二人で祓魔師(ふつまし)を 和希と玲馬の心霊捜査線

布留洋一朗

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第4話 死霊の動機

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「変なこと聞くけど」そう言うと、玲馬と犬のトーストがそろって首をおれに向けた。
「神戸のお祖母さん、お祓いとかそっち方面は詳しくないか」
「エクソシズムができるかってこと?」
「よくわからんが、そんな感じ」
「ばあちゃんは…そうだね、在野の研究者であってエクソシストじゃない。映画のメリン神父は学者兼エクソシストだったけど、ばあちゃんにお祓いは…」
「そっか」おれはしばらく黙ってから、「じゃあ、できる知り合いもいない?」
「知りあいかあ。うー、もしや今そんな現象に困ってる?それも君本人じゃなくて、困ってるのはご家族とか彼女」
「えっ…。彼女はいねえ。でも、なんでわかる」
「だって長島くんは自分のことではそんな憂い顔にならないと思う。弱くて大切な人が気掛かりなんだ」
 おれは両手で頬を撫でた。「うれい?」
「うん」
「それは知らんけど、たしかに心配なのは妹だ」

 妹の薫が「ケンイチ」「サトミ」に目をつけられのは、2ヶ月ほど前だった。
 いつものように脇坂さくらちゃんと一緒に下校した薫は「モア・モール城北店」に立ち寄った。
 モールへの寄り道は双方の親が禁じていたが、その日だけは破ってしまった。
 薫らはそこで「ケンイチ」「サトミ」と名乗る高校生風の男女に声をかけられた。
 当初は警戒したが、穏やかな口調と二人が下げたマスコット(ハリネズミだという)を切り口に、自然と打ち解けた。
 その日は飲み物を奢ってもらい、最後はなぜか隠れんぼをした。

 とはいえ相手は素性不明の高校生だ。「またね」と別れたが、それは実質、2度と会わない別離のあいさつのつもりだった。連絡先の交換もなし。
 ところがどう調べたのか、それ以後も男女は「つき合え」「仲間になれ」つきまとった。それもひどく気味の悪いやり口だった。
 登校時をはじめ、複数の人間がいれば姿を見せない。なのに薫とさくらちゃんだけ、あるいはそれぞれ一人だと狙ったように声がした。塾の駐輪場にケンイチがいて、ウインクしたのは怖かった。
 こわごわ断っても聞いてくれない。思い切ってはねつけると、「えらいぞ、勇気ある子は好きだ」と喜んで終わり。途方にくれ、二人は親に打ち明けた。

 さくらちゃんは、警戒心のなさを父親にずいぶん叱られたようだが、結局は「わかった。パパに任せろ」と、交渉を引き取ってもらったそうだった。
 一方のおれの家では、父は単身赴任中だった。
 が、いても役に立たないのは母の優里 –––– おれには継母にあたるひと –––– にもわかっていて、彼女は身近で少年非行問題に詳しい人物、すなわちおれに相談を持ちかけた。
 その時のおれは、祖母の入院準備のため不在がちだったのだが、話を聞いてすぐ家に戻った。とても嫌な感じがしたためだ。とりあえず、面識ある生活安全係の婦警にダメもとで相談するよう助言した。おれ自身もモールに張り込んだりしたが、こっちは空振りだった。

 驚いたことに警察の対応は素早かった。あとで考えると、脇坂社長が知り合いの議員とかに手を回させたのだろうが、とにかく防犯カメラ映像の確認、当日勤務だったモール関係者への聞き込み、少年指導員への問い合わせも行われた。しかし成果はなし。カメラ映像も小学生二人の姿だけ、地元警察が把握する周辺不良グループのメンバーにも該当者はいなかった。

 結局、謎のカップルと会話したのは薫とさくらちゃんのみ。同級生にはっきり顔貌を見た者はおらず、おれの入れ知恵で薫の試みた録音・録画も不発に終わった。
 金銭の被害や肉体的な加害はなく、警察にすら相手の正体が特定できない。つまり、二人の主張以外に恐喝カップルは存在しないのと同じだった。
 まもなく警察側に、子供二人の錯誤あるいは狂言との見方が強まったのはむしろ自然かもしれない。
 後日、あらためて保護者(それぞれの母親と家族、つまりおれ)が呼ばれ、ささいな出来事を嘘で飾って語るうち、自分でもすべて現実と思い込むのは子供によくあります、などと若造の担当から説諭された。不満はあっても反証できない親たちは、ひとまずそれを受け入れた。

