17 / 56
本編
第十七話 一日早く夫婦になりました
しおりを挟む
結婚式を挙げる前日の今日、ちょうど二人ともお休みだったので一足先に婚姻届を提出してきた。
何故かその窓口にニコニコ顔の鏡野課長さんが座っていて二人してちょっとビックリ。課長さんって偉い人だから窓口に座っているのっておかしくない?なんて商店街の住人に言うのは野暮ってものなのかなって最近では思えてきた。
「僕が商店街のメンバーで一番最初に夫婦になったお二人を目にすることが出来るなんて、こういう時は市役所に勤めていてよかったと思いますよ。お幸せに♪」
そう言うと婚姻届を受理してくれた。
既に二ヶ月は新居で一緒暮らしているし、その前だってお互いの部屋に行ったり来たり(殆ど私が嗣治さんの部屋に行ってた)していたから今更どうってことない筈なんだけど、法的にちゃんと夫婦になってから一緒に自宅に戻ったら何だか気まずいと言うか照れちゃうと言うか、なんとも妙な気分になってしまった。もちろん明日になれば式を挙げるわけで周囲からも正式な夫婦として見られることになるんだけど……。
「これで晴れて千堂桃香だな」
何気ない口調の嗣治さんの言葉を聞いて、これで西脇桃香じゃなくなっちゃったんだなあって改めて実感する。それからちょっと現実的な問題も。
「カードの名義とかパスポートの書き換えが色々と面倒くさいね……」
私の呟いた言葉にガックリとうな垂れている嗣治さん。
「モモ……」
「なに?」
「こう、もう少し感慨深いとか改めて夫婦になった事を実感したとかそういうのは無いのか?」
「あ、ごめんなさい。それはあるんだけど、そっちの方に気がいっちゃった」
「まったくお前ってやつは……」
「ごめんなさい……」
「いや、桃香らしいといえばらしいんだが」
頭をくしゃくしゃと撫でられてちょっと反省。なかなか気の利いたことが言えないのってちょっとやそっとじゃ治りそうもないなあ……。そのうち嗣治さんに愛想つかされなきゃ良いんだけど。
「心配するな」
「え?」
まるでこっちの気持ちを読んだかのように嗣治さんは片腕で私のことを抱き締めてきた。
「モモは今のままでいいんだよ。無理して変わる必要なんて無いさ、俺が惚れたのは今のモモなんだから」
それはそれで困るよ? 行き倒れになるような女子を好きになるって一体どんな人なのって。
「それから……なあ、桃香」
「なあに?」
「今まで話し合わなかったが、子供のことはどうする?」
「急にどうしたの?」
「いや、桃香は科捜研で働いているだろ? 前に仕事は続ければ良いとは言ったが、結構ハードだし子供ができたら続けるのが難しくなるんじゃないかと思ってな。そうなると暫くは子供は待った方が良いのかなと」
少し困ったような顔をしながら言葉を続ける嗣治さんを見上げた。ちょっと顔が赤い? 確かに話題にしにくい話ではあるよね。
「私は一日でも早く嗣治さんとの赤ちゃんがほしいな。魚住のお父さんやお兄さん達は家族みたいなものだけど、やっぱり自分達だけの家族を作りたい」
「そうか」
「駄目?」
「いや、そんなことない。ただ仕事も好きだろ? だからどうしたものかなと」
「産休も育休もあるし嘱託職員になるという選択肢もあるから、続けたい気持ちがあるならそれなりに続けられると思うよ。なかなか続かない人が多いから待遇だけは良いの、うちの職場」
それもこれも全ては一課の人達のせい。これでも他の地域に比べて人をどんどん補充している方なのに、何故か全体の仕事量が減らないのはどうして? 確かに毎年毎年新しい技術が生まれ新しい装置が開発され、それにかかりっきりになってしまい人が出たりしているけどそれにしてもやっぱりおかしい。日本って平和な国じゃなかったっけ?といつも疑問に思う。ほんと、嗣治さんがいなかったら私、絶対に飢え死にしていたと思う。
「そうか。だったら、これ、もう要らないかな」
いつの間にか嗣治さんが手にしてるのは、予防措置をするモノ。一体いつのまに?
