翼が駆ける獣界譚

黒焔

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海賊の海

決戦のシトラス島

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桃一行を乗せたラーヤの船がシトラス島に到着する。
しかし海賊船がリネ諸島国連合の公式の船場に停泊するとリネどころかアディンの騎士達による取り締まりのリスクがあるという事で小さな砂浜に停泊する事とした。
迂回をする事数十分、白い砂が一面に広がる砂浜に船を停めて桃がいち早く降り立つと砂浜を駆け回る。
「凄い!見て!昇陽では絶対に見られない景色!
水が気持ちいいなぁ~。」
パシャパシャと波打ち際を楽しそうに駆け回る様子を見て続けて降りてきた夜潮とトフェニスが言葉を交わす。
「あれがお嬢の本来あるべき姿なんだよな。」
「そのようですね。...でも、こんな形とはいえ彼女も見たがっていた世界を見る事が出来た...。」

バシャッ!!


トフェニスと夜潮の顔に海水がかけられる。

「あははは!!油断したね!夜潮、トフェニスさん!」
どうやら海でテンションが高くなっているようで大笑いしながら桃が2人に海水をかけてきた。
「...お嬢、舐めた事してくれたな?まぁ雷雅様の式神は別にいいとして、三味線壊れたらどうすんだよ!?」
「フフ...桃様?私がアメンルプトの総剣将軍である事を忘れましたか?
...夜潮、此処は一つ共闘しましょうか。」
「望むところ...俺達の本気をたまにはお嬢に見せてやらねぇとじゃん?
行くぜ!!」

水面から浮くような低空飛行をしながら夜潮が脚で桃に海水を浴びせてそれを掻い潜るように桃の懐に迫り両手に溜めた海水を水鉄砲のようにトフェニスが飛ばす。
「ぎゃぁぁぁっ!?
2体1...面白い、受けて立つよ!!」

バシャバシャと互いに海水をかけ合いながら遊ぶ3人の姿を遠くからラーヤやその配下達がどこか微笑ましくも「早ぅ終わりにせんかい」といった微妙な表情を浮かべているが止めるに止められない状況で困惑していると不意に夜潮の懐から式神がピラっと飛び砂浜で狐の獣人に変化すると怒気を込めた声を上げる。

「お前達、いつまで騒いでいるのだ...あと夜潮、後で私の元に来い。」

夜潮が背筋にヒヤッとした気配を感じて動きを止めると再び顔に海水を浴びせられる。
「ん?」
その様子に桃やトフェニスも気付いて砂浜で怒りのオーラを放つ狐の獣人、雷雅を見るとすぐさま砂浜へと戻り雷雅の話を素直に聞く。
「...先も言った通り、この地はインフェルノの気配がある。
確かに我ら昇陽の民からすれば物珍しい景色ではあるが、厄災を切除してからにして頂きたい。
夜潮、貴様...私に言うべきはあるな?」

「なんか見張られてるみたいでウザかったからついああ言ってしまいました、すんません!!」

隣で桃やラーヤが笑いを堪えているが雷雅は静かに「以後斯様な事があれば夜潮、式神にして貴様の自由を奪うぞ。」と一言だけ言う。
生きた心地のしない表情の夜潮は「はい」とだけ頷く。
どこか桃は面白そうな表情を浮かべて夜潮を見ると気分転換といった感じに離れて近くにあった巨大な流木に腰を下ろすと船で貰ったパンと水を口に含み風に当たりながら暫しの休息を取る。
数分後、遠目に皆を見ていると何やら様子がおかしい事に気付き何だろう、と思い近付くとラーヤが口を開く。
「誰か...来ますわ。」

ザッ、ザッ、ザッ...

その言葉の通りに足音が砂浜へと向かってくる音と気配を感じる。
ザッ、ザッ、ザザッ、ザザザッ、と駆け足で複数人....いや、それどころか30人以上の集団が近付いてくる音。
そしてその一団が姿を現す。

「ビンゴォ!!長槍の船だ!!それに...金になりそうな奴らがいるなぁ!」

「はいはい、じゃあ獣人連中はテメェらに譲るぜ...俺達は宝を貰う!」

「げへへへ...」

「祭りだ!祭りだ!血祭りだぜぇぇ!」

欲望剥き出しの笑い声を上げながら現れたのは総勢40人近い武闘派海賊の集団。
だが身に付けたその紋章に違和感ぎありふた通りの髑髏の紋章である。
「...血遊び海賊団と黒鰭海賊団!また同盟を結んでしょうもない事を...」
ラーヤが溜息を吐くように言うと挑発に乗るように勢い任せに海賊達が襲撃を仕掛けてくる。

