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連載
送別会
「辞令にあった通り10月1日づけで本社へ異動になりました。部長の辰巳さんをはじめ、皆様には大変お世話になりました。私が二年間課長としてやってこれたのは皆様のサポートがあったからこそです。皆と一緒に働けたこの二年間は私にとって誇りです。時に励ましあい、切磋琢磨しながら積み重ねた時間は、新転地においても強みになるでしょう。これからも初心を忘れず自分らしく成長していきたいと考えております。これからも健康に留意し、良い仕事をしてください。っとまあそんな感じで、後残り二週間あるので悔いのないように、仕事片付けて挨拶回りして引き継ぎもバッチリ終わらせて本社行きたいと思うので最後まで宜しく!」
最後は佐々木さんらしくラフな感じでしめて頭を下げると拍手が湧いた。
私もつられて手を叩いて、めぐちゃんも笑顔で佐々木さん見ていた。
課長の後任に関してはまた後日辞令が出るって、ああそっか今週末にある飲み会って佐々木さんの送別会だったのか。
向こうの挨拶周りもあるだろうし、後半は本社にちょくちょく行って忙しいから、月末どうなってるかわからないもんね。
ミーティングが終わって、送別会じゃ出ない訳にいかないよなぁと思って一応袴田君に次の飲み会行く? ってラインしたら。
【仕事があって難しいと思います】だって……わかったよーってウサギさんがヨガしてるスタンプ(立木のポーズ)送っておいた、そしたら【でも尾台さんが行くなら途中で迎えに行こうかな、それで寝かせたらまた会社戻ります】ってそれは悪すぎるので、送別会……うん、断ろう!
個人でお花とプレゼント買って渡そう!
頷いて仕事に戻った。
で、後悔した尾台ちゃん宜しくねぇ~なんて言われたけどやらなきゃいけない事そんな軽口じゃすまされなかった。
仕事の棚卸しに引き継ぎ書の作成に顧客名簿の整理、そんなの自分でやってよって思うような、メールや手紙の作成もあったけど、皆忙しいし、私がやんなきゃ他の人が無理するだけだし! よし、やるぞ!!
「尾台~佐々木さんの名簿半分ちょーだい?」
「え? 大丈夫ですよ私に任せて下さい!」
「ダメ、半分出しなさい上司の命令」
「う」
営業から帰って来たばかりなのに、桐生さんは一緒に作業を手伝ってくれた。
ただまあ自分でやってよ! とは言ったものの、うちに事業所から本社に異動になった人なんて見た事ないし皆佐々木さんには協力的で辛かったらいつでも帰ってきていいんだよ! みたいなそんな雰囲気だった。
だから受け持てる事務作業は出来うる限り手伝いたいと思った。
私もたくさんお世話になったし恩返し恩返し。
それから佐々木さんは毎日引っ切り無しに出掛けていた。
今までの営業先に後任者引きつれて挨拶しに行ったり本社行ったり打合せしたり、そして私はいつもの倍の仕事に追われていた。
でも苦しいとは思わない、だってゴールが見えてるから頑張れるんですよ!
この二週間乗り切ったら私には…………あの……三 連 休 が待ってるんです!
なんて思ったら断然燃えてきて、かかってくる電話にもいつも以上に笑顔で応えていたように思う。
月曜日だと思っていたのはいつの事やら、気付いたら金曜日で、断る理由なんて考えなくても私だけ残業だった。
オッケーオッケー! 私から買って出た残業だし飲み会行っても袴田君いないしね。
絶対誰かが九時までは電話番しなきゃいけなかったので、尾台、やらせていただきます!
まさかの佐々木さんが本社でする初日のスピーチ文まで作らされると思わなかったけど、命令だからやりますよ。
皆たくさん飲んで楽しんで下さい!
それにしても、はあ…………せっかく袴田君から家の鍵貰ったのに全く使われてない。
皆帰った薄暗いフロアで一人、キラキラなカードキー出してみた、行こう行こうと思ってたのにご飯作りにいきたかったのにそんな余裕なくて、ふとこんな感じの夫婦生活だったら寂しくないかなぁって考えちゃったりして……。
すると不思議な事に袴田君から好きですってメッセージがきて気持ちを持ち直した。
でもカードキー…………あるとないとじゃ全然気構え違うんだよな、いつでも会えるんだって思うだけで、お腹の底から力が湧いてくるんだ。
疲れた時にはトイレでカード額に当てて頑張るよって心で唱えてちゅ、ちゅってしてキモイな私! 誰も見てませんように。
で、時刻は十時過ぎ、帰りの電車は混んでいた。
金曜日だし、こんなもんかって手摺に掴まって明日は袴田君の家行きたいな、まずはお疲れ様ですってメッセージ送ろうかと思ったら。
うわわぁああ………………。
スマホないやんけ……!!
