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フィアは10歳になった。
相変わらずリザと動物達、それからちょくちょく通って来る天敵と森で暮らしていた。
ここ数年のフィアの興味はもっぱら魔法であった。
棒切れで打ち倒そうとしてもなかなかジュラルドラは倒せない。どうしたものかと考えていた時にちょうどジュラルドラが落ちてきたことがあった。
そういえばお前はどうやってここに来ているんだと聞けば、森の入口あたりまでは竜型で飛んできて、そこから人型になり転移魔法を使っていると言った。
それだ!とフィアは強く思った。思ったが、まさか倒したい超本人に教えて欲しいなどとは言えず、かと言って今まで魔法を見たことがないフィアは、魔法のイメージすらない。
そして、このことはリザには聞けない。
フィアはリザが魔法を使えないことを知っていたし、そのことを恥じているのも知っていた。
リザを困らせたくも悲しませたくもなかった。絶対に。
しかし、そうなってくるとフィアが魔法を学ぶ機会はなかった。
ジュラルドラが転移魔法を使うところを見ようと湖のほとりで張っていたりしたこともあったが、そういう時に限ってヤツは現れない。
運良く見れたこともあったが、上空に突然ポッと現れて、落ちてくる。浮いている姿も見たことがあるが、原理はちっとも分からなかった。
(なかなかどん詰まってるな…)
ヤキモキしながら湖のほとりを散歩していた。
(このイライラを誰かにぶつけたい)
そう思いながら歩いているとちょうどよくジュラルドラがやってきた。
相変わらずリザと動物達、それからちょくちょく通って来る天敵と森で暮らしていた。
ここ数年のフィアの興味はもっぱら魔法であった。
棒切れで打ち倒そうとしてもなかなかジュラルドラは倒せない。どうしたものかと考えていた時にちょうどジュラルドラが落ちてきたことがあった。
そういえばお前はどうやってここに来ているんだと聞けば、森の入口あたりまでは竜型で飛んできて、そこから人型になり転移魔法を使っていると言った。
それだ!とフィアは強く思った。思ったが、まさか倒したい超本人に教えて欲しいなどとは言えず、かと言って今まで魔法を見たことがないフィアは、魔法のイメージすらない。
そして、このことはリザには聞けない。
フィアはリザが魔法を使えないことを知っていたし、そのことを恥じているのも知っていた。
リザを困らせたくも悲しませたくもなかった。絶対に。
しかし、そうなってくるとフィアが魔法を学ぶ機会はなかった。
ジュラルドラが転移魔法を使うところを見ようと湖のほとりで張っていたりしたこともあったが、そういう時に限ってヤツは現れない。
運良く見れたこともあったが、上空に突然ポッと現れて、落ちてくる。浮いている姿も見たことがあるが、原理はちっとも分からなかった。
(なかなかどん詰まってるな…)
ヤキモキしながら湖のほとりを散歩していた。
(このイライラを誰かにぶつけたい)
そう思いながら歩いているとちょうどよくジュラルドラがやってきた。
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