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番外小話 2
BのLとかその他諸々
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【なろう】青いヤツと特別国家公務員の『二号、ちょっと怒る』『二号、故郷に帰る?』の顛末を安住から聞いた直後の奈緒達の話。
++++++++++
「へえ……そんな危機が安住さんと京子さんにもあったんですかあ」
ある日の午後、安住さんがひょっこりと病院に現れた。もしかして心療内科に予約でも?と尋ねたら、知り合いがここに入院していて今日が休暇だったので見舞いに来たとのこと。それでここにも顔を出してくれたらしい。そして色々と話していくうちに、安住さんが京子さんと結婚する前に一度破談になりそうになったことがあるという話になったのだ。
「奈緒さんと三佐との間ではそういうことで問題になったことってないんですか?」
「無いです」
「……」
即答かよっと呟かれてしまった。だけど本当のことなんだから仕方がない。最初にそういう話は信吾さんから聞いていたし、仮にも政治家の家に生まれた人間だからそれなりに言えない事情ってものがあるというのは理解しているし。
「じゃあ男ばかりの職場だから変なことになったりしないかとかは?」
「それこそ無いですよ。そりゃ信吾さんだけが男で周囲が女性ばっかりっていうんだったら少しは心配するかもしれないですけど」
「なるほど。奈緒さんは本当に煤けてないんですねえ、羨ましいです」
「そんなことないですよ? 私だってヤキモチやく時ありますし」
「え? どんな時に?」
「そうですねえ。せっかくの休みなのに信吾さんは安住さん達と楽しく訓練しているんだろうなって考えたら、なんだかちょっとムカつきます」
「……奈緒さん、それちょっと違う」
「そうですか?」
普通の職場よりも皆の絆が強そうだし私よりも皆の方が信吾さんとの付き合い長いし、なんとなく私の知らない信吾さんとかいっぱい知ってそうだし。そういう意味では、一番付き合いが長いらしい安住さんに対してはちょっとヤキモチ以上のものを感じちゃうかもしれない。そんなことを口にしたら安住さんがあからさまにギョッとなった。
「まままま、まさか俺と三佐とのことで変なこと想像してませんよね?!」
「だからそんなことは思ってませんよ。だけどあまり仲が良いとちょっと複雑になっちゃうかも」
「断じて俺と三佐はそういう関係じゃありませんから!」
「分かってますよぉ。信吾さんは私にぞっこんらしいですから」
「らしいじゃないです。ぞっこんです、溺愛です。もう惚気だしたら止まりませんから」
「信吾さんでも惚気ることがあるんですか?」
なんだかそんな信吾さんは想像つかない。どちらかと言うと職場では家庭のことなんて話しそうにないんだけど。
「本人は惚気てる自覚は無いんでしょうけどね。真面目な顔して奈緒さんのことを普通に話しているつもりなんでしょうが、あれは惚気です、間違いなく。お蔭でうちの独身野郎どもの結婚願望が強くなって少し困ってます」
「そうなんですか……」
やっぱり想像つかないな、信吾さんが惚気ているところなんて。
+++++
とにかく森永三佐は奈緒さんにぞっこんで他の女なんて眼中にない状態だが、奈緒さんも同様だ。お互いにお互いのことしか目に入っていない。いやいや、本当に胸焼けがするぐらいに御馳走様ってやつか。御馳走様すぎで何だか腹が立ってきたぞ。こういう時は教え子達への指導に熱が入るぜ。
「またケツに模擬弾食らわしてるのかよ、今度は何があったんだ?」
あちらでヒーヒー言っている小童どもをニヤニヤしながら見ていると矢野が声をかけてきた。
「何もないぞ。昨日、恩師を見舞いに行った時に奈緒さんと会ってな、ちょっと話をしたんだが相変わらずのラブラブっぷりに腹が立っただけだ」
「お前んとこだって十分に御馳走様なゲロ甘夫婦だろうが」
「人のこと言えんだろ、お前のところだって。おい小僧ども!! 呑気に休んでる暇なんか無いだろうが!! さっさと動かないと今度はその貧相なイチモツにぶち込むぞ!!」
そんな俺を見ながらやれやれと首を振る矢野。なんだよ、若い連中に教えるのは楽しいぞ? そう言えばいつかは俺のケツに模擬弾をぶち込んでやると下山と言っていたが未だに成功してないよな、諦めたんだろうか。