最悪、会社に置いて来ちゃった……死にたくない死にたい。
あーあ……いつもの私ならどうするかな……むしろスマホから解放された土日を過ごすか、って思ったかもしれないけど、今の私は袴田君と連絡できないなんて考えられん!! って電車を降りて反対の電車に乗り込んだ。
会社に着いて、非常灯だけがついてるがちょっと怖かった、出る時は他の階の人も偶然一緒だったから怖くなかったのに。
でも外から見たら電気ついてる階もあったな……。
エレベーター乗って、開いたらお化けいませんようにってお願いしたら、まさかの事態…………!!
袴 田 君 が い た。
五階に上がったらショルダーバッグを肩に掛けて小さな箱を両手に持って歩いていた。
私に気付かず通り過ぎて、一部だけ電気つけてバインダーに何か書き込んでる。
「総務の袴田君だ!」
「あら、尾台さん」
「え? え? 何で袴田君いるの! ホワイトボードに今日は出向って書いてあったのに」
「さっき帰ってきました」
「おかえんなさい」
「そんなくっついて大丈夫ですか」
「だってもう誰もいないよ! 暗いし怖いです!」
「ほんと、この古い建物どうにかしてほしいですよね。人感センサーライトは来週にでも取り付けます。監視カメラもっとほしいです死角だらけで不用心極まりないですよ」
「で、袴田君何してるんですか、私はスマホ忘れて取りに来ました」
「ああ、俺は温度測ってるんですよ」
「温度?」
背中からぎゅってお腹に手を回して抱き着いてるんだけど前を覗き込んだら袴田君は小さな箱……のように見えたデジタルの温度計を持っていた。
「だって会社寒いんでしょう?」
「そうですけど、一々温度測るんですか?」
「はい、建物全体を二十五度設定にして、席でどれだけ温度に違いがあるのか調べていたんです。これ湿度や不快指数も分かる優れものですよ。一言に冷房が寒いって設定温度上げたら、他の席から不満が出るでしょう。だからどの席がどんな状態かって調べないと。同じ温度設定で具体的にどのくらい数値に変化があるか把握できれば、場合によっては温度変更じゃなくて席の配置転換してもいいですしね。一応三ヶ月に一回エアコンの点検業者は来ますけど、あまりにもむらがあるようならエアコン自体を新しくしたほうが良いかもしれませんね」
「ほー総務の人色々考えてるしゅごい」
「今日、丁度飲み会があって従業員が出払ってるので助かりました。こういうの人がいるだけでも温度変わりますから」
言いながら、袴田君は机の上に温度計を置いて脇に挟んだバインダーに数値を書き込んでる。
「私も! 私も何か手伝いたい!!」
「じゃあ尾台さんは俺の応援係」
「フレ―フレーってすればいいの?」
「はい、それでそのままお持ち帰りさせて下さい。後五階だけなのでここが終わったら帰ります」
お、お持ち帰り……!! なんて言われて腰ぎゅうってしたら袴田君はふふって笑った、ふわわわわ。
「もう離れて!(離れない)」
「はいはい(離さない)」
私達の席の所にきて、うわぁあ最悪! 普通に机に置きっぱなしじゃんってスマホを鞄に入れた、袴田君は足元に温度計を置いてる。
「フレ―フレ―袴田君そんなとこも測るの?」
「ありがとう、だって冷気って下がるでしょう? 女性ってスカートで足元冷えやすいし、どのくらい寒いのかなって」
「ほーでも言われてみたら冬なんて私腰と背中にカイロ貼って足にブランケット巻きながら仕事してるかも」
「そんな寒いなら言って下さいよ。本当慣れって怖いですね、ああやっぱり尾台さん達の席周りより寒いですね」
「そうなんだ」
「足元の温度全然違いますよ」
「へぇ見たい」
袴田君が膝を屈めたので、私も必然的に体を下げたら、
「あれ? 電気ついてるじゃん誰かいるのかな」
「んー? 大分前にえっちゃんから電気消して帰ったってメッセージ来たよ」
「じゃあ消し忘れ?」
「ってゆうか、よかったんですかー? せっかくの佐々木さんのそーべつ会なのに朝までコースしなくてぇ」
「何? 行ってほしかった?」
「ふふふやーだ」
え? なななな、なにこれ、佐々木さんとめぐちゃんの声では?!!
