、力を添えて
祈りを捧げよ。
古の神の慈愛は、嘆きを聞き入れ、
人は愛を得るだろう。
「眉唾物ね。」
それでも信じたくなる程、女神に対抗する方法は見当たらない。
この状況に、憤りを感じているのは、
私だけではないのです。
夫に手紙を書いてから、寝る事にした。
悪魔の誘い
は神に嫌われた術だった
神を捕らえ、罰するためにあるのではと
神々は恐れ
神への鉄槌
その力を人が使う
人ではなく悪魔であると嫌った
人のみが使えないよう、他の神も関わりを持つ術になる
その本に形を成した術は
文章と見えない字に魔術式が織り込まれ
術を手にできる者を選ぶ
その力を使う程の信心を試され
嘆き悲しむ者
奪われた者
それを救おうとする者
それらが合わさったときに
顕在化する古の今はなき
魔法だった
古代魔法
禁呪
禁術
神をも恐れぬ所業
多くは語られない
神は居て去るモノ
神であったモノも
神になったモノも
どこに記されるというのか?
はるか古
神は人と共にあり
神々は人を識り
愛し
慈しむ
その愛は人と異なり
力を持ち
人には受け入れられない者も出てきた
ある神は嘆きを聞いた
その嘆きに応える神になった
遠く忘れ去られても
再び
巡り合う
その神の名は
記されていない
あたたく
寄り添う
あいの女神と伝えられた
出会い
愛し
あいまみえる
女神さま
帰ってきたのは、いつもより荒々しい息子だった。
この時期は特に情緒不安定になりがちだが、何かあったらしい。
ただ瞳は、爛々と輝きが見える。
皮肉を口にする気持ちと裏腹に、喜びが見える。
しかし、奥底にある哀しみは消えないだろう。
「そちらのお嬢さんは?」
それらの感情に触れる事なく、視界に入る人物の紹介を促した。
予想がつくが、初対面だ。幼い女の子を連れて来た息子。
女の子は年齢にしては、冷静な様子だ。
こんな時間に子供を連れ回すのを嗜めたい気持ちもあったが、
緊急事態だったのかもしれない。話を聞いてからだ。
私は、
「お久しぶりです。」と挨拶された。もちろん、記憶にない顔だ。
その間を察したのか、答えを準備していたのか
「彼女ですよ。」と息子が答えた。
「僕が狂ったか…
悪魔の所業でしょうかね?」
今日買ったという本を机に投げ出す。
よくわからないが、この女の子と1冊の本が
混乱の原因のようだ。
座るように促せば、お酒を用意し出したので、
やんわり止める。
ここで寝られては、息子を運べない。
今起きているのは、老執事だけなのだ。
向こうの使用人が息子に持たせた飲み物を出し、
3人で座った。
御行儀よく座る女の子に、向こうでなんとかやってくれているのだと思う。
この子も巻き込まれた側だ。
子供に無体を強いるべきでははい。
なるべく、便宜をはかったが
アレが居るので大っぴらにできない。
女の子を優遇すれば、何を言ってくるか。
アレに充てられた資金が我が家に入っている。
突き返して、アレも放り出したいのが本音だ。
王命という名がついている限り、それはできない。
やれば死刑。家族使用人、共々にだ。
私は、彼女しか嫁と認めていない。
領地に戻っている夫も同じ気持ちだ。
夫と本の趣味が合うらしく、可愛がっていた。
「娘がいたらこうだったのか」と嬉しそう溢した夫が、
「今から娘を産む気はないか?」と私に冗談なのか言い出した。
「今から?」「そうだ。孫が生まれる前に…」
なんて本気になっていく話をしたのが、懐かしい。
私達家族は、耐えることを強いられた。
息子の苦悩。耐えに耐えている姿だ。
仲睦まじい夫婦になると思った。
こんな事になるなんて。カケラも思わなかった。
「まさか5年目で、こんな役者がこの劇に加わるとはね!
この子は、僕の前に現れて何をする役目で、女神さまに遣わされたんだろうな?!」
苦しげで泣きそうな。悲鳴のような声だった。
息子は続ける。
「本当に女神さまの慈愛には、感心するよ!