 だが、その様子を複雑な表情で見守る年配の警官がいた。自慢にはならないがこのオッさんとも面識があった。
 変形してない制服姿で挨拶するおれを見て、清水というその警官は予想以上に喜んだ。そして雑談するうち、若造が席を外すと彼は自分からさっきの話に触れた。「実はわし、特徴の似たアベックを知っとった」

 その二人は特定グループに属さず、常にコンビで窃盗や暴走を繰り返した。恐喝もこなし、弱い相手を追い詰めるやり口がそっくりだと清水は言った。「あまりの共通点に、このわしがぞっとした」
(おおげさ過ぎないか?)おれは内心とまどった。
「さっき、口を挟まなかったのにはわけがある」彼は声をさらに低めた。
「二人はとうにこの世にいない」
 ネタではないよな、と数秒間彼の目をにらんだのち聞いた。
「…もう死んだって意味?冗談ですよね」
「リミッター解除した盗品のスクーターにタンデムし、あげく全開のまま戦車みたいな工事車両に突っ込んだ。即死。死にざままでボニーとクライドだったよ」
 遺体の損傷はひどく、身元確認には苦労した。バラバラだったのだ。
「何年前ですか、それ」と聞いた。すごい話なのに噂すら知らない。
「それがよ」清水は腕組みのまま言った。「かれこれ25年は前だ。わしもまだ紅顔の美青年だったよ」

 清水巡査部長の話は、図書館で裏もとった。新聞の縮刷版によると、事故は筒美橋にあった工場施設の解体工事中に起きた。現場はその後更地となり駐車場を経て立派な商業施設になった。現在のモア・モール城北店である。

「それで蛇姫様に…」
 不思議な玲馬の瞳を前に、おれは一切を明かしてしまった。続けて先日のことも話した。
「まあね。そのあとまだあって」
 学校帰りにモールへ寄ると、おれは例の事故の再検証を試みた。むろん、25年前の痕跡などあるはずもなく、ただの気休めだ。
 だが、敷地内を歩き回るうち、平面駐車場の一角を占める仮囲いの前で足が止まった。「遺跡発掘調査中立ち入り禁止」とある。中に作業の気配はまるでない。記憶を遡ると半年はこの状態だ。そんなことあり得るのか。
 おれは、胸騒ぎにせきたてられ自宅へと戻った。
 妹は無事に塾から帰って部屋にいた。「なんだ薫、いたか。はやかったな」
 ホッとして声をかけると妹は「うん」とこっくりした。だが表情がおかしい。泣き笑いみたいだ。
「なんかあったか?」重ねて聞くと、妹は耳打ちするように告白をはじめた。
 さっきまでいた塾で、居眠りをしてしまったという。
「珍しいな。おれの真似をするとは」
 笑いかけると、妹はいっそう神妙な顔になった。
「夢の中だとね」薫は続けた。自宅のベッドに寝ていて、見れば窓の外にサトミがいる。夢のせいか恐怖心は薄く、単に変だと思った。家はマンションの11階にある。
「また一緒に遊ぼうって。さくらちゃんはもう仲間だよって。でも私がいないから、『もう少しで終わっちゃう』のだって」
 同情心に篤い薫のこと、友を心配のあまり自分を悪人にした夢でも見たのかも。そう考えたが、夢には続きがあった。「こんなことも言ったの、『さくらの親父うるさ過ぎるよね。思い切って退場させることにした。娘の代わりに一括でもらっちゃえば、目障りもなくなって一挙両得』って」
「そして、今日の騒ぎだ」と、おれは言った。

 軽く目を閉じた玲馬は、「地縛霊?それとも…」と、つぶやいた。銘柄当てをするソムリエを連想した。
「やっぱり霊なのか?」おれはつめよった。すごい顔だったはずだ。「自分が信じられない。全部夢じゃないかと。でもおれのせいなんだ。妹はおれへの誕生日プレゼントを探しに禁止されたモールに行ったんだ」
 錯乱するおれを玲馬は誠実に見つめた。そして微笑した。
「たとえ夢でもいいじゃないか。とにかく妹さんの無事が目的なんだから、夢であれ現実であれ正確に把握し分析しよう。対策のために。できればここで」
「わかった」穏やかな彼に、おれも少し冷静になった。「でもなんで、ここ?」
「ここは蛇姫の聖域。死霊が盗み聞きできない」

