【完結】スライム以下の能力<デバフ>なら怖くないです。〜令嬢達はそんな企み御見通しでした〜

BBやっこ

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他の皆様はお相手又は候補がもう決まってらっしゃる。

呑気に待っている私と皆様のおめでたい御報告のあるお茶会。

まあ私は、辺境から出てきた田舎貴族ですから社交も力を入れておりませんし。
お相手はご紹介頂けるそうで。

「私は研究を続けられれれば後は」と言っておりましたら、喝を入れられました。

「あらそんな事をおっしゃると、また変な男に当たりますよ」

あの婚約は政治的というより利益と相手が、格上だったからこそのものでした。
私にとって、皆様との接点を持てたのが利点でしたけど。

確かに、元婚約者様2号が再来してはウンザリです。

「そうですね、婚約者様のようでは困ってしまいますね」


公爵令嬢様は、王家の親類で隣国の方とお話しが進んでらっしゃる。このめでたい話題で持ち切りです。

侯爵令嬢様は、同期の騎士様からアプローチを受けている。これまた今現在、2人から質問攻めでした。
私は聴きながらお菓子をもう3つ頂いております。

伯爵令嬢様は、気になる方がいらっしゃるのだとか?

「狙ったら手に入れますわ」
「恐ろしいです」

手腕と有言実行がモットーのお嬢様に堕ちない方はいらっしゃいますか?
私のお相手は、影も形もないですよ。

今日も、とても美味しいお茶菓子でした。

お茶、お菓子、話題選びと女子の力というものを充填できる良い機会です。

それに皆様、私に優しい!

「良いご縁があるわ」
「ありがとうございます」

王妃様が気にしてくださっていると、畏れ多い話もありますが。

「御礼の品はスライム枕などどうでしょうか?」
「好みが、分かれそうですね。」

そんな話をしていたのを思い出す今日という日のお茶会に呼ばれまして。王城に。
外国の方も研究職の方もいらっしゃって。まあ豪華。

私、プルプル待機しております。隅っこにいれば終わりまでプルプルしていたい気持ちです。

でも、王妃様からの御紹介に繋げる判断でしたか!ポヨンと逃げたい気持ちです。

「とても。私のようなものには!」

ふわふわしていたい、言質を取られずになんとかやり過ごさねば即婚約にされそうな勢い!
王族のオススメをお断りできない事案に発展しそうっ

アーっここにいつも助けられているおば様が居てくだされば!
ああ、でも…本当に居たら嬉々としてお相手を捕まえに行きそうです。

(私よりハンターなのですよ。)

私の攻撃力は微々たるもの、全てを捌き防ぐことができません。
なんとかひと息つこうと、食事と飲み物の置いてある場所へ。

グラスに注がれた青色のキレイな炭酸は、甘みと炭酸が素晴らしいく私の喉を潤してくれました。

スライム色、と思ってしまうのは職業柄ですか?
ああ、でも。余計な囀りが耳に届きます。

「男漁り?」
「やだあ」

トゲは避けるに限りますね。

(ああ、でもそのままも困ります。)


「失礼?」

丁度良く仕掛けくれました。私のスキルは反撃向きとの事です。それに皆様に教えて頂きました。

“反撃は強かに”

「ええ、失礼」

ストン!と膝をついてしまわれた相手に、上から物申します。

「あら、スライムほどか弱いのかしら?お体の心配をしませんと」

ちょっとのやり返しは必須能力なのです。怪我はないでしょうが、お体が弱いかもは
この場での縁を逃してしまうかもしれないですから?

噂話は、ほっときすぎると怖いのです。

私の
スライム愛のなせる技で、失礼な方に膝をつかせました。

(私の勝ちでしょう。)


私の令嬢レベルも少しは上がりましたよ。


その後。隣国のスライム共同研究を申し出てくださった方とお話し。

あら、私が気になって共同研究を持ちかけた?では研究は…
ああ、そちらはそのまま、お付き合いもして欲しい。え、ん?


スライム以下の能力なら怖くないです。
ええ、でも私、熱烈なアプローチには弱いようです。
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