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第二十二章 異能力のルーツ
洞窟の真実
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深澤くんがご飯を食べてくつろいでいる間に、クラでの調べ物をしていた。
(えっと、洞窟、洞窟、...........あった。なになに....)
――――――――祈龍家より向かって右にある洞窟、之これ”木漏れ日の洞窟”なり。
・・・祈龍の祖である女子おなごが龍神様の神子みこを産んだとされる神聖な場所。.......男子禁制で龍神様の結界で守られている為、男子入ろうとすれば、体に異変あり。祈龍の血を引く女子に恩恵あり、体、心を癒し休めるための場所となる。
(.......なるほど、て事は.....私が産まれた場所か!でも、龍神様....自分も入れなくしてしまって(笑)れんな様を護る為....本当にご寵愛なされているのね(笑))
(で、もう一つの方が知りたいんだけど......え.....と、.......あった!)
――――――――木漏れ日の洞窟と向かい合う洞窟あり。名を”月の洞窟”とす。木漏れ日の洞窟同様、祈龍家に由来するものだが、以外の血筋も足を運ぶこと可。
・・・祈龍家の祖と龍神様との逢引きの場所と言い伝え。洞窟内は独特の花の香り、たおやか。これを鼻に覚え、契りを交わすと蓮の花を得る事可、との噂ありて蓮の花を我が花に得たいと望む祈龍家の女子あり。夫婦めおと以外の男子連れ込み、禁忌を犯してまでも蓮の花を欲す女子の業、罪深き事。洞窟内にて香る香りは、蜜を増やし、交わる悦びを強く得るのみの用途にて蓮の花咲かず。
透き通った水、常に潤いて花の蕾、あり。花開くには厳格なる約束事ありて、これを満たした者のみ、交わりし時花開き蜜壺現れる。という言い伝え。
花が開き壺を得たるは、龍神様にお輿入れした祈龍の祖のみとされている。
壺の水は口にすると、命尽きるまで果てる事のない悦びを得られる躰を手に入れられるという言い伝えあり。
尚、蓮の花にて交われるものは、選ばれし者のみ。とされているが、今だ、”祖”以降現れていない為、選ばれし者の条件わからず。
蓮の葉の使用は、誰でも可。
(.......結果、あのお二方が愛し合う場所としてここを床にして、交わう事を愉しみ、大事にしていたという事なのよね。龍神様のお力の源は、れんな様との契りなんだわ(笑))
・・・・・・だいたいの事を調べ終わったので外に出た。
庭の椅子に深澤くんが座っていた。
「ご飯、食べ終わったなら連絡くれれば良かったのに(笑)」
「いや、色々見て回っていてここに最後着いたので待ってたんだ。」
「そう、どう?とても綺麗なところでしょ?自然がとても優しいカンジでね。ま、当然だけどね。島、まるまるウチの血筋のみで暮らしてるから。」
「そうなんだ。結界?何か、張ってあるもんね。」
「あ、わかった(笑)?!」
「わかったよ。」
「ねぇ、とっておきの場所があるんだけど.....腹ごなしに行かない??」
「いいよ、行こう。」
母屋に戻ると、リョウが何やらセカセカしていた。
「リョウどうしたの?」
「あ、ママ。私、今日は帰らないわ。」
「え?何その言い方(笑)どうしたのよ。」
どうやら、キャンプに行くらしい。
「ねぇ、もう少しゆっくり出来ないの?」
「(笑)出来ないわよー、こんなに自然いっぱいだけど安全ってないじゃない(笑)リョウに、普段出来ない体験させてあげたいのよ」
「なら、私が連れて行くわよ。元々、そのつもりだったし。」
「ちょっと、孫とこんな素敵な時間過ごせるなんてなかなかないのよ?取らないでよ。」
「取らないでよって(笑)それならいいけど、気を使ってるならそれは止めて。」
「違うわ。私が、リョウと行きたいのよ。気にしないで。」
深澤くんが申し訳なさそうにしている。
「気にしないの(笑)元々、レンが調べたい事があるって言ったのをついて来たのは私達だから。バカンスのつもりでね。」
「僕のせいですよね、スイマセン。」
「違うわ(笑)。一泊でキャンプの予定よ、よろしく。」
「わかった。ありがと。リョウ宜しくね、母ちゃま。」
「あいあい。」
フミさんもあきれている。
「相変わらずアクティブ。」
「ふふっ、そうね。」
慌ただしく出て行く二人を見送って、私達もとっておきの場所へ向かった。
(えっと、洞窟、洞窟、...........あった。なになに....)
