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第2章 ランベルトスの陰謀
第34話 反撃への兆し
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研究所・入口近くの大広間にて、魔導兵との交戦を続けているアリサとミーファ。そんなアリサの耳に、聞き覚えのある男の大声が響いてきた。
「ジェイド……! まだ生きてたのねん……?」
背後からの怒号に反応し、ゼニファーがぎこちない様子で振り返る。
「ハッ! 俺様は受けた恨みは忘れん主義だ! 覚悟してもらうぞ、ゼニファー!」
啖呵を切ったような台詞に続き、甲高い口笛の音が響きわたる。この声の主の癖を思い出し、広間に居るアリサは咄嗟に、鉄格子から距離をとった。
「ラヴィストォ――!」
風の精霊魔法・ラヴィストが発動し、質量ある風の塊が狭い通路を疾り抜ける。風は空気の摩擦によって稲妻を纏い、ゼニファーを鉄格子に押さえつける。
やがて強固な金属はゼニファーの躰に押されて少しずつ変形し、激しい風圧によって破られてしまう。その暴風が治まった後、広間には砕けた金属の破片と共に、満身創痍となったゼニファーの細い躰が投げ出されていた。
「がはっ……。やるじゃないのん……」
いたる箇所から血を流しながら、ゆっくりとゼニファーが立ち上がる。あれほどの暴風だったにもかかわらず、彼女が展開していた〝結界〟に加え、魔力素との高い親和性をもつハーフエルフ族であったがゆえか、この程度の傷で済んだようだ。
「でも上位魔法にしては〝並以下〟ねん。もしかして腕が落ちたのかしらん?」
「ハッ! その小賢しい扉さえ破れば、上出来よ!」
通路から現れた男は緑色のコートを纏っており、右の肩から先は緑色に塗装された魔導義体へと換装されている。真ん中で分けた髪や整えた顎髭も緑色であり、義眼と思われる右の瞳からも、緑色の光が放たれていた。
「あっ、やっぱり緑の人。ジェイドさんだっけ?」
見知った顔の登場に、思わずアリサから戦意が抜ける。
「久しいな、嬢ちゃん! そっちの小さいのは新入りか? エルスはどうした?」
「ミーは〝正義の賞金稼ぎ〟ミーファなのだ! ご主人様は卑劣な罠に嵌められて、いまごろは悪の科学者によって改造人類に――」
「えっと、エルスは捕まっちゃって。この最低な人たちにっ……!」
ミーファの言葉を遮りながら、アリサが言葉を補足する。そんな彼女の指は真っ直ぐに、諸悪の根源であるボルモンク三世をさしている。
「心外ですね。いずれ我輩は〝神〟に、全人類の救済者となる存在だというのに」
ボルモンクは大きく頭を振り、腰に下げていた杖を手に取った。
「彼の犠牲は、いわば〝新世紀〟の第一歩。心配せずとも、後世の神話には名を刻んでさしあげますよ。尊き〝殉教者〟としてね!」
「ハッハッハ! コイツは大した悪役だ! 俺様は嫌いじゃない――」
ジェイドが紳士的に手を叩くと同時に、鈍い金属音が鳴り響く。
「が――! つまりは〝おまえ〟こそが! 俺様をハメた張本人ってことだな?」
「ならばどうだと言うのです? 貴方は愚かな隊商から〝降魔の杖〟を奪い戻し、速やかに退場するだけの役割で充分だったのですがね」
「やっぱりあの時に、もっと欲張っておくべきだったかしらん……?」
そう言って冷笑を浮かべるゼニファー。しかし彼女の顔面は蒼く、未だ足元もふらついている。ボルモンクはそんな彼女を一瞥し、杖をかざしながら呪文を唱えた。
「まあよいでしょう。結果的に貴重なデータが手に入りました。――セフィルド!」
治癒の光魔法・セフィルドが発動し、ボルモンクの杖から帯状の光が伸びる。癒しの光は包帯のようにゼニファーの躰を包み、瞬く間に彼女の外傷を治療した。
「ふむ、ふむ。どうやら内臓までダメージを負ったようですね。まあ、後で診てあげましょう。まだ貴女を失うわけにはいきませんからね」
「ありがと、博士。ふふっ、こんなオトコくらい、今のままでも充分よん」