+++++
「安住が病院に顔を出したんだって?」
珍しく定時あがりで戻ってきた信吾さんがそんなことを口にした。
「うん。一昨日だったかな、あそこにお世話になった人が入院しているんだって」
「へえ」
「それでね、安住さんが結婚する前に京子さんとのことが破談になりかけたって話を聞いたの」
「ああ、そんなことがあったらしいな」
「知ってたの?」
「一度、飲みに行った時にそんな話をしていた覚えがある」
「ふーん……」
「なんだ」
私の返事に何か感じたのか妙な顔をしてこちらを見た。
「なんだか仲良しなんだね、信吾さんと安住さんって」
「そりゃ空挺では俺の下にいたこともあったからな、安住は」
「へえ……」
ますます顔をしかめる信吾さん。
「なんなんだ、その意味深な返事は」
「特に意味なんてないよ。仲良しなんだなーって思っただけ」
「まさか変なこと想像してないだろうな」
「変なことって?」
「だから、その、男同士でなんとかこんとかみたいな……」
安住さんと同じようなことを言うので思わず笑ってしまった。
「安住さんも同じこと言ってたよ。もしかして自衛隊の人ってそんなこと言われてるの?」
「男ばかりだから、その手の話が好きな女子高生には格好のネタらしい」
「へえ。あ、でも大学でもいたかな、そういう漫画が好きな子」
「俺にはそんな趣味は無いからな」
「わかってるよー」
普段の信吾さんを見ていたらそんなこと考えもしないよ。だけど、そのせいで逆に心配になることもあるんだけどね。だから思い切って尋ねてみることにした。
「ねえ。私、今はこんなお腹だし信吾さんとなかなかエッチができないけど信吾さんはしなくても平気なの?」
「急に何を言い出すんだ」
「だって男の人ってそういうの我慢できない時ってあるでしょ?」
今はお腹が大きいから前みたいに何度も出来ない。信吾さんは優しく愛してくれるけど、それで本当に満足しているのかなって時々心配になるんだよね。
「奈緒以外の女を抱くなんて考えられないがな」
「でも我慢できなくなったら?」
「何でそんな心配を?」
「なんとなく……」
「どうしても我慢できくなったらそうだな、奈緒に頑張ってもらうしかないな、手と口を使って」
ニヤリと笑う信吾さん。あ、まずい、変なスイッチ入れちゃったかもしれない? そんなことを考えてたら手を掴まれてお風呂場の方へと連れて行かれた。
「ここしばらくはトレーニングに没頭することで紛らわせていたが、そうだな、そろそろ奈緒に慰めてもらっても良いよな?」
「え、ちょっと……」
「心配するな、ちゃんと産婦人科でもらった夫婦生活の本に関しては目を通したから無茶はしない」
「そんな問題じゃなくて……」
あれよあれよと言う間に服を脱がされていく。そりゃさ、いつも帰ってきたらご飯食べる?それともお風呂が先?とか尋ねるからお風呂の用意もしてるけどさ、今ここでそんなことするつもりはなかったんだけど!!
「しばらくの間、チビスケ達には耳栓をしていてもらわないとな」
笑いながらお風呂場へと引っ張り込まれてしまった。最初は普通にシャワーを浴びて湯船につかってとリラックスタイムを楽しんでいたんだけど、やがて湯船の縁に腰かけた信吾さんがニヤリと笑って私を見下ろした。
「えっと……私、苦手なんだよ、それ……」
「わかってるよ。奈緒が嫌ならしなくていいんだ、俺は今のままで十分に満足なんだから。本当に浮気を心配してるのか?」
「そんなことないよ。だけどほら、前はもっと激しかったから今の状態で信吾さんが満足できているのかなって少し心配になっただけ」
「奈緒以外の女を抱いても意味がないんだ、それだったら自分の右手にお世話になる」
「それはそれで妻としては複雑かも……」
「だから体を鍛えることで発散させてるんだろ。まあそのせいで部下達からはブーイングだけどな」
前から信吾さんは元気すぎるって若い隊員さんから文句が出ているって安住さん達から聞いたことがある。ビフカツサンドの件といい発散の件といい、なんだか色々と申し訳ない気持ちになってきたよ。
「体を鍛えて発散させるっていうのは重光さんからの提案なんだけどな、なかなか有効だ。あの人も沙織さんと結婚する前に同じ状態に陥ったらしくて同じようにして耐えたらしい」
「へ?」
