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連載
ビッチ
こちらは、原作の続きとなっていますので、書籍とは設定がことなります。
原作では現段階で絵夢は処女であり、袴田君の正体を知りません。
また、桐生 陸が絵夢に好意を抱いており、葛西さんは過去の人物で現会社には存在しません。
アルバイトの恵は社内不倫をしていて、登場人物に絵夢の甥、尾台らいおんが登場します。
それは昨夜の話。
「ねえ尾台さん、嫌だったらもちろん答えなくていいんですけど 」
「うん?」
ベッドで裸のままでゴロゴロするなんて、そんな日が私にも来るんだなって袴田君の腕枕で頭を撫でられながら思っていたら、それまで笑っていた袴田君がふっと口元を戻して言ってきた。
「尾台さんはパワハラされてるって自覚あったんですよね」
「…………んっと」
「辛い記憶だろうから無理には聞きたくないんですけど、どうして会社辞めなかったんですか………正常な判断ができない位に追い込まれていたって事ですか」
「ああっと…………自覚は……もちろんありましたよ。恥ずかしい事に毎日二時間怒られたら次の日一時間半の説教で済むと短かくてラッキー、みたいな麻痺してる所もあったし私が悪いから怒られるんだって自分を責める事もったけど……でも皆こっそり葛西さんが気付かない所で仕事手伝ってくれてたし、隣の部署のおばちゃんが励ましてくれてたり、だからあの状態が異常だっていうのはわかってました」
「それでどうして辞めなかったんですか、そこまでして会社に残る理由って何だったんですか?」
「それは………………」
「うん」
視線を下げて、胸板ツンツンして、
「袴田君を待ってたから」
「は?」
「なんちゃって!」
見上げたら袴田君は一瞬目を見開いたけど、直ぐに細めて髪を撫でてきた。
「尾台さんからかわないで」
「んー……上手く言えないんだけど…………だって、私が辞めたら次の子がいじめられるだけじゃないですか。自己犠牲とか格好つけたかった訳じゃないんですけど、私聞いちゃったんですよ先輩のコソコソ話…………私の前の子は葛西さんのパワハラのせいで三ヶ月で辞めたって、それでその子鬱になって実家帰ってしまって、当分社会復帰は無理だろうから荷物は捨てていいって……その前の子は半年で辞めたって」
「…………」
「もし私が辞めて次に入ってきた子が自殺でもしたら嫌じゃないですか、私が辞めるのは簡単だけど…………でも限界まで我慢してもいいのかなって、葛西さんは変えられなくても私がいる事で何か他の所が変えられないかもしれないって密かに思ってたんです。幸い少し味方もいたからギリギリ毎日綱渡りできてたし…………で、そうしたら袴田君来てくれて、あ! なんだ袴田君待ってたからで間違ってなかったですね!! ふふふ」
言って笑ったら袴田君は切ない顔で私を見ていた。
「袴田君?」
顔覗き込んでも何も答えてくれなくて、何で袴田君が泣きそうなの。
よくわからないから、ほっぺにちゅーしとく救済救済。
唇を離したらようやく袴田君は笑ってくれた、でもそれは自嘲めいた表情で。
「ばかだな……」
「え? 何でばか? いや、ばかだけど! 面と向かって言われるとムカつくんですが!!」
少し筋肉のついた胸板を叩いたら、手を引き寄せられてそのまま胸に閉じ込められてしまった。
袴田君から私と一緒のボディーソープの香りがして恥ずかしかったけど、温もりが気持ちよくて大人しくしてた。
「尾台さん一生付きまとってもいいですか」
「ダメに決まってるでしょ」
即答したけど、返事が尾台さん愛してるっだったから全然聞いてないんだろうな。
「人はそれをセフレと呼びます」
「へ? マジっすか」
「いや、ちょっと待ってよえっちゃん」
「うん待つ待つ」
「デートしてエッチして添い寝してご飯食べて、付き合ってないってどーゆー事やねん」
「ほ、ほんまやで…………」
「処女卒業して彼氏出来る前にセフレが出来るって、どうしたらそうなるの?」
「いやでも、クーラーの話はしたよ!!」
「他に言う事あるだろ! もうイライラして暑くなってきた!」
「じゃあまた言いに行かないと!!」
甘々ネイルでコーヒー持つバイトのめぐちゃんに可愛い目で睨まれ一喝されて、月曜朝イチから机に突っ伏してしまった。
わかってるんだけどさ、わかってるんだけどぉ!