――――――――祈龍家より向かって右にある洞窟、之これ”木漏れ日の洞窟”なり。
・・・祈龍の祖である女子おなごが龍神様の神子みこを産んだとされる神聖な場所。.......男子禁制で龍神様の結界で守られている為、男子入ろうとすれば、体に異変あり。祈龍の血を引く女子に恩恵あり、体、心を癒し休めるための場所となる。
(.......なるほど、て事は.....私が産まれた場所か!でも、龍神様....自分も入れなくしてしまって(笑)れんな様を護る為....本当にご寵愛なされているのね(笑))
(で、もう一つの方が知りたいんだけど......え.....と、.......あった!)
――――――――木漏れ日の洞窟と向かい合う洞窟あり。名を”月の洞窟”とす。木漏れ日の洞窟同様、祈龍家に由来するものだが、以外の血筋も足を運ぶこと可。
・・・祈龍家の祖と龍神様との逢引きの場所と言い伝え。洞窟内は独特の花の香り、たおやか。これを鼻に覚え、契りを交わすと蓮の花を得る事可、との噂ありて蓮の花を我が花に得たいと望む祈龍家の女子あり。夫婦めおと以外の男子連れ込み、禁忌を犯してまでも蓮の花を欲す女子の業、罪深き事。洞窟内にて香る香りは、蜜を増やし、交わる悦びを強く得るのみの用途にて蓮の花咲かず。
透き通った水、常に潤いて花の蕾、あり。花開くには厳格なる約束事ありて、これを満たした者のみ、交わりし時花開き蜜壺現れる。という言い伝え。
花が開き壺を得たるは、龍神様にお輿入れした祈龍の祖のみとされている。
壺の水は口にすると、命尽きるまで果てる事のない悦びを得られる躰を手に入れられるという言い伝えあり。
尚、蓮の花にて交われるものは、選ばれし者のみ。とされているが、今だ、”祖”以降現れていない為、選ばれし者の条件わからず。
蓮の葉の使用は、誰でも可。
(.......結果、あのお二方が愛し合う場所としてここを床にして、交わう事を愉しみ、大事にしていたという事なのよね。龍神様のお力の源は、れんな様との契りなんだわ(笑))
・・・・・・だいたいの事を調べ終わったので外に出た。
庭の椅子に深澤くんが座っていた。
「ご飯、食べ終わったなら連絡くれれば良かったのに(笑)」
「いや、色々見て回っていてここに最後着いたので待ってたんだ。」
「そう、どう?とても綺麗なところでしょ?自然がとても優しいカンジでね。ま、当然だけどね。島、まるまるウチの血筋のみで暮らしてるから。」
「そうなんだ。結界?何か、張ってあるもんね。」
「あ、わかった(笑)?!」
「わかったよ。」
「ねぇ、とっておきの場所があるんだけど.....腹ごなしに行かない??」
「いいよ、行こう。」
母屋に戻ると、リョウが何やらセカセカしていた。
「リョウどうしたの?」
「あ、ママ。私、今日は帰らないわ。」
「え?何その言い方(笑)どうしたのよ。」
どうやら、キャンプに行くらしい。
「ねぇ、もう少しゆっくり出来ないの?」
「(笑)出来ないわよー、こんなに自然いっぱいだけど安全ってないじゃない(笑)リョウに、普段出来ない体験させてあげたいのよ」
「なら、私が連れて行くわよ。元々、そのつもりだったし。」
「ちょっと、孫とこんな素敵な時間過ごせるなんてなかなかないのよ?取らないでよ。」
「取らないでよって(笑)それならいいけど、気を使ってるならそれは止めて。」
「違うわ。私が、リョウと行きたいのよ。気にしないで。」
深澤くんが申し訳なさそうにしている。
「気にしないの(笑)元々、レンが調べたい事があるって言ったのをついて来たのは私達だから。バカンスのつもりでね。」
「僕のせいですよね、スイマセン。」
「違うわ(笑)。一泊でキャンプの予定よ、よろしく。」
「わかった。ありがと。リョウ宜しくね、母ちゃま。」
「あいあい。」
フミさんもあきれている。
「相変わらずアクティブ。」
「ふふっ、そうね。」
慌ただしく出て行く二人を見送って、私達もとっておきの場所へ向かった。
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