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【4】名もなき朝の私《さよなら、先生》
12.愛しているなら……
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驚いた母がすぐに函館の病院に連れて行ってくれた。
声が出ないのは『心因性のもの』という診断だった。
つまり葉子の精神的ストレスから来たものということだった。
レストランの仕事を休むことになってしまった。
白樺の木立が見える二階の自室で、葉子はパソコンから『ハコチャンネル』にアクセスした。
ほぼ毎日やっていた配信が途切れた。理由もなにも声明していない。
だから最後にアップした唄動画のところでコメントが集中している。
*どうしたんだろう。今日で十日目だよね
*ハコちゃんがこんなに休みなんて初めてじゃん
*SNSの北星さんの写真アップも止まってる……。この時期だからインフルエンザにかかったとか、なにかあったのかな……
*ダラシーノはどうしたんだよ。あいつまでなにかあるってわけないだろ
*どっちかになにかあって配信どころじゃないのかも
*レストランは? 知ってる人もいるんでしょ
*ハコちゃんのためにはっきりは明かせないけれど、たぶんここだろうというレストランは通常営業中みたいだった
*ええ……、どうしちゃったんだろう……
*じっと待ってみようよ。ハコちゃんが北星さんの写真をほったらかしたりすると思えない。だってあの子、こんなふうに知られる一年前からひとりで唄っていたんだよ。お父さんが特別縁故者になるまで。そのあとも大事に更新していたじゃん。
*北星の写真、遺されていた分、全部更新を終えたんじゃね?
*十日ぐらいなら待ってみようよ。二年も続けていたんだから。ハコちゃんなら辞めるときは辞めると伝えにきてくれるよ、信じてる。
そんな憶測の連続で、視聴者の声がずっと下まで続いていた。
一日中、部屋にいると余計にストレスが溜まりそうで、葉子はギターを担いで湖畔へ向かう。
最近は訪れる機会が減ってしまった秀星の撮影ポイントに到着。
雪が積もっていて、湖面は真っ白で、駒ヶ岳も寒々と木枯らしの中にそびえ立っている。
なにもかも。ここから始まったんだっけ。
まさかその先に、こんなことが待っているとは思わなかった。
ギターだけ構える。イントロの音をかき鳴らす。
スーハー、スーハー……ハッハッ……。
唄うが声がでなかった。涙がどっと流れ出す。大声で泣きたい!
「はぁああッ、は……っ あああ~あぁ……っ」
泣き声もかすれた息の声しかでない。
涙だけが流れて、葉子は雪の上に崩れおちる。
秀星さん。秀星さん。なんでいなくなっちゃったの!!
ハコを捨てて行っちゃったの! 捨てたんでしょ。ハコのところに帰ろうって思ってくれなかったんでしょう!! ひどいよ。ずっと秀星さんといたかったよ!!