ゼニファーは手鏡で素早く身だしなみを整え、ジェイドに対して挑戦的なポーズをとる。そんな彼女の正面に立ち、ジェイドは暗殺の刃を右手に構えた。
「随分と御執心だな! 堅実な現実主義者ではなかったのか?」
「そうよん? だからこそ、博士に従いてるんだけど。だって彼は――」
「そこまでです。ゼニファー」
饒舌に語る助手の口を、ボルモンクが制止する。するとゼニファーは小さく頭を下げ、主の右手側へと移動した。
「彼らの役目はここで終わる――。そうですね、その魔導義体は回収しておきましょうか。〝偽りの発明者〟とはいえ、ドミナ博士の技術は非凡ですからね」
「ハッ! おまえら二人と悪趣味な〝目玉野郎〟どもだけで、この俺様を阻められるとでも思っているのか?」
ジェイドは暗殺の刃でボルモンクとゼニファーを順番に示し、左手の中指を立てる。それに対してボルモンクは呆れたように、「ハァ」と息を吐いてみせた。
「この場のモノだけがすべてではないと言ったはずです。――ああ、失礼。貴方は無粋なる闖入者でしたね。改めての解説を失念しておりました」
「あなたはいったい……、何人の人類を殺したの――ッ!?」
突如、アリサが声を荒げる。これまでの彼女とは明らかに、何かが決定的に違っている。しかしそんな彼女に対しても、ボルモンクは冷静な態度で切り返す。
「やれやれ、殺したのは貴女では? 彼らは〝新人類〟として生まれ変わったのです。研究所の建築士や無能な技術者たち。クズのような犯罪者に、救済所に集った貧者ども。まぁ、とにかくランベルトスは、人材には事欠きませんでしたからね」
「うぬぬー! まさに極悪非道! 諸悪の総大将め、覚悟するのだー!」
「ええ、そろそろ良い頃合いでしょう。次の実験へと移ります」
ボルモンクはニヤリと口元を上げ、背後の魔水晶を見る。するとそれの裏側付近から、ゴブリン族のザグドが姿をみせた。
*
「シシッ! これは賑やかですのぜ。――準備完了です、博士」
「ヴィ・アーン。逃げた〝素材〟どもの行方は判明しましたか?」
「いいえ、そちらの方は……。イシシッ。申し訳ないのぜ」
ザグドはペコリと頭を下げ、大きな瞳でボルモンクの顔色を窺っている。
「まあ良いでしょう。これから最後の段階へ入るところです。準備しなさい」
ボルモンクは小さく溜息をつき、クレオールが囚われている魔水晶へと視線を遣る。
「シシッ! 博士。お約束どおり、どうかクレオールさまは……」
「何ですか? 自らの立場くらいは弁えられると思っていたのですがね?」
「シッ……。失礼いたしましたのぜ……」
「あなたはッ! まさか最初からクレオールさんをッ……!」
アリサは怒りに震えるような眼で、ボルモンクを睨みつける。
「ええ、ご覧のとおり。もう完全に〝瘴気〟への順応が済んだようですからね」
ボルモンクは言いながら、手にした杖で魔水晶をさしてみせる。すでに磔にされたままのクレオールの躰からは、薄らと〝黒い霧〟が漏れ出している。
「ザグド、すべての魔導兵を行動開始。まずは彼奴らを捕らえなさい!」
「承知しましたのぜ……」
「おおっと! させるかよ!」
ジェイドは右手に暗殺の刃を構え、ボルモンクに向かって飛びかかる――。
「フラミト!」
しかし寸前で発動させたゼニファーの鈍速魔法が、ジェイドの行動を妨害した。
「バレバレよん? 昔の仲間なんだから」
「な・に・が、仲間だ! おまえは仲間どころか〝裏切り者〟ですらないわ!」
水の触手に絡まれながら、ジェイドはゼニファーに罵詈雑言や恨み言を投げ続ける。それが戦闘開始の合図となったのか、中央で構えるアリサとミーファに対しても、部屋中の魔導兵らが迫りはじめた。
「もう茶番は結構です。ザグド、早くしなさい!」
「いえ、すでに……。すべての生産室に起動命令を出してるのぜ……」
懸命に金属製の装置を操作するザグドであったが、いつまでも変化が表れない。そんな彼の様子に苛立ちながら、ボルモンクは自身の顎髭を左手の指に絡ませる。
「おかしいですね。この研究所のシステムは正常な筈――」
「ヘッ! 残念だったなッ! あの〝変なガラス玉〟なら、もう壊しちまッたぜ!」
