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拒めない
しおりを挟むアダムはフィルの奥深くに度重なる精を吐き出し、フィルの腹が微かにぽってりと膨らむほどの愛を注ぎ込んだ。ヒート誘引剤と激しい快楽の波に打ちのめされ、身体は痙攣し、フィルの意識が気絶しそうになる寸前でようやくその行為は終わった。
アダムは満足感にぐったりとしたハーレーの体を優しく抱きしめる。
「ああ、愛しい僕のオメガ。君は本当に最高だ」
それからアダムは甲斐甲斐しい世話役となった。狂気のストーカーでありながらもフィルへの愛は本物なのだ。
「無理させてごめんね。でも、君が素晴らしすぎて、止められなかったんだ」
アダムはフィルの濡れた額にキスを落とした。
「嫌わないで。君を愛しているから……」
「……わ、かってる……」
フィルはアダムの胸に顔を埋めたまま、掠れた声で応答した。
心ここにあらず、といった雰囲気でぼーっとしたまま、フィルはアダムに抱えられ、バスルームへ連れて行かれた。アダムはフィルの身体を丁寧に洗い、タオルで拭き上げ、まるで壊れやすい人形を扱うように優しくベッドに運び、再びその隣に横になった。
「おやすみ、フィル。いい夢が見られますように」
フィルは疲労から来る猛烈な眠気に抗えず、すぐに深い眠りについた。
しかしフィルが眠ってからもアダムの狂愛は終わらなかった。アダムは眠っているフィルの美しい顔や、艷やかな髪、微かに膨らんだままの腹に、何度も何度も愛おしそうにキスをする。
「僕のものだよ、フィル…」
アダムはフィルの首筋に顔を埋め、噛みつきを避けるように注意しながら、自分のアルファフェロモンをフィルの肌に直接塗りつけるように擦り付けた。今のフィルの姿を見た誰もが、彼をアダムの所有物であると考えるだろう。
それだけでは飽き足らず、アダムはフィルが自分のものになったことを視覚的に示すため、新しいものを準備した。彼は精巧な本革製の首輪を取り出し、眠っているフィルの首に装着した。うっとりとした表情を浮かべ、アダムはその首輪に優しくキスを落とす。
「これで完璧だ。君はもうどこへも行けないね、僕のフィル」
アダムはフィルの体を抱きしめ、彼の頭を自分の胸元に引き寄せた。フィルの身体からは、微かに甘い、安堵したようなフェロモンの匂いが漏れ出ていた。それはフィルがこの支配的なアルファの抱擁を本能的に受け入れていることを示していた。アダムはフィルの寝顔を見つめ、永遠の愛を密かに誓うのだった。
────
フィルが目覚めた時、最初に感じたのは自分の首に巻き付く革の首輪の感触と強い体の倦怠感であった。
「目が覚めたね、愛しいオメガ」
隣で眠っていたアダムはすぐに優しく微笑み、フィルの額にキスをした。
「……これ、なに」
フィルは掠れた声で首輪を指差した。
「これは君が俺のものだという愛の証だよ。昨日、君は俺に愛してほしいと願っただろう?」
「………………ッ……ま、まだ、番じゃない…よね……?」
「違うよ。まだ、ね……ふふ、ロマンチックで完璧なシチュエーションで、番になりたいからね♡」
アダムの顔は相変わらず優しさに満ちていたが、フィルはその瞳の奥に狂気が巣食っているのを見た。昨日の快楽でぼやけていた理性が一瞬で現実に引き戻される。
フィルは重たい身体を動かそうとしたが、アダムはすぐにフィルの腰を抱き寄せ、その皮膚を撫でた。
「どこに行くの?君のいるべき場所は俺のとなりでしょ…♡」
アダムの指がフィルの敏感な場所に触れた瞬間、フィルの身体は昨日の猛烈な快楽を瞬時に思い出してしまった。抗おうとする理性とは裏腹に、彼の身体は熱を持ち、甘いフェロモンを微かに放出し始めた。
「……やめ、ッ……」
「ふふ、もうこんなに濡らして。期待しているの?いいよ♡どれほど君を愛しているか、証明させてくれ♡」
アダムはフィルの拒絶の声を無視して再びヒート誘引剤と甘い媚薬を自分の口に含んだ。
それを口移しで薬を無理やり飲まされたフィルは、抵抗するすべなく、彼のオメガフェロモンは急速に濃度を上げ、部屋全体が甘い蜜の香りに満たされた。
「フィルは快楽を感じるだけでいいからね♡」
「…………っ、…ハァ…♡あだ、む……っ…♡♡」
フィルはされるがままにアダムから与えられる快楽にどっぷりと溺れていく。フィルの快感に満ちた艶声が何度も何度も何度も部屋に響きわたった。
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