彼が雪を被って息絶えていたそこで、葉子もうつ伏せになって泣き続けた。
どれぐらい? 涙が涸れた時になって、葉子の荒かった息づかいも、心に渦巻いていた波も静かになってくる――。
でも。わかるよ。秀星さん。
まわりがなんと言おうが、どうにも止まらない欲望ってあるよね。
彼を心で責めたてたおかげで、その後にはすっと落ち着いた気持ちになれる。
彼が望んだ最後の欲望。それを満たして逝ったのだ。
彼を愛しているなら。彼が満足して旅立ったことを受け入れて、よかったねと笑って見送るべきだ。
葉子は立ち上がる。駒ヶ岳が姿を消した。向こうはもう横殴りの雪が降り始めていた。もうすぐここにもあの吹雪がやってくる。
風が吹き始めた冬の散策道へと葉子はギターを担いで戻る。
元のなにもない葉子に戻っただけだ。
最後の仕事は、秀星の写真集を無事に世に出すこと。
それで、すべての活動を終わりにしよう。
レストランと実家に戻った時には、横殴りの吹雪が到着していた。
実家の玄関に立つと、レストランの勝手口から『葉子ちゃん!!』と切羽詰まる蒼の声が聞こえてきた。
「どこに行っていたんだ。お母さんが探していた」
『湖畔に』
声がでないから、蒼にすぐに伝えられない。
「こっちおいで」
メートル・ドテル姿の蒼が怖い顏になっている。
レストランの仕事を休んでいるので、彼と一緒にいる時間も減っていたからだろう。いまここで葉子を捕まえようとしている。
「あたたかいココアを入れてあげるからおいで」
今度の蒼の声は優しかった。
それに負けて、葉子は私服でギターを担いだまま、開店前のレストランへと足を向けた。
給仕長室へと促され、葉子はそこにただ力なく座る。
「秀星さんに会いに行っていただろ」
彼にはなんでも見透かされている。抵抗も言い訳もする気力もなく、葉子は素直に頷いた。
「ココア、作ってくるな。まだ開店前だから大丈夫。動くなよ、帰るなよ、帰ったら、自宅の二階まで襲撃するからな」
襲撃! ダラシーノなら本当にやりそうで、葉子はびっくりして目を丸くした。
いつものきりっとした身のこなしで、蒼が厨房へと出て行った。
その間。葉子はひさしぶりに秀星のノートパソコンの電源を入れる。
葉子の自宅自室のパソコンにも同じデータをコピーしているが、いつもここから北星秀の写真をSNSにアップしていた日々を思い出す。
写真だけでも……。いや、唄の配信はどうしたと聞かれる……。
そう思うと、訳をいうのもどう伝えたらいいかわからず、違う理由でも作るかと思ったが、どこまで誤魔化せるか、嘘を配信する恐ろしさもあって前に進めずにいる。
それでも、秀星が遺した写真をしばらく眺めていた。
この季節の同じ日付の、今日だったらなにを選んだだろうと、葉子はひさしぶりに見つめている。
なんでだろう。心が落ち着いてくる。秀星の優しい目線が伝わってくる。やっぱり、私は彼の感性が好き。そう、写真集まで辿り着けたんだ。もう、いいよね……。また涙が出てくる。
そこに蒼がココアを持ってきてくれた。
いつもそうしていたように、自分のデスクを占領している葉子の手元に置いてくれる。そして彼は小さな丸椅子に座り、すぐそばにいてくれた。
「コメント、ひっきりなしに集まっているね。みんな、心配している」
葉子も頷く。
「秀星さんのところに行っていた? 湖畔の、いつものさ……」
彼が寂しそうに眼差しを伏せ、そっと葉子から視線をそらした。
でも、葉子も否定せずに素直に頷く。
「いま、葉子ちゃんが抱いて欲しいのは、慰めてほしいのは、まだ秀星さんなんだな……」
彼が前髪をかきあげ、致し方なさそうに大きなため息をついてうつむいた。
ごめんね。アオイさん。