「え、幾らなんでも気が早くない?」
「そうか?」
「えっと、せめて新婚旅行の時からとか……そんな感じじゃないのかな、普通」
「なるほど」
ちょっと無念そうにその箱をポイッとテーブルの上に投げ置いた。ちょっといくら二人だけとは言え、そんなものをリビングのテーブルに置かないでぇ~。慌てて箱を手にすると元々片づけてあったであろう洗面所の引き出しの方へと向かった。そこでふとあることが思い浮かぶ。
「もしかして嗣治さん、今夜からでもなんて考えてた?」
「いや、今日はさすがに。明日、桃香は朝が早いんだろ?」
そう、桜子さん達が仕立ててくれた振袖の着付けと、その前に髪のセットもあるから明日は6時には起きて出かける準備をしなくちゃけいない。仕事をしている時と大して変わらないとは言え、やっぱり人生の一大イベントでもあるのだから緊張しちって今夜は眠れるのかなって気分だ。あ、だからと言って眠れないのと眠らないのでは違うわけで。
「ねえ嗣治さん、式が終わったら髪、切っていい?」
「ん? 長いのも似合ってるのに」
「だって仕事する時に結構じゃまになるんだよ。せめてこの辺りまで切りたい」
そう言って顎の辺りで手を振る。結婚式に振袖を着ると決めた時から伸ばしはじめた髪の毛は既に肩の線より長くなっていた。ここまで伸びたら後ろで束ねていれば問題は無いけど、やっぱり邪魔。前みたいにせめて顎のラインで揃えるボブカットにしたい。
「短いのも可愛いから俺はどっちでもいいぞ?」
「じゃあ切る。旅行に行く時はシャンプーするのも楽な方が良いし」
「ああ、それは言えてるな」
頷きながらも嗣治さんはちょっと残念そう。実のところ今している編みこみ、嗣治さんがやってくれたもの。伸び始めの頃に髪が邪魔だとブツブツ言っていたら何処で覚えてきたのか、毎日のように編みこみをしてくれるようになった。もう何でこんなに手先が器用なのかと言いたい。せめてその半分でも器用さが私も欲しい!!
で、旅行っていうのは新婚旅行のことね。私はここ暫く溜め込んでた(自主的に溜め込んでいた訳ではなく何処かの一課のせいで溜め込む羽目になったもの、ここ重要)有給を一気に消化するするチャンスよって言われたんだけど、嗣治さんはそんなに長くとうてつを休むことも出来ないからそこそこ近い台湾に行こうってことになった。
籐子さんや徹也さんは遠慮すること無いって言ってくれたんだけど、嗣治さん自身がそんなに長く仕事をしないでいるのが嫌だったみたいで。ま、その辺の気持ちは私にも分かるからお互いにそれで納得したって訳。それで何で新婚旅行定番のハワイでなく台湾なんだ?って言われると困っちゃうんだけど敢えて言うならマンゴーが美味しい? 小籠包が美味しい? あと担仔麺は絶対に食べたい! あれ、色気より食い気って丸分かりだ!
とにかく、商店街を離れて二人っきりで旅行するのは初めてのことだから、新婚旅行というのを差し引いてもワクワクドキドキ。出発は一週間後、近場の温泉とかスキーならともかく海外旅行なんて初めてで今から凄く楽しみ♪ とうてつの店先で行き倒れていたのを拾ってもらってから実のところまだ一年足らず。あの時はまさか嗣治さんと結婚するなんて思ってなかったし、人生って何が起こるか分からないって改めて実感する。
そんなわけで明日のお昼、昌胤寺で仏前結婚式を挙げて嗣治さんと私は夫婦になります。
そしてこの時、二人ともまさか嗣治さんのお父さんが号泣するとは思ってなかったんだよね。
何故かその窓口にニコニコ顔の鏡野課長さんが座っていて二人してちょっとビックリ。課長さんって偉い人だから窓口に座っているのっておかしくない?なんて商店街の住人に言うのは野暮ってものなのかなって最近では思えてきた。
「僕が商店街のメンバーで一番最初に夫婦になったお二人を目にすることが出来るなんて、こういう時は市役所に勤めていてよかったと思いますよ。お幸せに♪」
そう言うと婚姻届を受理してくれた。
既に二ヶ月は新居で一緒暮らしているし、その前だってお互いの部屋に行ったり来たり(殆ど私が嗣治さんの部屋に行ってた)していたから今更どうってことない筈なんだけど、法的にちゃんと夫婦になってから一緒に自宅に戻ったら何だか気まずいと言うか照れちゃうと言うか、なんとも妙な気分になってしまった。もちろん明日になれば式を挙げるわけで周囲からも正式な夫婦として見られることになるんだけど……。
「これで晴れて千堂桃香だな」
何気ない口調の嗣治さんの言葉を聞いて、これで西脇桃香じゃなくなっちゃったんだなあって改めて実感する。それからちょっと現実的な問題も。