彼女を返して欲しいと願えば、子どもとして授けたのか??」
じっと連れて来た、女の子を見る。
手を伸ばそうとして止め、皮肉げに笑って言った。
「女神さまの慈悲か。そのおかげで、
彼女の名前もわからなくなったというのに!!」
劇の役者のようだが、それ程、息子は投げやりになっている。
彼女の名前は、
彼女が死んでしまってから、わからなくなってしまった。
毎日のように呼んでいたのに。
女神の力としか思えなかった。
彼女の母は、“私の娘”としか言えないと涙し
友人や知人まで、存在を消されたかのように忘れられる。
なんて、恐ろしいのだろう。と思ったが
それよりも悔しかった。
ギッと唇を噛んで怒りを抑え、息子を諭す。
「貴方は頭を冷やしなさい。
朝に話を聞きます。大人しく寝なさい。」
最後は労るように声をかけた。
老執事に息子を部屋へ届けるように、目を配る。
そして、静かに待っていてくれた女の子と2人きりになった。
「かけてもらえる?」近くのソファを勧められる。
既に、真夜中を過ぎた。
眠いが、今話しておかなければ。
「お義母様
突然の訪問で申し訳ありません。
早急にお会いしたかったので、」
お義母様は、
見るに耐えないと顔を逸らす。拒絶したい気持ちがあるのだろう。
正直、私もこの状況は望んでいない。
「あれから5年経っているのはわかりました。
私が怪しいのもわかります。ただ…
私は、女神の作った道に抗いたいのです。」
その言いようは、幼い女の子のものではなかった。
老執事が部屋に入る、飲み物のセットを持って来ていた。
「この子にミルクをハチミツ入りで。
私には、ブランデーを」
「この体なので、お酒を入れるのはやめておきますね。」
大人びて見える。その言いようと表情は確かに
うちの嫁のものだ。
家の色合い色濃く持女の子に、絆されそうになるが。
「息子と初めて会ったのは?」
「家から近い、庭園で。
と皆には言っていましたが、秘密をここで打ち開けてもいいんですか?」
揶揄うような笑い方が似ている。
「貴方が読んでいた本、続編が出たわ」
「ホントですか!お義父様は買われたかしら?」
その動作が、そのまま嫁のものだった。
これは、全くの否定ができない。
「悪夢だわ。」
泣きそうな声で、溢れた言葉。
「すみません」
「あなたのせいではないわ。」と言ってくれた声は、頼りになるお義母様の
毅然とした態度だった。
そして、
彼女が腹に据えかねている顔。
「寝なさい。詳しい話をするのは起きてからにしましょう。」
互いに心の整理をする時間が必要だろう。
私の体も眠さに揺れる。
「ご案内します」控えていた老執事が案内に立つ。
「有難う、セバス」
静かに我が家の老執事の呼び名を言って、部屋を出て行った。
なんの因果なのだろう?
残った部屋で少し呆然とする。まだ私は寝むれそうになかった。
息子が置いて行った
“悪魔の本”に手を伸ばし、片手で、酒を煽った。
『悪魔の誘い』の本を開く。
悪魔の誘いは、人の嘆きから始まる。
これは神に抗う方法だ。
『嘆きの言葉』を溢し、本を手にした者。
『神に名を奪われた人』を取り戻す方法を記す。
それには、神の場で
『慈愛に満ちた神のカケラ』の力を借り、
神を一時的に、神界から引き摺り出すのだ。
神はそれぞれに慈愛を与える。しかしそれは人に受け入れられない愛もあった。
古の神はそれを悲しみ、人の嘆きを埋れさせないために、
残された神に反する方法。
悪魔の方法を残した。
古の神の言葉に、力を添えて
祈りを捧げよ。
古の神の慈愛は、嘆きを聞き入れ、
人は愛を得るだろう。
「眉唾物ね。」
それでも信じたくなる程、女神に対抗する方法は見当たらない。
この状況に、憤りを感じているのは、
私だけではないのです。
夫に手紙を書いてから、寝る事にした。
悪魔の誘い
は神に嫌われた術だった
神を捕らえ、罰するためにあるのではと
神々は恐れ
神への鉄槌
その力を人が使う
人ではなく悪魔であると嫌った
人のみが使えないよう、他の神も関わりを持つ術になる
その本に形を成した術は
文章と見えない字に魔術式が織り込まれ
術を手にできる者を選ぶ
その力を使う程の信心を試され
嘆き悲しむ者
奪われた者
それを救おうとする者
それらが合わさったときに
顕在化する古の今はなき
魔法だった
古代魔法
禁呪
禁術
神をも恐れぬ所業
多くは語られない
神は居て去るモノ
神であったモノも
神になったモノも
どこに記されるというのか?
はるか古
神は人と共にあり
神々は人を識り
愛し
慈しむ
その愛は人と異なり
力を持ち
人には受け入れられない者も出てきた
ある神は嘆きを聞いた
その嘆きに応える神になった
遠く忘れ去られても
再び
巡り合う
その神の名は
記されていない
あたたく
寄り添う
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出会い
愛し
あいまみえる
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