「やっちまえぇぇぇぇ!!長槍のタマを取れば俺たちは一気に名が上がるぜ!!」
「どけ!この野郎!俺が先にやる!!」
「何言ってやがる!全員でやって、殺せた奴が名を上げるんだよ!!」
「それは俺の役割だぁぁぁぁ!!」
醜く言い争いながら海賊刀や蒸気銃を構えて襲ってくる海賊達に「フフ...」と笑いながら構えた大槍を華麗に振るうと海賊達を次々に串刺しにしていく。
「火蓋は切られましたわ!皆様、此処は一つこの海賊達を始末しましょう!!」
騒ぎを聞きつけた他の海賊達がゾロゾロと同じような人数が駆けつけてくる。
「派手にやるねぇ、ラーヤ船長。あんたの回り湧きすぎだし少し倒しちゃおうかな。」
夜潮が魔導三味線を弾き鳴らすとその音色が斬撃へと変わりラーヤを囲む海賊、自分へ襲いくる海賊が流れるように倒れ伏す。
「まぁ、見事な音色ですが...海賊から獲物を奪うなんて、いい趣味してますわね?」
冷ややかな視線と長槍の一撃が夜潮に突き刺さる、と思ったら背後に立つ複数人の海賊を串刺しにしていた。
「あ、ありがと...こざいます...」
「いいえ、此方こそ♪」

アメンルプト流の剣術でトフェニスが次々と海賊を斬り裂いて行く中、不意に吹き矢による攻撃が頬を掠る。
「...アウトロー、というだけはありますか。」
身体を捻るように双剣を構えるとまるで舞を舞うかのように砂浜を蹴り上げ砂塵を巻き上げて斬撃と衣装がひらひらと舞う「ジャッカルの剣舞」を披露する。
囲む海賊達だけでなく空を飛び行く斬撃は遠くに居る吹き矢の海賊や蒸気銃の海賊達すら容易く屠っていき増援が来ようとも数を増やさぬ勢いを見せる。

そんな仲間達を他所にぬらりくらりと雷雅が海賊の攻撃を回避して面布に覆われた口元に一枚の札を持ちながら何かを唱えている。
「毒妄、茉火都、征龍、紅戮、憤怒、幻術結界・鬼神悪食卓、急急如律令...!」
自身を中心に大きな五芒星が砂浜に刻まれその中に居る海賊達は何かに怯えるように全員が悲鳴を上げ蹲り、そして遂にはこの世のものとは
思えぬ凄まじい悲鳴を上げて意識を失う。
それに不思議がり近付く海賊達も同様に謎の絶叫と恐怖に屈する言葉を残して気絶をしていく。
「どうした?私は此処だ、鬼神の腹に納まる前に私を狙ったらどうなのだ?」
クスクス、と海賊達を煽る様子は不気味さを放ち背に大きく揺れる狐の尾が9本に見え妖しく揺れていた。

そして桃は1人、翼を羽ばたかせてシトラス島の街へと疾る。
己が中にある異質な力「鬼姫」の根源がこの島を今襲っている多いなる力に共鳴している。
しかし、それ故に桃は気付く。
この力の正体、それは間違い無く「インフェルノ」であると。
開けた場所、街のメインストリートへと踏み入るとシトラス島の街は阿鼻叫喚の地獄へと変わっていた。
逃げ惑う島民を襲い笑い狂う海賊達、そしてその中には海賊達のリーダーと思しき2人の大海賊、"血遊び"モーレインと"黒鰭"エドガーの2人。
その内、エドガーが桃に気付くと声を掛けてくる。
「おい!テメェは何だ!?...天空貴族じゃねぇか!!
面白ェ、テメェを売り飛ばしてやりゃ大儲けじゃねぇか...モーレイン、こいつは俺が頂くぜ!!」
長く伸ばした髭からは焦げ臭い煙が立ち込めておりそんな悪魔や妖怪を思わせる大男が巨大な海賊刀を振り下ろしてくる。

「...何を下卑た事を、この野蛮人!!」

攻撃を回避するとその異名にある黒く大きな背鰭に素早い斬撃を2回刻み込む。

「こ、このクソガキがぁぁぁ!!」
自慢とも言える背鰭に鮮血が走ると怒り狂いその顔が異形へと変貌しまるでドラゴンのようなものへと変わりインフェルノ独特の重苦しい黒紫のような霧が辺りを包み込む。

「エドガー、すばしっこいなら俺が手伝うぞ?
血祭りだ、血遊びだ!ギャハハハハハハハ!!」
モーレインの笑い声が聞こえたかと思うと殺気がすぐ近くまで来ており気配のままに黒鷹丸を構えると固く鋭い牙が黒鷹丸を砕かんとする勢いで喰らい付いてくる。
そしてそのモーレインの顔が次第にエドガーにも似たドラゴンのようなものへと変わっていくと遂には黒鷹丸がギチギチと刀身に過度な負担が加わる音がしてくる。
そしてモーレインの攻撃を防いでる最中にもエドガーによる強烈な斬撃が桃を狙ってくる。

