【完結】なぜ、噛むのですか?〜獣人の子に嫌われているのか、どうなのか?〜

BBやっこ

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救出

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作戦はシンプルだ。


陽動班と救出班。
私はほとんど救出班だ。女性が多い場合、安心感が増しケアしやすい。

「騎士です。助けに来ました!」

バリケードをして、立て篭もり身を守っていたらしい。
救助対象は獣人が多かった。

「こちら、開けてもよろしいか?」

「アイツらじゃないってどう証明できるんだっ!」
「この騎士服と剣に誓って。」

こう言った場合、冷静に答えあちらの混乱をおさめるのが肝心だ。

「もうひと班で犯人を捕まえています。ここを離れましょう。」

こちらに話が通じたのか、扉が開けられる音。

「怪我している方は?」

女性と怪我人が集まったようだ。
「立てますか?」

ガブっ
?!

「どうした?」

「大丈夫です。落ち着いてもらえるか?」

子供?怪我しているのは、母親だろうか。

背負ったまま移動した。治療を受ける中、少年は私から離れなかった。

「なぜ、噛むのだろうか?」

会話も進まず、歯の感触を肌で感じる。痛みはないのだが、不可解だ。
恐怖?何か伝えたい事があるのか?

回復した母親からは…
「申し訳ありません、できれば少しそのままで」

私は彼をおんぶしたまま、救助者の話を聞いて回った。
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