でもあの眼鏡の人、彼女になって下さいとか付き合って下さいじゃなくて結婚して下さいって言ってくるから頷き難いんだってば!
そりゃ袴田君見てそわそわするのとか、きゅんってするのが好意を表わす感情だってのは気付いてるけど、それを口にしたが最後、じゃあ会社の後にご両親にご挨拶に伺っても宜しいですか(眼鏡キラッ)って言いそうだし。
私はもっとこう…………あの、昨日のデートだって楽しかったし…………そうゆうのもっとしたいなって…………。
って言ったら、そんなの結婚してからいくらでもしてあげますよはい! ってまた茶色の紙出してきて眼鏡キラッさせるんだよ! きっと!!
あれ? 何か私凄い袴田君の事理解してない?!
「何? じゃあ逆に聞くけどさ、袴田君じゃダメな理由ってあるの?」
「ダメな理由…………?」
顔横に向けたら、めぐちゃんは机に鏡立ててコードレスのヘアアイロンで前髪くるんってさせてた、じょ……女子力……!!
「この前言ったっしょ。断るならちゃんとした理由で断りなよって、何も言わず袴田君の好意を利用してデートして流されてズルズルえっちまでしてるってえっちゃんしっかりしてそうでやってる事ビッチだよね」
「ひっ!!」
二十七年生きてきて、ビッチって言葉使われると思わなかった!
「で? 体の相性が良くてそのままの関係続けてたいならセフレだし、好きなら付き合うし、じゃないならちゃんと断りなよ」
「う? うんそれはわかってるけど、え? 何でそんなめぐちゃんが突っ込んでくんの?」
めぐちゃんは熱もったいないって私の毛先巻いてきて、スプレーもないし昼までには取れるな。
カールした毛先見て、また次の毛束をアイロンに挟んでウィンクした。
「だっーて、処女卒したんならちょっと位遊んだっていーじゃん。えっちゃんと合コン行きたいしさ、クラブとか夜の町遊びに行きたくないの? 今まで誘ってなかったけど、そーゆーの興味あるっしょ?」
「ん? うーん……興味は……正直あんまないけど」
「ああ、あれ? やっぱ本気で桐生さんが好きだったの?」
「へ?」
めぐちゃんはキャスターイスで反対側まできて逆側も巻きながら鼻歌歌ってて……。
そっか、私桐生さんいいよねって公言してたもんな。
もちろん嘘じゃないし、本当に尊敬してるんだけど桐生さんが好きだから袴田君と付き合わないってのとは関係なくて。
「はい完成☆」
「うんありがとう」
「今日は……ってゆうかちょっとの間髪結わくの止めときなよ」
「え、何で」
「襟足ギリギリまでキスマーク着いてるよ。ってゆうかちょっと見えてるし。え? 何か袴田君ってえっち優しそうなのにこれ歯形? 意外と凶暴なんだね」
「凶暴……」
「えっちゃんは見えないけど他人からは見えるとこに痕残すって独占欲モンスターじゃん」
「そうなの、へぇ良く知ってるね」
「だって私よくやるし、ワンナイトする妻子持ちとかに……まあ私のはちょっとした悪戯だけど」
「フ、フーン。ソウ」
テヘッとか舌出しちゃってコワッ!
い、言わなきゃ! そうゆうの良くないよって言わなきゃ!!