声がでない。彼もうつむいているから、葉子の口元を見てくれない。
酷くもどかしい。
「俺じゃ、駄目だったんだなあ……」
違う。違う。違う。
葉子は一生懸命に頭を振る。なんとか伝えたくて、うつむいている彼へと手を伸ばす。葉子が手を伸ばして触れてきたので、やっと蒼が顔を上げてくれる。
口をぱくぱく動かす。一生懸命になると少しだけ声が漏れ出る。
でも自分が発するコントロールできる音声ではなくて、口を動かそうとしているから声帯がただ自動的に動いているから自然と出てくるだけの音声。『あっ、あ、ああ』とかすれて出てくるだけだった。
はあはあと息があがって、葉子も諦める。
そんな葉子を見て、また蒼が泣きそうな顔になっている。
「葉子ちゃん。スマホ、持ってる?」
言われて、コートのポケットに入れていたスマートフォンを取り出して、蒼に見せた。
「いつも俺とメッセージで連絡を取り合っているところに打ち込んで」
あ、なるほど――。
葉子はアプリ画面を開いて、やっと数日ぶりに蒼と会話をする。
『神戸に帰っちゃうの?』
蒼のスマートフォンから通知着信音が聞こえる。
葉子のメッセージを確認した彼の返答は――。
声が出ないのは『心因性のもの』という診断だった。
つまり葉子の精神的ストレスから来たものということだった。
レストランの仕事を休むことになってしまった。
白樺の木立が見える二階の自室で、葉子はパソコンから『ハコチャンネル』にアクセスした。
ほぼ毎日やっていた配信が途切れた。理由もなにも声明していない。
だから最後にアップした唄動画のところでコメントが集中している。
*どうしたんだろう。今日で十日目だよね
*ハコちゃんがこんなに休みなんて初めてじゃん
*SNSの北星さんの写真アップも止まってる……。この時期だからインフルエンザにかかったとか、なにかあったのかな……
*ダラシーノはどうしたんだよ。あいつまでなにかあるってわけないだろ
*どっちかになにかあって配信どころじゃないのかも
*レストランは? 知ってる人もいるんでしょ
*ハコちゃんのためにはっきりは明かせないけれど、たぶんここだろうというレストランは通常営業中みたいだった
*ええ……、どうしちゃったんだろう……
*じっと待ってみようよ。ハコちゃんが北星さんの写真をほったらかしたりすると思えない。だってあの子、こんなふうに知られる一年前からひとりで唄っていたんだよ。お父さんが特別縁故者になるまで。そのあとも大事に更新していたじゃん。
*北星の写真、遺されていた分、全部更新を終えたんじゃね?
*十日ぐらいなら待ってみようよ。二年も続けていたんだから。ハコちゃんなら辞めるときは辞めると伝えにきてくれるよ、信じてる。
そんな憶測の連続で、視聴者の声がずっと下まで続いていた。
一日中、部屋にいると余計にストレスが溜まりそうで、葉子はギターを担いで湖畔へ向かう。
最近は訪れる機会が減ってしまった秀星の撮影ポイントに到着。
雪が積もっていて、湖面は真っ白で、駒ヶ岳も寒々と木枯らしの中にそびえ立っている。
なにもかも。ここから始まったんだっけ。
まさかその先に、こんなことが待っているとは思わなかった。
ギターだけ構える。イントロの音をかき鳴らす。
スーハー、スーハー……ハッハッ……。
唄うが声がでなかった。涙がどっと流れ出す。大声で泣きたい!
「はぁああッ、は……っ あああ~あぁ……っ」
泣き声もかすれた息の声しかでない。
涙だけが流れて、葉子は雪の上に崩れおちる。
秀星さん。秀星さん。なんでいなくなっちゃったの!!
ハコを捨てて行っちゃったの! 捨てたんでしょ。ハコのところに帰ろうって思ってくれなかったんでしょう!! ひどいよ。ずっと秀星さんといたかったよ!!
