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【R18】Last kissはあなたと 〜 10年越しの恋の行方〜
『熱帯夜、酒企画2014』前編
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とある街の駅ビル地階で、ひっそりと営業している『Bar le marron』。ここのバーテンは、客のリクエストに応じてオリジナルのカクテルを作ってくれるということで、密かに若い女性達に人気のあるお店でもある。
カランカラン……ドアにつけてあるカウベルが、いつもより小さな音を響かせた。カウンターの向こうに立ち、客の相手をしていたバーテンの隆太が、聞き慣れた調子の音にそちらへ目を向けると、常連客で近くの銀行に勤めている舞子が、しょんぼりとした顔で入ってきた。そしてそのまま、カウンターのスツールに腰をおろす。
「こんばんは、舞子さん。外はもう雨、降りだしましたか?」
「まだ降ってなかったわ」
「そうですか、てっきり降ってるかと思ってましたよ」
ここは地階なので外が見えない。だから客の様子でそれを判断するしかないのだ。そんなことを言いながら、タオルを彼女の前にそっと置いた。
「?」
「髪と顔、濡れてますよ。雨、降ってるの気がつかなかったんですか?」
その言葉に、慌ててタオルを手にして目元をぬぐう。
「ありがと。危うく狸オバサンになるところだった」
「どういたしまして。……何にしますか?」
「いつものお願い」
「分かりました」
彼女がオーダーするのはカクテル“Last kiss”。
十年前に、隆太がバイトでここに立った当時から、変わっていなかった。ラム、ジン、ブランデー、ドライ・ベルモット、そしてレモンを搾ったものを少々。それらを入れたシェイカーを、軽くシェイクする。乳白色のカクテルをグラスに注いで、彼女の前に置いた。
「どうぞ」
「ありがと」
「いいえ」
カクテルを口にしながらフッと溜め息をつく。
「私ね、このほろ苦いカクテル、名前も失恋らしいと思って、他のお店でもオーダーするようになったんだけど、どうして隆太君の作ったカクテルは、他の人が作るのより甘いって感じるのかな……」
「さあ、どうしてでしょうね」
曖昧な笑みを浮かべながら、別の客がオーダーしてきたカクテルを作る作業にもどった。彼女がこの店に来るのは決まって失恋した時で、その時に注文するのがこのカクテル“Last kiss”。十年前、隆太がこの店で初めて作ったカクテルがこれだった。
+++++
十年前
その日は、いつものバーテンをしている先輩が風邪で休んだため、普段は裏方を任されているバイトの隆太が、バーテン代行として立っていた夜だった。
カランカランとカウベルの乱暴気味な音が、店内に響いた。入ってきたのはOL風の女性で、何やら涙ぐんでいる。彼女は何も言わず、カウンターの一番端の席に座った。こういう時は、気づかないふりをしてさり気なく応対すること、とは先輩の言葉だ。しかし目の前で、女性が涙ぐんで洟をすすっているのに素知らぬ顔をするというのは、非常に難しい。
「いらっしゃいませ。何になさいますか」
そうは言ったものの、視線は自分の手元に向けておく。
「失恋した時には、どんなカクテルが似合うと思う?」
逆に尋ねられ、ちょっと驚いて彼女の顔を見る。涙でマスカラが滲んで若干タヌキ気味だし、鼻も少しばかり赤いのだが、とても可愛い人だなと思った。
「そうですね……。ほろ苦い感じで、カンパリを使ったカクテルとか?」
「なんだかありきたり」
そんなのつまらないと言った口調で呟かれたので、他に何かそれらしいものは無いかと頭の中のレシピを探る。
「そうですか、だったら……名前から入ってLast kissなんてどうでしょう。ラムベースのカクテルですけど」
「うん、名前が気に入った。それちょうだい」
「分かりました」
作る用意しているのを彼女は頬杖をついてジッと見つめているので、落ち着かなくなってきた。普段は裏方で客と顔を合わすこともないし、今夜ここに立ったのが初めてだから、よけいにそう感じたのかもしれない。
「あの……何か?」
「んー? いつものバーテンさんと違うなあって思って」
「自分は後輩なんです。普段はバックヤードにいるんですけど、今日は先輩が風邪をひいて休みなんで、ピンチヒッターってことで」
「へえ。お名前は?」
「隆太です。三杉隆太」
「隆太君。いつものバーテンさんの後輩ってことは、大学生? つまりはバイト?」
「はい、週末だけですけどね。……どうぞ」
初めて作ったカクテルを、彼女は美味しいと喜んでくれた。それが彼女、真鍋舞子との出会いだった。
+++
「りゅうたぁぁぁ……」
乱暴であると同時に少し元気の無いカウベルの音と共に、半泣きになりながら店に入ってくる舞子。
「こんばんは、舞子さん」
「またフラれたあぁぁぁ」
べそをかきながら、いつもの指定席に座る彼女。そしていつもと同じように、自分は彼女を慰めつつカクテルLast kissを用意する。グラスを差し出すと彼女は一気に飲み干して、お代わり!とつっけんどんな口調でグラスをつき返してきた。