「なるへそねーなんか分かった気がしたかも、二十七年お一人様だったのに急に独占欲丸出しで捕食しに来られたらそりゃビビるよね」
「んー……まああの、間違ってもないけど一方的にビビってる訳じゃないよ。もちろん私も大人だから色々合意の上ですよ、袴田君良い人だしね」
「良い人…………ね?」
意味深に語尾を上げられて、とりあえず話したいけどもう始業時間だな。
よし髪縛っ…………は、今日は出来ないからそのままにしてたら、チャイムが鳴った。
月曜日だから朝礼だねってめぐちゃんと移動した。
もう皆集まってて、あ、袴田君いるじゃん。
何かプリント見せられて眼鏡直して指差しながら頷いてる、あポケットに手入れた…………背筋まっすぐ背高い、シワのないスラックスのセンタークリースラインハッキリで足長い、靴綺麗だし腕時計光ってるしネクタイグリーンで和む、ヒッ!! こっち向いてニコッした、無理無理。
この前まで気にしてなかったのに、何か眩しいよあの人!! やだ! 何? もう帰って下さい!
プイッて目逸らしたら、
「あれ、尾台が髪巻いてる所なんて初めて見た」
「ひゃっ……あ、おはようございます。桐生さん」
「私がさっき巻いてあげたんです~上司の女子力高めようと思って可愛いでしょ?」
毛先触られて、ほらヤダ! 直ぐそーやって触る! 他の女子に見られたらどーすんだよ、もう!
「うん、雰囲気変わるね可愛」
「それでは月曜日の朝礼を始めます」
話の途中で朝礼が始まって、桐生さんは私から手を離した。
朝礼が終わって席に戻ってさあ仕事! と思ったら、眼鏡君からばか! ってレンズが真っ赤になってプンスカしてるラインが来ていた。
そっちこそキスマークいっぱいつけてばかって返したのに謝ってくれなかった。
特にこれと言って目立ったイベントも起きず、袴田君とも会社での会話もなくて(すれ違ったり気配感じると心臓ご臨終)いつもの忙しい日常を繰り返していた、週の中日の水曜日、それは昼休み。
駅前のパン屋さんで売ってるアップルパイと私が淹れた紅茶を飲みながらめぐちゃんがまた合コンの話を振ってきたので、彼氏はどうしたの? って一応聞いてみたら、目を逸らした後につまらなそうに…………いや、切ない顔で口を尖らせて彼女は言ったのだ。
「別れたよ」
と、ため息混じりのいつもと違った低い声で。
原作では現段階で絵夢は処女であり、袴田君の正体を知りません。
また、桐生 陸が絵夢に好意を抱いており、葛西さんは過去の人物で現会社には存在しません。
アルバイトの恵は社内不倫をしていて、登場人物に絵夢の甥、尾台らいおんが登場します。
それは昨夜の話。
「ねえ尾台さん、嫌だったらもちろん答えなくていいんですけど 」
「うん?」
ベッドで裸のままでゴロゴロするなんて、そんな日が私にも来るんだなって袴田君の腕枕で頭を撫でられながら思っていたら、それまで笑っていた袴田君がふっと口元を戻して言ってきた。
「尾台さんはパワハラされてるって自覚あったんですよね」
「…………んっと」
「辛い記憶だろうから無理には聞きたくないんですけど、どうして会社辞めなかったんですか………正常な判断ができない位に追い込まれていたって事ですか」
「ああっと…………自覚は……もちろんありましたよ。恥ずかしい事に毎日二時間怒られたら次の日一時間半の説教で済むと短かくてラッキー、みたいな麻痺してる所もあったし私が悪いから怒られるんだって自分を責める事もったけど……でも皆こっそり葛西さんが気付かない所で仕事手伝ってくれてたし、隣の部署のおばちゃんが励ましてくれてたり、だからあの状態が異常だっていうのはわかってました」
「それでどうして辞めなかったんですか、そこまでして会社に残る理由って何だったんですか?」
「それは………………」
「うん」
視線を下げて、胸板ツンツンして、
「袴田君を待ってたから」
「は?」
「なんちゃって!」
