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寧々ちゃんまだまだ寵愛中
神様の常識◎
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別に本当に寝ていた訳じゃないけれど胸の所で休憩していたら「起きて起きて」と頭を撫でられて、不満そうに顔を上げれば額にいっぱいちゅうしてくれた。
「おはよう寧々ちゃん、あれ? 怒ってる?」
「…………今日はあんまりポンポンしてくれなかった」
「ごめん、パソコン使ってたから」
「……」
口を尖らせれば、その先にもキスしてくれて、ちょっと嫌がったら強引に声が我慢できなくなるような深いのしてくれる。
唇が離れれば超超超!! かっこいい彼氏がにこってしてくれるから抱き付いてしまうのだ。
スーツの中に潜り込みたい~ってして、くすぐったいよって抱き締められて顔を上げればまたキスなんだけど、
すみません、ここ会社です。
だから「起きて起きて」の後から私の妄想です、すみません。
でもまあお膝の上な事には変わりないけれど。
それで「起きて起きて」からの現実はというと、辰巳さんの胸板に八つ当たりしていた。
「午後もお仕事、明日もお仕事、明後日だってお仕事……」
「あら、ずいぶん寝起きの寧々ちゃんご機嫌悪いですね」
胸の所でネクタイいじいじしながら、午前中一生懸命書いた長文のメールを間違えて削除しちゃって、もう今日はそれからやる気ナッシングなのだ。
長い指で優しく髪をすかれて、勝手に胸がキュンとくる。
「お家に帰ったら辰巳さんがいるって前提じゃなければ、早退してますよ」
「寧々ちゃんのモチベーションに繋がれる男になれるなんて嬉しいよ」
「帰ったらいっぱい甘やかして下さいね」
「うんもちろん」
辰巳さんは髪を撫でて頬を撫でて、私の手を取ると手の平合わせてきた。
「何ですか?」
「皺と皺を合わせて幸せ~」
「辰巳さん私が機嫌悪いのに幸せなの?」
「幸せですよ。だって寧々ちゃんこの前まで仕事で泣いてしまっても一言だって愚痴漏らさなかったじゃないですか。それが今では辛いって言いたいし共感してほしいし慰めてほしいんでしょう? しかもお家でイチャイチャするために頑張るって宣言までしてくれて、こんなの幸せ以外にないよ」
「………………ふぅーん?」
「そうやって自分で言った癖に恥ずかしがってあっち向いちゃう所も最強に大好き」
大きな手が少しずれて指が交差する、骨の太い綺麗な指先がぎゅっと手を握り込んで、ドキドキ苦しいのに辰巳さんは目見ながらゆっくり甲にキスしてきた、ひゃああああ。
「寧々ちゃんも僕が好き?」
「う」
「僕だってお仕事頑張るんだから元気が出る一言がほしいな?」
「あ、ぁぅ……わ、私も…………た、辰巳さ、んが……す、す」
「好きです辰巳さん、俺辰巳さんのが大好きですよ愛してます(棒)。なので会社で止めてもらっていいですか」
眼鏡に手添えた総務の人がチャイムと共にやってきて、くッ……こいつ、また私と神様の邪魔を……!!
「ごめんごめん袴田君あまりにも寧々ちゃんが可愛くてここが会社なの忘れてました僕の責任です彼女を責めないで下さい」
「お二人のやり取りが非常に不快だと思っただけで責めてません、はい八雲さん早急に上司の膝から降りましょう」
「ん……」
「あ? 何だか反抗的な目ですね言いたい事があればどうぞ」
「いえ………………低級な人間如きが舐めた口を」
「寧々ちゃん心の声出てるよ」
「!!」
走って席に帰って、メ! メールメール!! お仕事お仕事、う!!! あの総務の眼鏡の人まだこっち睨んで眼鏡凝らしてる恐い!!
それからは心を入れ替えてお仕事してお家帰って疲れて寝ちゃってたら辰巳さんご飯作ってくれてて、いっぱい食べて私が洗い物をした、ゴーヤなんて食べようとも思わなかったけど、辰巳さんの作るチャンプルーは美味しいのだ。
でも私より遅く帰ってきたのに、何でご飯作るんですか! 別にコンビニでもいいんですよ! 辰巳さんも疲れてるんだから休んで!! って自分だって買ってこなかった癖に、美味しい美味しいってご飯食べながら言ったら。
「寧々ちゃんの事はなんでもしたいんだから、その体を構成する要素も僕が作って当然です。辰巳家の常識です」って眼鏡キラされてしまった。
洗い物、ハイパーマックススピードで終わらせないと! 辰巳さんとイチャイチャタイムが減ってしまう!
いつの間にかお皿割らなくなったし、最近じゃどうやったら効率いいかって考えながら洗い物できるようになってかかる時間が減った。
明日のご飯炊飯器にセットして、お鍋に水と昆布入れて冷蔵庫にしまったし、後は……!!!!
「寧々頑張りました頑張りました頑張りました頑張りました」
「偉い偉い偉い偉い偉いいい子いい子いい子」
背中ぎゅうしに行かないと!