「カードの名義とかパスポートの書き換えが色々と面倒くさいね……」
私の呟いた言葉にガックリとうな垂れている嗣治さん。
「モモ……」
「なに?」
「こう、もう少し感慨深いとか改めて夫婦になった事を実感したとかそういうのは無いのか?」
「あ、ごめんなさい。それはあるんだけど、そっちの方に気がいっちゃった」
「まったくお前ってやつは……」
「ごめんなさい……」
「いや、桃香らしいといえばらしいんだが」
頭をくしゃくしゃと撫でられてちょっと反省。なかなか気の利いたことが言えないのってちょっとやそっとじゃ治りそうもないなあ……。そのうち嗣治さんに愛想つかされなきゃ良いんだけど。
「心配するな」
「え?」
まるでこっちの気持ちを読んだかのように嗣治さんは片腕で私のことを抱き締めてきた。
「モモは今のままでいいんだよ。無理して変わる必要なんて無いさ、俺が惚れたのは今のモモなんだから」
それはそれで困るよ? 行き倒れになるような女子を好きになるって一体どんな人なのって。
「それから……なあ、桃香」
「なあに?」
「今まで話し合わなかったが、子供のことはどうする?」
「急にどうしたの?」
「いや、桃香は科捜研で働いているだろ? 前に仕事は続ければ良いとは言ったが、結構ハードだし子供ができたら続けるのが難しくなるんじゃないかと思ってな。そうなると暫くは子供は待った方が良いのかなと」
少し困ったような顔をしながら言葉を続ける嗣治さんを見上げた。ちょっと顔が赤い? 確かに話題にしにくい話ではあるよね。
「私は一日でも早く嗣治さんとの赤ちゃんがほしいな。魚住のお父さんやお兄さん達は家族みたいなものだけど、やっぱり自分達だけの家族を作りたい」
「そうか」
「駄目?」
「いや、そんなことない。ただ仕事も好きだろ? だからどうしたものかなと」
「産休も育休もあるし嘱託職員になるという選択肢もあるから、続けたい気持ちがあるならそれなりに続けられると思うよ。なかなか続かない人が多いから待遇だけは良いの、うちの職場」
それもこれも全ては一課の人達のせい。これでも他の地域に比べて人をどんどん補充している方なのに、何故か全体の仕事量が減らないのはどうして? 確かに毎年毎年新しい技術が生まれ新しい装置が開発され、それにかかりっきりになってしまい人が出たりしているけどそれにしてもやっぱりおかしい。日本って平和な国じゃなかったっけ?といつも疑問に思う。ほんと、嗣治さんがいなかったら私、絶対に飢え死にしていたと思う。
「そうか。だったら、これ、もう要らないかな」
いつの間にか嗣治さんが手にしてるのは、予防措置をするモノ。一体いつのまに?
「え、幾らなんでも気が早くない?」
「そうか?」
「えっと、せめて新婚旅行の時からとか……そんな感じじゃないのかな、普通」
「なるほど」
ちょっと無念そうにその箱をポイッとテーブルの上に投げ置いた。ちょっといくら二人だけとは言え、そんなものをリビングのテーブルに置かないでぇ~。慌てて箱を手にすると元々片づけてあったであろう洗面所の引き出しの方へと向かった。そこでふとあることが思い浮かぶ。
「もしかして嗣治さん、今夜からでもなんて考えてた?」
「いや、今日はさすがに。明日、桃香は朝が早いんだろ?」
そう、桜子さん達が仕立ててくれた振袖の着付けと、その前に髪のセットもあるから明日は6時には起きて出かける準備をしなくちゃけいない。仕事をしている時と大して変わらないとは言え、やっぱり人生の一大イベントでもあるのだから緊張しちって今夜は眠れるのかなって気分だ。あ、だからと言って眠れないのと眠らないのでは違うわけで。
「ねえ嗣治さん、式が終わったら髪、切っていい?」
「ん? 長いのも似合ってるのに」
「だって仕事する時に結構じゃまになるんだよ。せめてこの辺りまで切りたい」
そう言って顎の辺りで手を振る。結婚式に振袖を着ると決めた時から伸ばしはじめた髪の毛は既に肩の線より長くなっていた。ここまで伸びたら後ろで束ねていれば問題は無いけど、やっぱり邪魔。前みたいにせめて顎のラインで揃えるボブカットにしたい。
「短いのも可愛いから俺はどっちでもいいぞ?」
「じゃあ切る。旅行に行く時はシャンプーするのも楽な方が良いし」
「ああ、それは言えてるな」
頷きながらも嗣治さんはちょっと残念そう。実のところ今している編みこみ、嗣治さんがやってくれたもの。伸び始めの頃に髪が邪魔だとブツブツ言っていたら何処で覚えてきたのか、毎日のように編みこみをしてくれるようになった。もう何でこんなに手先が器用なのかと言いたい。せめてその半分でも器用さが私も欲しい!!