見上げたら袴田君は一瞬目を見開いたけど、直ぐに細めて髪を撫でてきた。
「尾台さんからかわないで」
「んー……上手く言えないんだけど…………だって、私が辞めたら次の子がいじめられるだけじゃないですか。自己犠牲とか格好つけたかった訳じゃないんですけど、私聞いちゃったんですよ先輩のコソコソ話…………私の前の子は葛西さんのパワハラのせいで三ヶ月で辞めたって、それでその子鬱になって実家帰ってしまって、当分社会復帰は無理だろうから荷物は捨てていいって……その前の子は半年で辞めたって」
「…………」
「もし私が辞めて次に入ってきた子が自殺でもしたら嫌じゃないですか、私が辞めるのは簡単だけど…………でも限界まで我慢してもいいのかなって、葛西さんは変えられなくても私がいる事で何か他の所が変えられないかもしれないって密かに思ってたんです。幸い少し味方もいたからギリギリ毎日綱渡りできてたし…………で、そうしたら袴田君来てくれて、あ! なんだ袴田君待ってたからで間違ってなかったですね!! ふふふ」
言って笑ったら袴田君は切ない顔で私を見ていた。
「袴田君?」
顔覗き込んでも何も答えてくれなくて、何で袴田君が泣きそうなの。
よくわからないから、ほっぺにちゅーしとく救済救済。
唇を離したらようやく袴田君は笑ってくれた、でもそれは自嘲めいた表情で。
「ばかだな……」
「え? 何でばか? いや、ばかだけど! 面と向かって言われるとムカつくんですが!!」
少し筋肉のついた胸板を叩いたら、手を引き寄せられてそのまま胸に閉じ込められてしまった。
袴田君から私と一緒のボディーソープの香りがして恥ずかしかったけど、温もりが気持ちよくて大人しくしてた。
「尾台さん一生付きまとってもいいですか」
「ダメに決まってるでしょ」
即答したけど、返事が尾台さん愛してるっだったから全然聞いてないんだろうな。
「人はそれをセフレと呼びます」
「へ? マジっすか」
「いや、ちょっと待ってよえっちゃん」
「うん待つ待つ」
「デートしてエッチして添い寝してご飯食べて、付き合ってないってどーゆー事やねん」
「ほ、ほんまやで…………」
「処女卒業して彼氏出来る前にセフレが出来るって、どうしたらそうなるの?」
「いやでも、クーラーの話はしたよ!!」
「他に言う事あるだろ! もうイライラして暑くなってきた!」
「じゃあまた言いに行かないと!!」
甘々ネイルでコーヒー持つバイトのめぐちゃんに可愛い目で睨まれ一喝されて、月曜朝イチから机に突っ伏してしまった。
わかってるんだけどさ、わかってるんだけどぉ!
でもあの眼鏡の人、彼女になって下さいとか付き合って下さいじゃなくて結婚して下さいって言ってくるから頷き難いんだってば!
そりゃ袴田君見てそわそわするのとか、きゅんってするのが好意を表わす感情だってのは気付いてるけど、それを口にしたが最後、じゃあ会社の後にご両親にご挨拶に伺っても宜しいですか(眼鏡キラッ)って言いそうだし。
私はもっとこう…………あの、昨日のデートだって楽しかったし…………そうゆうのもっとしたいなって…………。
って言ったら、そんなの結婚してからいくらでもしてあげますよはい! ってまた茶色の紙出してきて眼鏡キラッさせるんだよ! きっと!!
あれ? 何か私凄い袴田君の事理解してない?!
「何? じゃあ逆に聞くけどさ、袴田君じゃダメな理由ってあるの?」
「ダメな理由…………?」
顔横に向けたら、めぐちゃんは机に鏡立ててコードレスのヘアアイロンで前髪くるんってさせてた、じょ……女子力……!!
「この前言ったっしょ。断るならちゃんとした理由で断りなよって、何も言わず袴田君の好意を利用してデートして流されてズルズルえっちまでしてるってえっちゃんしっかりしてそうでやってる事ビッチだよね」
「ひっ!!」
二十七年生きてきて、ビッチって言葉使われると思わなかった!