「次に少女らの出身地は?」玲馬の推理は佳境に入っていた。まず彼は検討によって敵を25年前の死者と断定し、その後はおれに知る限りの被害者らの属性を次々あげさせた。
「ともにモールのある刑部市か。ちなみに長島くんの父上と社長は…」
「どっちも刑部のはず」
「さくらちゃんの母親の出身ってわかる?」
「あの人も刑部。ここらじゃ有名なお金持ちの一族だよ。社長と結婚のときは大騒ぎになったって」
「じゃあ妹さんの母上は…」おずおず聞いたのは、腹違いなのを先に教えてあったからだ。隣の市を告げた。父と継母は海外で知り合い仲良くなったが、きっかけは出身地が近いためだったそうだ。くだらん。

「なんで出身にこだわる?」と、聞くと玲馬は「やつらがそうだから」と言った。そして人に聞いた話だと前置きして、
「八岐大蛇をはじめ、昔話には生贄を求める魔物や土地神がでてくる。だけど生贄一人など知れている。真のねらいは、生贄の準備を通じ土地の人たちの心をまとめ支配すること。そうして気を効率よく吸い上げる」
「もっともらしいがギャグだろ」おれが突っ込むと、
「ぼくも最初笑った。気かよ、って」玲馬は認めた。「けど、それから気とはなにかを考えた。仮に電気みたいなものとすれば、土地縛りとは電気規格にあたるかもしれない。すると少女らへの執着の理由ができる。妹さんは希少な規格に適合するんだ。あっ怒らないで、あくまで仮説だから」
「それより納得したわ」怒るどころか感心した。よくこれだけ真剣になれるものだ。
「両親が刑部生まれって、けっこういないか」
「何代もそうなのは案外まれなのでは。あるいは別条件も同時クリアしてたり。とにかく、さくらさんは気の電池とされ、生命力が消耗中と考えたらどうかな。社長の外傷ナシも理由は同じ」
「生命力を一括回収されたってか。アホっぽい話だよな。けどもし当たってたら、次は薫の番…」
「あるいは、君への乗り換えを狙うかも。油断はできない。君のほうが妹さんより条件が揃っていて、社長からその情報の漏れた可能性はある」

 しばしの沈黙。おれはしみじみ言った。「今日、ここで神戸に会わなかったらやばかった」
「いや、肝心の対策がまだ」
「いや、バカにせず話に乗ってくれたのが何よりありがたい」
「ぼくだって、こんな真剣に話を聞いてもらったのは初めて。いつも嫌がられてたし。それより、ぼくがなぜすぐ乗ったかといえば」玲馬は分厚いコンパクトカメラを出した。彼がちょい古カメラ党だというのは聞いていた。背面のディスプレーをおれに示す。
「心霊写真は撮れなかったけど」画像はモア・モールの駐車場だった。
「なんか、画面ちっちゃくね?」
「これがいいのだ!」
 家族と車でモールに出かけた際、違和感を覚え撮ったという。「社長の発見場所もここのどこかだよね」
 おれの話を聞く前から、玲馬はモア・モールの妖しさに気づいていたのだ。

「神戸って霊とか妖怪とか感じるの?霊感体質?」
「それが、霊感はせいぜい人類の平均値かな。敏感な霊能力者だと気絶するって噂の心霊スポットに行って何もなし。そのかわり、免疫体質というか呪いの影響を受けにくい。鈍いから風の音に怯えたりしない」
 彼はトーストを親しげに撫でた。「この犬もそう。先祖はどんな魔物も見抜いたって名犬なんだけど、トーストにそのセンスはなし。ぼくと同じで鈍い。その代わり、怯えたり取り込まれたりはないはず」
「たしかに、ケンカに強いのは腹の座ったやつだよなあ」
「それと一応、祖母ちゃんのアドバイザーみたいな存在に相談はしたんだ。『世の理に反したもの』が駐車場にいた可能性を指摘された。ただ、残り香みたいなものだし詳細はわからないまま、でも、これで謎がとけたよ」
「これ、その人に見せても意味ないかな」おれはビニール袋をポケットから出した。妹と最初に会った日、サトミがドーナッツ店のナプキンに描いて見せた絵が入っている。「サトミがマスコットを自分で描いたんだ。指紋とかは出なかった。社長に見せようと思って」
「目の前でペンを握って描いたの?」玲馬は大きな目をさらに見開いた。
「うん。ペン回ししながらだって」
「よし。お借りする」彼があまりに真剣な顔で袋をしまったので、おれの方が怖くなった。
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