「くんくんくん」
「寧々ちゃんそこクンクンするの好きだよね」
「エロフェロモン出てますからくんくん」
「嗅いでどうするの?」
「内緒」
「ああ、いっぱい甘やかされたいんだっけ?」
「おはよう寧々ちゃん、あれ? 怒ってる?」
「…………今日はあんまりポンポンしてくれなかった」
「ごめん、パソコン使ってたから」
「……」
口を尖らせれば、その先にもキスしてくれて、ちょっと嫌がったら強引に声が我慢できなくなるような深いのしてくれる。
唇が離れれば超超超!! かっこいい彼氏がにこってしてくれるから抱き付いてしまうのだ。
スーツの中に潜り込みたい~ってして、くすぐったいよって抱き締められて顔を上げればまたキスなんだけど、
すみません、ここ会社です。
だから「起きて起きて」の後から私の妄想です、すみません。
でもまあお膝の上な事には変わりないけれど。
それで「起きて起きて」からの現実はというと、辰巳さんの胸板に八つ当たりしていた。
「午後もお仕事、明日もお仕事、明後日だってお仕事……」
「あら、ずいぶん寝起きの寧々ちゃんご機嫌悪いですね」
胸の所でネクタイいじいじしながら、午前中一生懸命書いた長文のメールを間違えて削除しちゃって、もう今日はそれからやる気ナッシングなのだ。
長い指で優しく髪をすかれて、勝手に胸がキュンとくる。
「お家に帰ったら辰巳さんがいるって前提じゃなければ、早退してますよ」
「寧々ちゃんのモチベーションに繋がれる男になれるなんて嬉しいよ」
「帰ったらいっぱい甘やかして下さいね」
「うんもちろん」
辰巳さんは髪を撫でて頬を撫でて、私の手を取ると手の平合わせてきた。
「何ですか?」
「皺と皺を合わせて幸せ~」
「辰巳さん私が機嫌悪いのに幸せなの?」
「幸せですよ。だって寧々ちゃんこの前まで仕事で泣いてしまっても一言だって愚痴漏らさなかったじゃないですか。それが今では辛いって言いたいし共感してほしいし慰めてほしいんでしょう? しかもお家でイチャイチャするために頑張るって宣言までしてくれて、こんなの幸せ以外にないよ」
「………………ふぅーん?」
「そうやって自分で言った癖に恥ずかしがってあっち向いちゃう所も最強に大好き」
大きな手が少しずれて指が交差する、骨の太い綺麗な指先がぎゅっと手を握り込んで、ドキドキ苦しいのに辰巳さんは目見ながらゆっくり甲にキスしてきた、ひゃああああ。
「寧々ちゃんも僕が好き?」
「う」
「僕だってお仕事頑張るんだから元気が出る一言がほしいな?」
「あ、ぁぅ……わ、私も…………た、辰巳さ、んが……す、す」
「好きです辰巳さん、俺辰巳さんのが大好きですよ愛してます(棒)。なので会社で止めてもらっていいですか」
眼鏡に手添えた総務の人がチャイムと共にやってきて、くッ……こいつ、また私と神様の邪魔を……!!
「ごめんごめん袴田君あまりにも寧々ちゃんが可愛くてここが会社なの忘れてました僕の責任です彼女を責めないで下さい」
「お二人のやり取りが非常に不快だと思っただけで責めてません、はい八雲さん早急に上司の膝から降りましょう」
「ん……」
「あ? 何だか反抗的な目ですね言いたい事があればどうぞ」
「いえ………………低級な人間如きが舐めた口を」
「寧々ちゃん心の声出てるよ」
「!!」
走って席に帰って、メ! メールメール!! お仕事お仕事、う!!! あの総務の眼鏡の人まだこっち睨んで眼鏡凝らしてる恐い!!
それからは心を入れ替えてお仕事してお家帰って疲れて寝ちゃってたら辰巳さんご飯作ってくれてて、いっぱい食べて私が洗い物をした、ゴーヤなんて食べようとも思わなかったけど、辰巳さんの作るチャンプルーは美味しいのだ。
でも私より遅く帰ってきたのに、何でご飯作るんですか! 別にコンビニでもいいんですよ! 辰巳さんも疲れてるんだから休んで!! って自分だって買ってこなかった癖に、美味しい美味しいってご飯食べながら言ったら。
「寧々ちゃんの事はなんでもしたいんだから、その体を構成する要素も僕が作って当然です。辰巳家の常識です」って眼鏡キラされてしまった。
洗い物、ハイパーマックススピードで終わらせないと! 辰巳さんとイチャイチャタイムが減ってしまう!
いつの間にかお皿割らなくなったし、最近じゃどうやったら効率いいかって考えながら洗い物できるようになってかかる時間が減った。
明日のご飯炊飯器にセットして、お鍋に水と昆布入れて冷蔵庫にしまったし、後は……!!!!
「寧々頑張りました頑張りました頑張りました頑張りました」
「偉い偉い偉い偉い偉いいい子いい子いい子」
背中ぎゅうしに行かないと!
「くんくんくん」
「寧々ちゃんそこクンクンするの好きだよね」
「エロフェロモン出てますからくんくん」
「嗅いでどうするの?」
「内緒」
「ああ、いっぱい甘やかされたいんだっけ?」
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