彼が雪を被って息絶えていたそこで、葉子もうつ伏せになって泣き続けた。
どれぐらい? 涙が涸れた時になって、葉子の荒かった息づかいも、心に渦巻いていた波も静かになってくる――。
でも。わかるよ。秀星さん。
まわりがなんと言おうが、どうにも止まらない欲望ってあるよね。
彼を心で責めたてたおかげで、その後にはすっと落ち着いた気持ちになれる。
彼が望んだ最後の欲望。それを満たして逝ったのだ。
彼を愛しているなら。彼が満足して旅立ったことを受け入れて、よかったねと笑って見送るべきだ。
葉子は立ち上がる。駒ヶ岳が姿を消した。向こうはもう横殴りの雪が降り始めていた。もうすぐここにもあの吹雪がやってくる。
風が吹き始めた冬の散策道へと葉子はギターを担いで戻る。
元のなにもない葉子に戻っただけだ。
最後の仕事は、秀星の写真集を無事に世に出すこと。
それで、すべての活動を終わりにしよう。
レストランと実家に戻った時には、横殴りの吹雪が到着していた。
実家の玄関に立つと、レストランの勝手口から『葉子ちゃん!!』と切羽詰まる蒼の声が聞こえてきた。
「どこに行っていたんだ。お母さんが探していた」
『湖畔に』
声がでないから、蒼にすぐに伝えられない。
「こっちおいで」
メートル・ドテル姿の蒼が怖い顏になっている。
レストランの仕事を休んでいるので、彼と一緒にいる時間も減っていたからだろう。いまここで葉子を捕まえようとしている。
「あたたかいココアを入れてあげるからおいで」
今度の蒼の声は優しかった。
それに負けて、葉子は私服でギターを担いだまま、開店前のレストランへと足を向けた。
給仕長室へと促され、葉子はそこにただ力なく座る。
「秀星さんに会いに行っていただろ」
彼にはなんでも見透かされている。抵抗も言い訳もする気力もなく、葉子は素直に頷いた。
「ココア、作ってくるな。まだ開店前だから大丈夫。動くなよ、帰るなよ、帰ったら、自宅の二階まで襲撃するからな」
襲撃! ダラシーノなら本当にやりそうで、葉子はびっくりして目を丸くした。
いつものきりっとした身のこなしで、蒼が厨房へと出て行った。
その間。葉子はひさしぶりに秀星のノートパソコンの電源を入れる。
葉子の自宅自室のパソコンにも同じデータをコピーしているが、いつもここから北星秀の写真をSNSにアップしていた日々を思い出す。
写真だけでも……。いや、唄の配信はどうしたと聞かれる……。
そう思うと、訳をいうのもどう伝えたらいいかわからず、違う理由でも作るかと思ったが、どこまで誤魔化せるか、嘘を配信する恐ろしさもあって前に進めずにいる。
それでも、秀星が遺した写真をしばらく眺めていた。
この季節の同じ日付の、今日だったらなにを選んだだろうと、葉子はひさしぶりに見つめている。
なんでだろう。心が落ち着いてくる。秀星の優しい目線が伝わってくる。やっぱり、私は彼の感性が好き。そう、写真集まで辿り着けたんだ。もう、いいよね……。また涙が出てくる。
そこに蒼がココアを持ってきてくれた。
いつもそうしていたように、自分のデスクを占領している葉子の手元に置いてくれる。そして彼は小さな丸椅子に座り、すぐそばにいてくれた。
「コメント、ひっきりなしに集まっているね。みんな、心配している」
葉子も頷く。
「秀星さんのところに行っていた? 湖畔の、いつものさ……」
彼が寂しそうに眼差しを伏せ、そっと葉子から視線をそらした。
でも、葉子も否定せずに素直に頷く。
「いま、葉子ちゃんが抱いて欲しいのは、慰めてほしいのは、まだ秀星さんなんだな……」
彼が前髪をかきあげ、致し方なさそうに大きなため息をついてうつむいた。
ごめんね。アオイさん。
声がでない。彼もうつむいているから、葉子の口元を見てくれない。
酷くもどかしい。
「俺じゃ、駄目だったんだなあ……」
違う。違う。違う。
葉子は一生懸命に頭を振る。なんとか伝えたくて、うつむいている彼へと手を伸ばす。葉子が手を伸ばして触れてきたので、やっと蒼が顔を上げてくれる。
口をぱくぱく動かす。一生懸命になると少しだけ声が漏れ出る。
でも自分が発するコントロールできる音声ではなくて、口を動かそうとしているから声帯がただ自動的に動いているから自然と出てくるだけの音声。『あっ、あ、ああ』とかすれて出てくるだけだった。
はあはあと息があがって、葉子も諦める。
そんな葉子を見て、また蒼が泣きそうな顔になっている。
「葉子ちゃん。スマホ、持ってる?」
言われて、コートのポケットに入れていたスマートフォンを取り出して、蒼に見せた。
「いつも俺とメッセージで連絡を取り合っているところに打ち込んで」
あ、なるほど――。
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