「重光さんと沙織さんの年の差を考えてみろ」
「は?」
「未成年とセックスなんてしたら捕まるだろ」
ひゃああああ、なんてことを暴露するの信吾さん!! 次からどんな顔して重光先生に会えば良いんだろ……。そして案の定、夕飯は少し……いや、かなり遅くなってしまったのでした。
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「へえ……そんな危機が安住さんと京子さんにもあったんですかあ」
ある日の午後、安住さんがひょっこりと病院に現れた。もしかして心療内科に予約でも?と尋ねたら、知り合いがここに入院していて今日が休暇だったので見舞いに来たとのこと。それでここにも顔を出してくれたらしい。そして色々と話していくうちに、安住さんが京子さんと結婚する前に一度破談になりそうになったことがあるという話になったのだ。
「奈緒さんと三佐との間ではそういうことで問題になったことってないんですか?」
「無いです」
「……」
即答かよっと呟かれてしまった。だけど本当のことなんだから仕方がない。最初にそういう話は信吾さんから聞いていたし、仮にも政治家の家に生まれた人間だからそれなりに言えない事情ってものがあるというのは理解しているし。
「じゃあ男ばかりの職場だから変なことになったりしないかとかは?」
「それこそ無いですよ。そりゃ信吾さんだけが男で周囲が女性ばっかりっていうんだったら少しは心配するかもしれないですけど」
「なるほど。奈緒さんは本当に煤けてないんですねえ、羨ましいです」
「そんなことないですよ? 私だってヤキモチやく時ありますし」
「え? どんな時に?」
「そうですねえ。せっかくの休みなのに信吾さんは安住さん達と楽しく訓練しているんだろうなって考えたら、なんだかちょっとムカつきます」
「……奈緒さん、それちょっと違う」
「そうですか?」
普通の職場よりも皆の絆が強そうだし私よりも皆の方が信吾さんとの付き合い長いし、なんとなく私の知らない信吾さんとかいっぱい知ってそうだし。そういう意味では、一番付き合いが長いらしい安住さんに対してはちょっとヤキモチ以上のものを感じちゃうかもしれない。そんなことを口にしたら安住さんがあからさまにギョッとなった。
「まままま、まさか俺と三佐とのことで変なこと想像してませんよね?!」
「だからそんなことは思ってませんよ。だけどあまり仲が良いとちょっと複雑になっちゃうかも」
「断じて俺と三佐はそういう関係じゃありませんから!」
「分かってますよぉ。信吾さんは私にぞっこんらしいですから」
「らしいじゃないです。ぞっこんです、溺愛です。もう惚気だしたら止まりませんから」
「信吾さんでも惚気ることがあるんですか?」
なんだかそんな信吾さんは想像つかない。どちらかと言うと職場では家庭のことなんて話しそうにないんだけど。
「本人は惚気てる自覚は無いんでしょうけどね。真面目な顔して奈緒さんのことを普通に話しているつもりなんでしょうが、あれは惚気です、間違いなく。お蔭でうちの独身野郎どもの結婚願望が強くなって少し困ってます」
「そうなんですか……」
やっぱり想像つかないな、信吾さんが惚気ているところなんて。
+++++
とにかく森永三佐は奈緒さんにぞっこんで他の女なんて眼中にない状態だが、奈緒さんも同様だ。お互いにお互いのことしか目に入っていない。いやいや、本当に胸焼けがするぐらいに御馳走様ってやつか。御馳走様すぎで何だか腹が立ってきたぞ。こういう時は教え子達への指導に熱が入るぜ。
「またケツに模擬弾食らわしてるのかよ、今度は何があったんだ?」
あちらでヒーヒー言っている小童どもをニヤニヤしながら見ていると矢野が声をかけてきた。
「何もないぞ。昨日、恩師を見舞いに行った時に奈緒さんと会ってな、ちょっと話をしたんだが相変わらずのラブラブっぷりに腹が立っただけだ」
「お前んとこだって十分に御馳走様なゲロ甘夫婦だろうが」
「人のこと言えんだろ、お前のところだって。おい小僧ども!! 呑気に休んでる暇なんか無いだろうが!! さっさと動かないと今度はその貧相なイチモツにぶち込むぞ!!」
そんな俺を見ながらやれやれと首を振る矢野。なんだよ、若い連中に教えるのは楽しいぞ? そう言えばいつかは俺のケツに模擬弾をぶち込んでやると下山と言っていたが未だに成功してないよな、諦めたんだろうか。