大広間内に響き渡る、若い青年の大きな声。
その待ちわびた声に反応し、アリサが左奥の通路に視線を遣る。
「エルスっ――!」
煌く銀髪と黒いマントを靡かせながら、エルスが颯爽と姿を現した。
「ジェイド……! まだ生きてたのねん……?」
背後からの怒号に反応し、ゼニファーがぎこちない様子で振り返る。
「ハッ! 俺様は受けた恨みは忘れん主義だ! 覚悟してもらうぞ、ゼニファー!」
啖呵を切ったような台詞に続き、甲高い口笛の音が響きわたる。この声の主の癖を思い出し、広間に居るアリサは咄嗟に、鉄格子から距離をとった。
「ラヴィストォ――!」
風の精霊魔法・ラヴィストが発動し、質量ある風の塊が狭い通路を疾り抜ける。風は空気の摩擦によって稲妻を纏い、ゼニファーを鉄格子に押さえつける。
やがて強固な金属はゼニファーの躰に押されて少しずつ変形し、激しい風圧によって破られてしまう。その暴風が治まった後、広間には砕けた金属の破片と共に、満身創痍となったゼニファーの細い躰が投げ出されていた。
「がはっ……。やるじゃないのん……」
いたる箇所から血を流しながら、ゆっくりとゼニファーが立ち上がる。あれほどの暴風だったにもかかわらず、彼女が展開していた〝結界〟に加え、魔力素との高い親和性をもつハーフエルフ族であったがゆえか、この程度の傷で済んだようだ。
「でも上位魔法にしては〝並以下〟ねん。もしかして腕が落ちたのかしらん?」
「ハッ! その小賢しい扉さえ破れば、上出来よ!」
通路から現れた男は緑色のコートを纏っており、右の肩から先は緑色に塗装された魔導義体へと換装されている。真ん中で分けた髪や整えた顎髭も緑色であり、義眼と思われる右の瞳からも、緑色の光が放たれていた。
「あっ、やっぱり緑の人。ジェイドさんだっけ?」
見知った顔の登場に、思わずアリサから戦意が抜ける。
「久しいな、嬢ちゃん! そっちの小さいのは新入りか? エルスはどうした?」
「ミーは〝正義の賞金稼ぎ〟ミーファなのだ! ご主人様は卑劣な罠に嵌められて、いまごろは悪の科学者によって改造人類に――」
「えっと、エルスは捕まっちゃって。この最低な人たちにっ……!」
ミーファの言葉を遮りながら、アリサが言葉を補足する。そんな彼女の指は真っ直ぐに、諸悪の根源であるボルモンク三世をさしている。
「心外ですね。いずれ我輩は〝神〟に、全人類の救済者となる存在だというのに」
ボルモンクは大きく頭を振り、腰に下げていた杖を手に取った。
「彼の犠牲は、いわば〝新世紀〟の第一歩。心配せずとも、後世の神話には名を刻んでさしあげますよ。尊き〝殉教者〟としてね!」
「ハッハッハ! コイツは大した悪役だ! 俺様は嫌いじゃない――」
ジェイドが紳士的に手を叩くと同時に、鈍い金属音が鳴り響く。
「が――! つまりは〝おまえ〟こそが! 俺様をハメた張本人ってことだな?」
「ならばどうだと言うのです? 貴方は愚かな隊商から〝降魔の杖〟を奪い戻し、速やかに退場するだけの役割で充分だったのですがね」
「やっぱりあの時に、もっと欲張っておくべきだったかしらん……?」
そう言って冷笑を浮かべるゼニファー。しかし彼女の顔面は蒼く、未だ足元もふらついている。ボルモンクはそんな彼女を一瞥し、杖をかざしながら呪文を唱えた。
「まあよいでしょう。結果的に貴重なデータが手に入りました。――セフィルド!」
治癒の光魔法・セフィルドが発動し、ボルモンクの杖から帯状の光が伸びる。癒しの光は包帯のようにゼニファーの躰を包み、瞬く間に彼女の外傷を治療した。
「ふむ、ふむ。どうやら内臓までダメージを負ったようですね。まあ、後で診てあげましょう。まだ貴女を失うわけにはいきませんからね」
「ありがと、博士。ふふっ、こんなオトコくらい、今のままでも充分よん」
ゼニファーは手鏡で素早く身だしなみを整え、ジェイドに対して挑戦的なポーズをとる。そんな彼女の正面に立ち、ジェイドは暗殺の刃を右手に構えた。
「随分と御執心だな! 堅実な現実主義者ではなかったのか?」
「そうよん? だからこそ、博士に従いてるんだけど。だって彼は――」