「で? 体の相性が良くてそのままの関係続けてたいならセフレだし、好きなら付き合うし、じゃないならちゃんと断りなよ」
「う? うんそれはわかってるけど、え? 何でそんなめぐちゃんが突っ込んでくんの?」
めぐちゃんは熱もったいないって私の毛先巻いてきて、スプレーもないし昼までには取れるな。
カールした毛先見て、また次の毛束をアイロンに挟んでウィンクした。
「だっーて、処女卒したんならちょっと位遊んだっていーじゃん。えっちゃんと合コン行きたいしさ、クラブとか夜の町遊びに行きたくないの? 今まで誘ってなかったけど、そーゆーの興味あるっしょ?」
「ん? うーん……興味は……正直あんまないけど」
「ああ、あれ? やっぱ本気で桐生さんが好きだったの?」
「へ?」
めぐちゃんはキャスターイスで反対側まできて逆側も巻きながら鼻歌歌ってて……。
そっか、私桐生さんいいよねって公言してたもんな。
もちろん嘘じゃないし、本当に尊敬してるんだけど桐生さんが好きだから袴田君と付き合わないってのとは関係なくて。
「はい完成☆」
「うんありがとう」
「今日は……ってゆうかちょっとの間髪結わくの止めときなよ」
「え、何で」
「襟足ギリギリまでキスマーク着いてるよ。ってゆうかちょっと見えてるし。え? 何か袴田君ってえっち優しそうなのにこれ歯形? 意外と凶暴なんだね」
「凶暴……」
「えっちゃんは見えないけど他人からは見えるとこに痕残すって独占欲モンスターじゃん」
「そうなの、へぇ良く知ってるね」
「だって私よくやるし、ワンナイトする妻子持ちとかに……まあ私のはちょっとした悪戯だけど」
「フ、フーン。ソウ」
テヘッとか舌出しちゃってコワッ!
い、言わなきゃ! そうゆうの良くないよって言わなきゃ!!
「なるへそねーなんか分かった気がしたかも、二十七年お一人様だったのに急に独占欲丸出しで捕食しに来られたらそりゃビビるよね」
「んー……まああの、間違ってもないけど一方的にビビってる訳じゃないよ。もちろん私も大人だから色々合意の上ですよ、袴田君良い人だしね」
「良い人…………ね?」
意味深に語尾を上げられて、とりあえず話したいけどもう始業時間だな。
よし髪縛っ…………は、今日は出来ないからそのままにしてたら、チャイムが鳴った。
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もう皆集まってて、あ、袴田君いるじゃん。
何かプリント見せられて眼鏡直して指差しながら頷いてる、あポケットに手入れた…………背筋まっすぐ背高い、シワのないスラックスのセンタークリースラインハッキリで足長い、靴綺麗だし腕時計光ってるしネクタイグリーンで和む、ヒッ!! こっち向いてニコッした、無理無理。
この前まで気にしてなかったのに、何か眩しいよあの人!! やだ! 何? もう帰って下さい!
プイッて目逸らしたら、
「あれ、尾台が髪巻いてる所なんて初めて見た」
「ひゃっ……あ、おはようございます。桐生さん」
「私がさっき巻いてあげたんです~上司の女子力高めようと思って可愛いでしょ?」
毛先触られて、ほらヤダ! 直ぐそーやって触る! 他の女子に見られたらどーすんだよ、もう!
「うん、雰囲気変わるね可愛」
「それでは月曜日の朝礼を始めます」
話の途中で朝礼が始まって、桐生さんは私から手を離した。
朝礼が終わって席に戻ってさあ仕事! と思ったら、眼鏡君からばか! ってレンズが真っ赤になってプンスカしてるラインが来ていた。
そっちこそキスマークいっぱいつけてばかって返したのに謝ってくれなかった。
特にこれと言って目立ったイベントも起きず、袴田君とも会社での会話もなくて(すれ違ったり気配感じると心臓ご臨終)いつもの忙しい日常を繰り返していた、週の中日の水曜日、それは昼休み。
駅前のパン屋さんで売ってるアップルパイと私が淹れた紅茶を飲みながらめぐちゃんがまた合コンの話を振ってきたので、彼氏はどうしたの? って一応聞いてみたら、目を逸らした後につまらなそうに…………いや、切ない顔で口を尖らせて彼女は言ったのだ。
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