+++++
「安住が病院に顔を出したんだって?」
珍しく定時あがりで戻ってきた信吾さんがそんなことを口にした。
「うん。一昨日だったかな、あそこにお世話になった人が入院しているんだって」
「へえ」
「それでね、安住さんが結婚する前に京子さんとのことが破談になりかけたって話を聞いたの」
「ああ、そんなことがあったらしいな」
「知ってたの?」
「一度、飲みに行った時にそんな話をしていた覚えがある」
「ふーん……」
「なんだ」
私の返事に何か感じたのか妙な顔をしてこちらを見た。
「なんだか仲良しなんだね、信吾さんと安住さんって」
「そりゃ空挺では俺の下にいたこともあったからな、安住は」
「へえ……」
ますます顔をしかめる信吾さん。
「なんなんだ、その意味深な返事は」
「特に意味なんてないよ。仲良しなんだなーって思っただけ」
「まさか変なこと想像してないだろうな」
「変なことって?」
「だから、その、男同士でなんとかこんとかみたいな……」
安住さんと同じようなことを言うので思わず笑ってしまった。
「安住さんも同じこと言ってたよ。もしかして自衛隊の人ってそんなこと言われてるの?」
「男ばかりだから、その手の話が好きな女子高生には格好のネタらしい」
「へえ。あ、でも大学でもいたかな、そういう漫画が好きな子」
「俺にはそんな趣味は無いからな」
「わかってるよー」
普段の信吾さんを見ていたらそんなこと考えもしないよ。だけど、そのせいで逆に心配になることもあるんだけどね。だから思い切って尋ねてみることにした。
「ねえ。私、今はこんなお腹だし信吾さんとなかなかエッチができないけど信吾さんはしなくても平気なの?」
「急に何を言い出すんだ」
「だって男の人ってそういうの我慢できない時ってあるでしょ?」
今はお腹が大きいから前みたいに何度も出来ない。信吾さんは優しく愛してくれるけど、それで本当に満足しているのかなって時々心配になるんだよね。
「奈緒以外の女を抱くなんて考えられないがな」
「でも我慢できなくなったら?」
「何でそんな心配を?」
「なんとなく……」
「どうしても我慢できくなったらそうだな、奈緒に頑張ってもらうしかないな、手と口を使って」
ニヤリと笑う信吾さん。あ、まずい、変なスイッチ入れちゃったかもしれない? そんなことを考えてたら手を掴まれてお風呂場の方へと連れて行かれた。
「ここしばらくはトレーニングに没頭することで紛らわせていたが、そうだな、そろそろ奈緒に慰めてもらっても良いよな?」
「え、ちょっと……」
「心配するな、ちゃんと産婦人科でもらった夫婦生活の本に関しては目を通したから無茶はしない」
「そんな問題じゃなくて……」
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笑いながらお風呂場へと引っ張り込まれてしまった。最初は普通にシャワーを浴びて湯船につかってとリラックスタイムを楽しんでいたんだけど、やがて湯船の縁に腰かけた信吾さんがニヤリと笑って私を見下ろした。
「えっと……私、苦手なんだよ、それ……」
「わかってるよ。奈緒が嫌ならしなくていいんだ、俺は今のままで十分に満足なんだから。本当に浮気を心配してるのか?」
「そんなことないよ。だけどほら、前はもっと激しかったから今の状態で信吾さんが満足できているのかなって少し心配になっただけ」
「奈緒以外の女を抱いても意味がないんだ、それだったら自分の右手にお世話になる」
「それはそれで妻としては複雑かも……」
「だから体を鍛えることで発散させてるんだろ。まあそのせいで部下達からはブーイングだけどな」
前から信吾さんは元気すぎるって若い隊員さんから文句が出ているって安住さん達から聞いたことがある。ビフカツサンドの件といい発散の件といい、なんだか色々と申し訳ない気持ちになってきたよ。
「体を鍛えて発散させるっていうのは重光さんからの提案なんだけどな、なかなか有効だ。あの人も沙織さんと結婚する前に同じ状態に陥ったらしくて同じようにして耐えたらしい」
「へ?」
「重光さんと沙織さんの年の差を考えてみろ」
「は?」
「未成年とセックスなんてしたら捕まるだろ」
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