麗しの超人お姫様はへっぽこ竜を溺愛する〜今さら無理とか言わせません。育てた責任とってもらうわ〜

ナカナカ田

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赤子は不思議な子だった。

リザたちの棲む谷は、広い森の中の、大きな山に囲まれたところにあったので、人間がやってくることはなかった。

だから、リザもビィもマーラも、生の人間を見るのは赤子が初めてだった。

しかし、どうも首をかしげてしまう。

赤子がやってきてそろそろ1ヶ月。乳をやる以外、ほとんどすることがないのだ。

赤子は1日のほとんどを寝て過ごしていた。
たまにゴソゴソとしていることがあるものの、すぐまた寝てしまう。
泣いてグズることもない。
お腹が減ると、ものすごい音がなるので、乳をやる。乳やりでさえ、はじめの数日は試行錯誤でヤギの乳を搾り、なんとか飲ませていたが、ある時、そのまま飲ますのはどうかとなった。いやいや、無理でしょー。と3人で笑っていたのに。

…飲めてしまった。

それ以来、赤子はマーラの乳を引っ掴み、直飲みしている。

そうすると、リザたちのすることといえば、オムツ替えと沐浴くらいしかないのだが、それすらする必要がなかった。

というのも、オムツは自動でかわっているからである。気づくと赤子から少し離れたところに汚れたオムツが置いてあり、キレイなオムツがなくなっているのだ。

沐浴も同様だった。そろそろ汚れてきたかな、と思う頃になると、赤子は自動でキレイになっていた。

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