2 / 2
おお、おじさあああん
しおりを挟む
「来ちゃった」
王子様ではなく、大叔父さん。
旅に出て、なかなか会うことはなかった人が、よりによって今日?!
「お、おおじさん?どうしたの」
「どうしたも。近くに用があって顔を出したんだ。
美人の姪の顔も見たいしの。ん?今日は何かあったかな。」
「ご到着です。」
「今?!」
「なんじゃ、王子さんか。よくきたのお、すぐ帰るかな?」
なんで帰しちゃうの?!
「大叔父様は、あっち行ってて!」
「あゝ悲しいっあの可愛かった姪に邪険にされる…」
「義兄上。それくらいに。」
お父様が回収していった大叔父様。
たぶん、このタイミングを狙ってきたのだろう。後で文句を言うわ!
「もう。」
完璧なお出迎えはできず、バタバタとした姿を見せてしまった。
涙目よ。なんとか装って挨拶するも、
王子様は笑ってくれる。
「君の新しい一面が見れて嬉しいよ。」
私としては見せたくなかった気もするけど。
当初の予定通り、お茶にする。
大叔父様の突撃にも負けない婚約者の王子様に惚れなおすところだった。
王子様ではなく、大叔父さん。
旅に出て、なかなか会うことはなかった人が、よりによって今日?!
「お、おおじさん?どうしたの」
「どうしたも。近くに用があって顔を出したんだ。
美人の姪の顔も見たいしの。ん?今日は何かあったかな。」
「ご到着です。」
「今?!」
「なんじゃ、王子さんか。よくきたのお、すぐ帰るかな?」
なんで帰しちゃうの?!
「大叔父様は、あっち行ってて!」
「あゝ悲しいっあの可愛かった姪に邪険にされる…」
「義兄上。それくらいに。」
お父様が回収していった大叔父様。
たぶん、このタイミングを狙ってきたのだろう。後で文句を言うわ!
「もう。」
完璧なお出迎えはできず、バタバタとした姿を見せてしまった。
涙目よ。なんとか装って挨拶するも、
王子様は笑ってくれる。
「君の新しい一面が見れて嬉しいよ。」
私としては見せたくなかった気もするけど。
当初の予定通り、お茶にする。
大叔父様の突撃にも負けない婚約者の王子様に惚れなおすところだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた
しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。
すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。
早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。
この案に王太子の返事は?
王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!
野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。
私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。
そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
なにをおっしゃいますやら
基本二度寝
恋愛
本日、五年通った学び舎を卒業する。
エリクシア侯爵令嬢は、己をエスコートする男を見上げた。
微笑んで見せれば、男は目線を逸らす。
エブリシアは苦笑した。
今日までなのだから。
今日、エブリシアは婚約解消する事が決まっているのだから。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる