逆さの神様

KeiKou色

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第一話

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 俺は竹沢 明たけざわ あきら、逆ノ島という島で暮らす、普通の高校生だ。
 俺の日常は、一言で言えば普通。
 日常というのは、長い時間をかけて作っていくものだけど、その日常ががらっと変化するのは結構あっけなかったりする。
 例えば、少しの不注意で事故にあったり、偶然買った宝くじが当たって、大金を手に入れたり…こんな感じで、たまたまやったことでも、日常というものは、変化したりするものだ。
 何で、こんな話をするのかというと、今まさに、俺の日常が変化した瞬間だからだ。
 俺のいつもの日常は、一人のケモミミ少女の一言によって、少し普通とは違う、変わった変化をとげた。

~数時間前~
「ふぅ、やっと終わった…」
 ここは逆島高校、ここ、逆ノ島唯一の高校だ。
 逆ノ島は小さい島だから、自転車であれば、島を一周するのに、そう時間はかからないだろう。
 そんな小さな島で、学校へ行き、授業を受けたり、友達と喋ったりして一日を過ごす、普段と何も変わらない、普通の日常。
 明日も、きっと同じような日常が続くだろう。
(うーん、今日は遊ぶ約束とかはして無いし、まっすぐ帰るか)
 そうして、帰る用意をして、学校出る。
 いつもと同じ道で家に帰る。
 家に帰る道の途中、小さな公園を通る。小さい頃、この公園でよく遊んだものだ。
(そういえば…俺がまだ小学校に入学する前、この公園で、誰かと遊んだような気がするけど…誰だったっけ?)
 そんなことを考えながら、公園の前を通り過ぎようとすると「お主、ちょっとこっちに来てくれんかの?」と、後ろから声をかけられる。
「えっと…俺です…か…?」
 振り返ると、そこにはキツネの耳が生えた、和服姿の少女が立っていた。
「うむ、そうじゃ」
 驚いている俺を尻目に、そのケモミミ少女は話を続ける。
「お主、わしと夫婦めおとになれ」
「…は?」
 この瞬間、一人の少女によって、俺の普通の日常は、普通とは少し違う、変わった変化をとげた。
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