「そこまでです。ゼニファー」
饒舌に語る助手の口を、ボルモンクが制止する。するとゼニファーは小さく頭を下げ、主の右手側へと移動した。
「彼らの役目はここで終わる――。そうですね、その魔導義体は回収しておきましょうか。〝偽りの発明者〟とはいえ、ドミナ博士の技術は非凡ですからね」
「ハッ! おまえら二人と悪趣味な〝目玉野郎〟どもだけで、この俺様を阻められるとでも思っているのか?」
ジェイドは暗殺の刃でボルモンクとゼニファーを順番に示し、左手の中指を立てる。それに対してボルモンクは呆れたように、「ハァ」と息を吐いてみせた。
「この場のモノだけがすべてではないと言ったはずです。――ああ、失礼。貴方は無粋なる闖入者でしたね。改めての解説を失念しておりました」
「あなたはいったい……、何人の人類を殺したの――ッ!?」
突如、アリサが声を荒げる。これまでの彼女とは明らかに、何かが決定的に違っている。しかしそんな彼女に対しても、ボルモンクは冷静な態度で切り返す。
「やれやれ、殺したのは貴女では? 彼らは〝新人類〟として生まれ変わったのです。研究所の建築士や無能な技術者たち。クズのような犯罪者に、救済所に集った貧者ども。まぁ、とにかくランベルトスは、人材には事欠きませんでしたからね」
「うぬぬー! まさに極悪非道! 諸悪の総大将め、覚悟するのだー!」
「ええ、そろそろ良い頃合いでしょう。次の実験へと移ります」
ボルモンクはニヤリと口元を上げ、背後の魔水晶を見る。するとそれの裏側付近から、ゴブリン族のザグドが姿をみせた。
*
「シシッ! これは賑やかですのぜ。――準備完了です、博士」
「ヴィ・アーン。逃げた〝素材〟どもの行方は判明しましたか?」
「いいえ、そちらの方は……。イシシッ。申し訳ないのぜ」
ザグドはペコリと頭を下げ、大きな瞳でボルモンクの顔色を窺っている。
「まあ良いでしょう。これから最後の段階へ入るところです。準備しなさい」
ボルモンクは小さく溜息をつき、クレオールが囚われている魔水晶へと視線を遣る。
「シシッ! 博士。お約束どおり、どうかクレオールさまは……」
「何ですか? 自らの立場くらいは弁えられると思っていたのですがね?」
「シッ……。失礼いたしましたのぜ……」
「あなたはッ! まさか最初からクレオールさんをッ……!」
アリサは怒りに震えるような眼で、ボルモンクを睨みつける。
「ええ、ご覧のとおり。もう完全に〝瘴気〟への順応が済んだようですからね」
ボルモンクは言いながら、手にした杖で魔水晶をさしてみせる。すでに磔にされたままのクレオールの躰からは、薄らと〝黒い霧〟が漏れ出している。
「ザグド、すべての魔導兵を行動開始。まずは彼奴らを捕らえなさい!」
「承知しましたのぜ……」
「おおっと! させるかよ!」
ジェイドは右手に暗殺の刃を構え、ボルモンクに向かって飛びかかる――。
「フラミト!」
しかし寸前で発動させたゼニファーの鈍速魔法が、ジェイドの行動を妨害した。
「バレバレよん? 昔の仲間なんだから」
「な・に・が、仲間だ! おまえは仲間どころか〝裏切り者〟ですらないわ!」
水の触手に絡まれながら、ジェイドはゼニファーに罵詈雑言や恨み言を投げ続ける。それが戦闘開始の合図となったのか、中央で構えるアリサとミーファに対しても、部屋中の魔導兵らが迫りはじめた。
「もう茶番は結構です。ザグド、早くしなさい!」
「いえ、すでに……。すべての生産室に起動命令を出してるのぜ……」
懸命に金属製の装置を操作するザグドであったが、いつまでも変化が表れない。そんな彼の様子に苛立ちながら、ボルモンクは自身の顎髭を左手の指に絡ませる。
「おかしいですね。この研究所のシステムは正常な筈――」
「ヘッ! 残念だったなッ! あの〝変なガラス玉〟なら、もう壊しちまッたぜ!」
大広間内に響き渡る、若い青年の大きな声。
その待ちわびた声に反応し、アリサが左奥の通路に視線を遣る。
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