「舞子さん、カクテルはそんな風に、一気飲みするもんじゃないですよ? 甘くても、そこそこアルコール度が高いんだから」
「いいの!!もう一杯つくって! それと、そのしわしわのレモンもチョウダイ!!」
「搾りかすですよ?」
「いいから!」
カクテルに入れるために搾ったレモンを、半ば引っ手繰るように受け取ると、それをしばらくの間ジッと睨みつけ、そして何がレモンメレンゲパイよ!と呟きながら齧った。どうやら今回の相手の浮気相手は、ケーキ作りが得意らしい。
「舞子さん、齧るなら新鮮なレモンにした方が良いですよ?」
「いいのよ! 私みたいな女には、搾りかすになったこれがお似合いなんだから。どうせ捨てるだけなんでしょ?」
「それだって、レモンピールを作るのに役立ってるんですけど……」
「それよりもお代わりまだ?」
「はいはい、少し待っててください、新しいレモンとってきますから」
最近入ってきた新しいバイトにその場を任せ、バックヤードに入る。そこで料理をしていたマスターが、少しだけ楽しそうな顔をして笑いかけてきた。
「舞子ちゃん、どうやらまた失恋したみたいだな」
「みたいです。相手がレモンメレンゲパイを作る女になびいたらしいですよ」
「それでレモンに八つ当たりか」
冷蔵庫の中からレモンを取り出して溜め息をつく。
「マスター、カクテル、ちょっと細工しても良いですか?」
「ん?」
「今夜の舞子さん、絶対に深酒しそうな勢いなので、カクテルに入れるアルコールを減らそうかと」
「ああ、そうだね、かまわないよ。ただし、他のお客さんにも舞子ちゃんにも、ばれないようにね」
「分かってます。まったく……五歳も年上だなんて信じられませんよ、あの態度」
そんな経緯で、通称舞子スペシャルという通常よりアルコール少な目のカクテルが、店に密かに誕生した。もちろん他の客には知られていない、彼女限定の極秘裏メニューではあるのだが。
+++++
「ところで隆太って、どうしてここに勤めるようになったの? 言っちゃなんだけど、バーのバーテンってタイプじゃないよね」
そんな彼女の声で現実に引き戻される。
「バイトしているうちに好きになったんですよ、この仕事。マスターにはカクテルだけじゃなくて、ワインの勉強もさせてもらったし、お陰でソムリエの資格まで取れましたからね」
「だったら、ホテルとかフレンチレストランとかもあるでしょ? マスターに聞いたわよ? 老舗ホテルのフレンチレストランから声がかかってるって」
シェイカーを振っていた手が止まった。
「喋っちゃったんですか、マスター。黙っててくれって言ったのに」
「私って聞き上手なの」
「みたいですね。口が堅くて有名なマスターから聞き出しちゃうなんて、舞子さんは本当に油断できませんよ」
「それで?」
「それでって?」
「気持ちが揺れてるんでしょ? ここか、そこの……レグネンスホテルだっけ? そっちのフレンチに行くか」
「確かにこの年で老舗ホテルからお声がかかるのは、すごくありがたいことなんですけどね」
だけど自分は、この店が好きだからずっと残りたいという気持ちも強い。ずっと世話になったマスターのこともあるが……。
「マスターは何て?」
「良い機会だから、違う世界を見てみるのも良いことだとは言ってくれているんです。だけど、この店の売りである、オリジナルカクテルを作るバーテンというのが、今のところ僕しかいませんからね。俺がここ辞めたら、その売りが無くなります」
「なるほどね……」
「それに」
「それに?」
「僕がいなくなったら、誰が舞子さんの愚痴を聞くんです?」
そう言うと、何故かタオルが顔面に飛んできた。
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「まだ降ってなかったわ」
「そうですか、てっきり降ってるかと思ってましたよ」
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「?」
「髪と顔、濡れてますよ。雨、降ってるの気がつかなかったんですか?」
その言葉に、慌ててタオルを手にして目元をぬぐう。
「ありがと。危うく狸オバサンになるところだった」
「どういたしまして。……何にしますか?」
「いつものお願い」
「分かりました」
彼女がオーダーするのはカクテル“Last kiss”。
十年前に、隆太がバイトでここに立った当時から、変わっていなかった。ラム、ジン、ブランデー、ドライ・ベルモット、そしてレモンを搾ったものを少々。それらを入れたシェイカーを、軽くシェイクする。乳白色のカクテルをグラスに注いで、彼女の前に置いた。
「どうぞ」
「ありがと」
「いいえ」
カクテルを口にしながらフッと溜め息をつく。
「私ね、このほろ苦いカクテル、名前も失恋らしいと思って、他のお店でもオーダーするようになったんだけど、どうして隆太君の作ったカクテルは、他の人が作るのより甘いって感じるのかな……」
「さあ、どうしてでしょうね」
曖昧な笑みを浮かべながら、別の客がオーダーしてきたカクテルを作る作業にもどった。彼女がこの店に来るのは決まって失恋した時で、その時に注文するのがこのカクテル“Last kiss”。十年前、隆太がこの店で初めて作ったカクテルがこれだった。