で、旅行っていうのは新婚旅行のことね。私はここ暫く溜め込んでた(自主的に溜め込んでいた訳ではなく何処かの一課のせいで溜め込む羽目になったもの、ここ重要)有給を一気に消化するするチャンスよって言われたんだけど、嗣治さんはそんなに長くとうてつを休むことも出来ないからそこそこ近い台湾に行こうってことになった。
籐子さんや徹也さんは遠慮すること無いって言ってくれたんだけど、嗣治さん自身がそんなに長く仕事をしないでいるのが嫌だったみたいで。ま、その辺の気持ちは私にも分かるからお互いにそれで納得したって訳。それで何で新婚旅行定番のハワイでなく台湾なんだ?って言われると困っちゃうんだけど敢えて言うならマンゴーが美味しい? 小籠包が美味しい? あと担仔麺は絶対に食べたい! あれ、色気より食い気って丸分かりだ!
とにかく、商店街を離れて二人っきりで旅行するのは初めてのことだから、新婚旅行というのを差し引いてもワクワクドキドキ。出発は一週間後、近場の温泉とかスキーならともかく海外旅行なんて初めてで今から凄く楽しみ♪ とうてつの店先で行き倒れていたのを拾ってもらってから実のところまだ一年足らず。あの時はまさか嗣治さんと結婚するなんて思ってなかったし、人生って何が起こるか分からないって改めて実感する。
そんなわけで明日のお昼、昌胤寺で仏前結婚式を挙げて嗣治さんと私は夫婦になります。
そしてこの時、二人ともまさか嗣治さんのお父さんが号泣するとは思ってなかったんだよね。
3
あなたにおすすめの小説
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
白衣の下 第一章 悪魔的破天荒な医者と超真面目な女子大生の愛情物語り。先生無茶振りはやめてください‼️
高野マキ
ライト文芸
弟の主治医と女子大生の甘くて切ない愛情物語り。こんなに溺愛する相手にめぐり会う事は二度と無い。
幼馴染みのメッセージに打ち間違い返信したらとんでもないことに
家紋武範
恋愛
となりに住む、幼馴染みの夕夏のことが好きだが、その思いを伝えられずにいた。
ある日、夕夏のメッセージに返信しようとしたら、間違ってとんでもない言葉を送ってしまったのだった。
あかりを追う警察官 ―希望が丘駅前商店街―
饕餮
ライト文芸
ここは東京郊外松平市にある商店街。
国会議員の重光幸太郎先生の地元である。
『篠原豆腐店』の次男坊である籐志朗は、久しぶりに実家がある商店街に帰って来た。買い物に出た先で落とし物を拾い、落とし物を渡そうと声をかけたのだが……。
国際警察官と特殊技能持ちの女性の話。
★Rシーンはラストまで出てきません。
★タイトルに★が付いているものはヒロイン視点です。
★このお話は、鏡野ゆう様のお話である
『政治家の嫁は秘書様』https://www.alphapolis.co.jp/novel/210140744/354151981
に出てくる重光先生の地元の商店街のお話であり、
『青いヤツと特別国家公務員 - 希望が丘駅前商店街 -』https://www.alphapolis.co.jp/novel/210140744/363162418内の『閑話 安住、ウサギ耳女に出会う』
に出てくる白崎 暁里との話です。当然のことながら、鏡野ゆう様には許可をいただいております。他の住人に関しても其々許可をいただいてから書いています。
★この物語はフィクションです。実在の人物及び団体等とは一切関係ありません。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
僕の主治医さん
鏡野ゆう
ライト文芸
研修医の北川雛子先生が担当することになったのは、救急車で運び込まれた南山裕章さんという若き外務官僚さんでした。研修医さんと救急車で運ばれてきた患者さんとの恋の小話とちょっと不思議なあひるちゃんのお話。
【本編】+【アヒル事件簿】【事件です!】
※小説家になろう、カクヨムでも公開中※
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる