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第二十二章 異能力のルーツ
サンセットビーチ
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海岸へと着くと、日没前の夕日が素晴らしかった。
白い砂浜がどこまでも続き、海は穏やかで波音が心地良く、誰もいない。
.......大の字で上を向き、目を閉じた。
(龍神様かぁ......結末的にまさかだったな.....)
龍神様の血を引いているとは誰が想像していただろうか。
でも、全部の事を思い返すと一つ除いては腑に落ちたので頭の中がクリアになっている。
そう、一つの事以外は。
(深澤くん、龍神様直系の子孫...なんだね。の割には何か普通なんだけど)
自分で思って、思わず笑ってしまった。
(私、気づけなかった。リョウは視えていたのだろうか?神様なので身近な存在ではないからなのかもしれないけど、うちの一族すらも知らなかっただろうし。本当に特殊な条件を満たさないとわからないようになっているんだ。まず交わらないと、体の相性が合わないと、大波で来る絶頂を得ないと、といくつもの条件を超えて辿り着いた者の前にお目見え下さるって事....。)
(まぁ、龍神様の血を持ってしてなら、確かに果てないな。疲れても、回復はするし早いし、果てないのなら回数は関係ないし.....。すべての条件を満たさないと、そうならない。悦びも含めて。か....)
(女性側が、うちの血筋でない場合のパターンはあるのかな・・・龍神様の御身を分けた子孫はどれくらいいるのかな....)
「ママ、ママ!?大丈夫!!?」
・・・・・・・・寝てしまったらしい。
目を開けると、リョウが目をまん丸くして覗き込んでいた。
「倒れていたのかと思ってびっくりしたじゃん!!!!紛らわしい!」
「あ、ゴメン。疲れて寝ちゃった。あれ?天気が....雷なってる。」
「雷、今さっき急になの。」
「あ、ねえリョウ。聞きたいことあるんだけど...」
「なぁに?」
リョウには「視えていた」のかを聞いて見た。
「うん、視えていたよ、龍神様とれんな様でしょ?」
「え゛?!れんな様知ってるの?!」
「龍神様の奥様。」
「いつから?!」
「いつからだったっけな~夢でお会いしてる。」
「深澤くんが龍神様の子孫って事は....」
「知ってる。だって、深澤さんっていつも薄い雲に包まれてるじゃん。わからなかったの、ママ??」
いつも、モヤがかかったような、薄い雲のようなものがかかっていた事は分かっていたが、そこまで意識を合わせたことがなかったので正直わからなかった。
「深澤さんね、巻き付いたような感じで雲が体に纏まとっているんだけどその先を追いかけて行くと龍の顔の形なんだよ!今度、深澤さんに会ったら意識合わせてみて。」
思わず、ため息が出た。
「そうね~今度はいつ会うかなー...会いたいな~」
「......ママ、そろそろ帰らないの?」
「帰るけど、もう少し瞑想してから帰る。何か、体が満ちてない感じがしてるから。」
「......ふーん、わかった。じゃ、先戻ってるね。今日も、軽く宴を開くってフミさん言ってたよ。」
「......???何で~?お客さん来るの?」
「知らない。ママに伝えてって言われただけだから。」
「わかった~。」
リョウは先に家へと戻っていった。
白い砂浜がどこまでも続き、海は穏やかで波音が心地良く、誰もいない。
.......大の字で上を向き、目を閉じた。
(龍神様かぁ......結末的にまさかだったな.....)
龍神様の血を引いているとは誰が想像していただろうか。
でも、全部の事を思い返すと一つ除いては腑に落ちたので頭の中がクリアになっている。
そう、一つの事以外は。
(深澤くん、龍神様直系の子孫...なんだね。の割には何か普通なんだけど)
自分で思って、思わず笑ってしまった。
(私、気づけなかった。リョウは視えていたのだろうか?神様なので身近な存在ではないからなのかもしれないけど、うちの一族すらも知らなかっただろうし。本当に特殊な条件を満たさないとわからないようになっているんだ。まず交わらないと、体の相性が合わないと、大波で来る絶頂を得ないと、といくつもの条件を超えて辿り着いた者の前にお目見え下さるって事....。)
(まぁ、龍神様の血を持ってしてなら、確かに果てないな。疲れても、回復はするし早いし、果てないのなら回数は関係ないし.....。すべての条件を満たさないと、そうならない。悦びも含めて。か....)
(女性側が、うちの血筋でない場合のパターンはあるのかな・・・龍神様の御身を分けた子孫はどれくらいいるのかな....)
「ママ、ママ!?大丈夫!!?」
・・・・・・・・寝てしまったらしい。
目を開けると、リョウが目をまん丸くして覗き込んでいた。
「倒れていたのかと思ってびっくりしたじゃん!!!!紛らわしい!」
「あ、ゴメン。疲れて寝ちゃった。あれ?天気が....雷なってる。」
「雷、今さっき急になの。」
「あ、ねえリョウ。聞きたいことあるんだけど...」
「なぁに?」
リョウには「視えていた」のかを聞いて見た。
「うん、視えていたよ、龍神様とれんな様でしょ?」
「え゛?!れんな様知ってるの?!」
「龍神様の奥様。」
「いつから?!」
「いつからだったっけな~夢でお会いしてる。」
「深澤くんが龍神様の子孫って事は....」
「知ってる。だって、深澤さんっていつも薄い雲に包まれてるじゃん。わからなかったの、ママ??」
いつも、モヤがかかったような、薄い雲のようなものがかかっていた事は分かっていたが、そこまで意識を合わせたことがなかったので正直わからなかった。
「深澤さんね、巻き付いたような感じで雲が体に纏まとっているんだけどその先を追いかけて行くと龍の顔の形なんだよ!今度、深澤さんに会ったら意識合わせてみて。」
思わず、ため息が出た。
「そうね~今度はいつ会うかなー...会いたいな~」
「......ママ、そろそろ帰らないの?」
「帰るけど、もう少し瞑想してから帰る。何か、体が満ちてない感じがしてるから。」
「......ふーん、わかった。じゃ、先戻ってるね。今日も、軽く宴を開くってフミさん言ってたよ。」
「......???何で~?お客さん来るの?」
「知らない。ママに伝えてって言われただけだから。」
「わかった~。」
リョウは先に家へと戻っていった。
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