+++++
十年前
その日は、いつものバーテンをしている先輩が風邪で休んだため、普段は裏方を任されているバイトの隆太が、バーテン代行として立っていた夜だった。
カランカランとカウベルの乱暴気味な音が、店内に響いた。入ってきたのはOL風の女性で、何やら涙ぐんでいる。彼女は何も言わず、カウンターの一番端の席に座った。こういう時は、気づかないふりをしてさり気なく応対すること、とは先輩の言葉だ。しかし目の前で、女性が涙ぐんで洟をすすっているのに素知らぬ顔をするというのは、非常に難しい。
「いらっしゃいませ。何になさいますか」
そうは言ったものの、視線は自分の手元に向けておく。
「失恋した時には、どんなカクテルが似合うと思う?」
逆に尋ねられ、ちょっと驚いて彼女の顔を見る。涙でマスカラが滲んで若干タヌキ気味だし、鼻も少しばかり赤いのだが、とても可愛い人だなと思った。
「そうですね……。ほろ苦い感じで、カンパリを使ったカクテルとか?」
「なんだかありきたり」
そんなのつまらないと言った口調で呟かれたので、他に何かそれらしいものは無いかと頭の中のレシピを探る。
「そうですか、だったら……名前から入ってLast kissなんてどうでしょう。ラムベースのカクテルですけど」
「うん、名前が気に入った。それちょうだい」
「分かりました」
作る用意しているのを彼女は頬杖をついてジッと見つめているので、落ち着かなくなってきた。普段は裏方で客と顔を合わすこともないし、今夜ここに立ったのが初めてだから、よけいにそう感じたのかもしれない。
「あの……何か?」
「んー? いつものバーテンさんと違うなあって思って」
「自分は後輩なんです。普段はバックヤードにいるんですけど、今日は先輩が風邪をひいて休みなんで、ピンチヒッターってことで」
「へえ。お名前は?」
「隆太です。三杉隆太」
「隆太君。いつものバーテンさんの後輩ってことは、大学生? つまりはバイト?」
「はい、週末だけですけどね。……どうぞ」
初めて作ったカクテルを、彼女は美味しいと喜んでくれた。それが彼女、真鍋舞子との出会いだった。
+++
「りゅうたぁぁぁ……」
乱暴であると同時に少し元気の無いカウベルの音と共に、半泣きになりながら店に入ってくる舞子。
「こんばんは、舞子さん」
「またフラれたあぁぁぁ」
べそをかきながら、いつもの指定席に座る彼女。そしていつもと同じように、自分は彼女を慰めつつカクテルLast kissを用意する。グラスを差し出すと彼女は一気に飲み干して、お代わり!とつっけんどんな口調でグラスをつき返してきた。
「舞子さん、カクテルはそんな風に、一気飲みするもんじゃないですよ? 甘くても、そこそこアルコール度が高いんだから」
「いいの!!もう一杯つくって! それと、そのしわしわのレモンもチョウダイ!!」
「搾りかすですよ?」
「いいから!」
カクテルに入れるために搾ったレモンを、半ば引っ手繰るように受け取ると、それをしばらくの間ジッと睨みつけ、そして何がレモンメレンゲパイよ!と呟きながら齧った。どうやら今回の相手の浮気相手は、ケーキ作りが得意らしい。
「舞子さん、齧るなら新鮮なレモンにした方が良いですよ?」
「いいのよ! 私みたいな女には、搾りかすになったこれがお似合いなんだから。どうせ捨てるだけなんでしょ?」
「それだって、レモンピールを作るのに役立ってるんですけど……」
「それよりもお代わりまだ?」
「はいはい、少し待っててください、新しいレモンとってきますから」
最近入ってきた新しいバイトにその場を任せ、バックヤードに入る。そこで料理をしていたマスターが、少しだけ楽しそうな顔をして笑いかけてきた。
「舞子ちゃん、どうやらまた失恋したみたいだな」
「みたいです。相手がレモンメレンゲパイを作る女になびいたらしいですよ」
「それでレモンに八つ当たりか」
冷蔵庫の中からレモンを取り出して溜め息をつく。
「マスター、カクテル、ちょっと細工しても良いですか?」
「ん?」
「今夜の舞子さん、絶対に深酒しそうな勢いなので、カクテルに入れるアルコールを減らそうかと」
「ああ、そうだね、かまわないよ。ただし、他のお客さんにも舞子ちゃんにも、ばれないようにね」
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そんな経緯で、通称舞子スペシャルという通常よりアルコール少な目のカクテルが、店に密かに誕生した。もちろん他の客には知られていない、彼女限定の極秘裏メニューではあるのだが。
+++++
「ところで隆太って、どうしてここに勤めるようになったの? 言っちゃなんだけど、バーのバーテンってタイプじゃないよね」
そんな彼女の声で現実に引き戻される。
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「だったら、ホテルとかフレンチレストランとかもあるでしょ? マスターに聞いたわよ? 老舗ホテルのフレンチレストランから声がかかってるって」
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