「ッ...強い...!
鬼姫を使うしかないのかな、やっぱり...」

そう言って鬼姫への覚醒をしようとした瞬間、その覚醒の力が湧いてくる事はなくニヤニヤと笑った2人の大海賊に覚醒の光が輝く。

「悪いなぁ。このタイミングは少しばかり待っていた。
使い熟してねぇなら、俺たちに利はあるぜ?」

2人の大海賊が黒紫の霧と覚醒の光に包まれると現れたのは2頭を持つ巨大な海蛇を彷彿させるドラゴンであった。
「「欲獄型インフェルノの覚醒ってヤツだ。そうだなぁ...名前はアンフィスバエナでどうだ?」」
巨竜・アンフィスバエナが軽く息を吹くと周囲があの重力を纏ったような重苦しい黒紫の霧に覆われてしまい桃の強みである速さが活かしづらい空間を作られてしまう。

「私単騎ではヤバいかも...でも、島の人達から私に注意が向いてる間は皆逃げられる!
鬼姫がなくても、もう少しだけ頑張って耐えてやる!!
来い!!海賊!!」


周囲の海賊達による射撃は何とか防げているがアンフィスバエナの咬撃や鱗を手裏剣のように飛ばす攻撃、そして火炎のブレスと今の状況下では回避に手こずる攻撃が多く翼や頭と急所へ当たらずに数撃入れるのがやっとである。
しかし、そんなダメージではあの巨体はびくともしない。
仲間も四大海賊のうち二大勢力が襲ってきている以上、簡単には助太刀には来れない。
絶望的な状況を覆す手を考えていた中、聞いた事のある忌々しい声が聞こえてくる。
しかしそれは同時に希望でもある声だった。

「久しぶりに故郷に遊びに来たんだけど...何してるの?
お気に入りのフラッペ屋が燃えてるじゃないか。
アンフィスバエナ?知らないなぁ。
血遊び、黒鰭!覚悟しなよ?
今の僕は少し機嫌が悪くてさ....だって、船長の欲しがってる財宝持ってる嫌ーな子と共闘を強いられてるんだからさ!!」

声の主はつい数日前、まさに死闘を繰り広げた海賊・イヨだった。


「ちょ、何であんたが!?」
「地元だからだよ。それより今は回避優先。
早く始末しないと船長も来ちゃうよ?」
「はぁぁっ!?ふざけないでよ!
でも、確かに弱点を探さないとね!」

重苦しい霧の中ではあるが回避する事だけに集中をすれば案外簡単に攻撃は躱せる。
攻撃が外れるその度に2つの頭はイライラしたような表情で互いを小突き合う様子を見せておりイヨはそれを見逃さず小突くたびに素早く射撃をして怒りを互いに蓄積させていく。
「っ、いつまで躱してればいいの!?」
「僕が大技を使うまでだ!そのタイミングでキミも大技を使って欲しい!」
イヨの方にも火炎攻撃や鱗を飛ばしてきたりもするが場数の違いかステップを踏むようにそれぞれの攻撃を回避していく。


一方その頃、ラーヤ達は次々と増えてくる海賊達を倒しながらも街中へと進んで行くと何処からか正確な狙撃をしてくる者が立ち塞がる。
そしてトフェニスは分断され目の前にヒナギリが現れる。
「トフェニス将軍。悪いけどこの先へは進ませる事はさせない...船長の命令だ。」
「...まさか、海竜海賊団も来ていたとは...何が目的ですか?」
「偶然居合わせただけだよ。
でも、船長が人を待ってるんだよね...ほら、あの人中々にクレーマーだからさ...ガンヴェルク軍の軍人さん、とか?」
ニヤリと笑いながら意図が不明な言葉を放つが雑談をしている暇はない、そう判断したトフェニスが先へ行こうとするとヒナギリもまたツインカットラスによる二刀流を構えて冷たく言い放つ。
「話聞いてた?先には進ませないって言ってるじゃん。」

時を同じくしてラーヤも狙撃をする者の正体を突き止める。
「何のつもり?スティング。
協力者に仕事を任せきりにしてしまってる以上、早いとこ用事を済ませたいのですが?」

メインストリートへ繋がる崩れかけた門の上から海竜海賊団副船長・スティングが姿を見せる。
「はぁ、分かってたのな。流石はラーヤ船長だ。
悪いがこれはジークの命令だからさ...ある人が来るまで此処を通させるわけにはいかないんだよ。....悪いね?」
軽いノリを見せるが一切の油断なく構えており距離があるためラーヤもラーヤで迂闊には動けない。
「そう、そう、それでいいぜ?十分に時間は稼げてる。後はイヨが上手いことインフェルノやってくれりゃ...」

「ん?そうなの?じゃあ私帰るね。」
ラーヤはスティングの言葉を聞くと槍を収めてその場を去ろうとする。
「おいおい、マジかよ...」
「マジですよ?だってイヨが居るなら桃も負けないでしょう?それに、この辺りはもう時間外労働みたいなものだし。じゃーねー。」
ラーヤはそう言うとあっさりその場を去り上空に退避の銃を撃ち鳴らすとスティングに笑顔で手を振って帰ってしまう。

「......なんてこった。
あ、でもな...少し加勢してやるか。人待たせてるもんな。」
スティングはその場に立ち尽くした後に考えてこの先の目的という観点から意外にも血遊び海賊団と黒鰭海賊団の集団戦に力を貸しに行くのだった。
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