思わず口を開けたら抱き込まれて袴田君の大きな手が溢れそうだった声を塞いだ。
最後は佐々木さんらしくラフな感じでしめて頭を下げると拍手が湧いた。
私もつられて手を叩いて、めぐちゃんも笑顔で佐々木さん見ていた。
課長の後任に関してはまた後日辞令が出るって、ああそっか今週末にある飲み会って佐々木さんの送別会だったのか。
向こうの挨拶周りもあるだろうし、後半は本社にちょくちょく行って忙しいから、月末どうなってるかわからないもんね。
ミーティングが終わって、送別会じゃ出ない訳にいかないよなぁと思って一応袴田君に次の飲み会行く? ってラインしたら。
【仕事があって難しいと思います】だって……わかったよーってウサギさんがヨガしてるスタンプ(立木のポーズ)送っておいた、そしたら【でも尾台さんが行くなら途中で迎えに行こうかな、それで寝かせたらまた会社戻ります】ってそれは悪すぎるので、送別会……うん、断ろう!
個人でお花とプレゼント買って渡そう!
頷いて仕事に戻った。
で、後悔した尾台ちゃん宜しくねぇ~なんて言われたけどやらなきゃいけない事そんな軽口じゃすまされなかった。
仕事の棚卸しに引き継ぎ書の作成に顧客名簿の整理、そんなの自分でやってよって思うような、メールや手紙の作成もあったけど、皆忙しいし、私がやんなきゃ他の人が無理するだけだし! よし、やるぞ!!
「尾台~佐々木さんの名簿半分ちょーだい?」
「え? 大丈夫ですよ私に任せて下さい!」
「ダメ、半分出しなさい上司の命令」
「う」
営業から帰って来たばかりなのに、桐生さんは一緒に作業を手伝ってくれた。
ただまあ自分でやってよ! とは言ったものの、うちに事業所から本社に異動になった人なんて見た事ないし皆佐々木さんには協力的で辛かったらいつでも帰ってきていいんだよ! みたいなそんな雰囲気だった。
だから受け持てる事務作業は出来うる限り手伝いたいと思った。
私もたくさんお世話になったし恩返し恩返し。
それから佐々木さんは毎日引っ切り無しに出掛けていた。
今までの営業先に後任者引きつれて挨拶しに行ったり本社行ったり打合せしたり、そして私はいつもの倍の仕事に追われていた。
でも苦しいとは思わない、だってゴールが見えてるから頑張れるんですよ!
この二週間乗り切ったら私には…………あの……三 連 休 が待ってるんです!
なんて思ったら断然燃えてきて、かかってくる電話にもいつも以上に笑顔で応えていたように思う。
月曜日だと思っていたのはいつの事やら、気付いたら金曜日で、断る理由なんて考えなくても私だけ残業だった。
オッケーオッケー! 私から買って出た残業だし飲み会行っても袴田君いないしね。
絶対誰かが九時までは電話番しなきゃいけなかったので、尾台、やらせていただきます!
まさかの佐々木さんが本社でする初日のスピーチ文まで作らされると思わなかったけど、命令だからやりますよ。
皆たくさん飲んで楽しんで下さい!
それにしても、はあ…………せっかく袴田君から家の鍵貰ったのに全く使われてない。
皆帰った薄暗いフロアで一人、キラキラなカードキー出してみた、行こう行こうと思ってたのにご飯作りにいきたかったのにそんな余裕なくて、ふとこんな感じの夫婦生活だったら寂しくないかなぁって考えちゃったりして……。
すると不思議な事に袴田君から好きですってメッセージがきて気持ちを持ち直した。
でもカードキー…………あるとないとじゃ全然気構え違うんだよな、いつでも会えるんだって思うだけで、お腹の底から力が湧いてくるんだ。
疲れた時にはトイレでカード額に当てて頑張るよって心で唱えてちゅ、ちゅってしてキモイな私! 誰も見てませんように。
で、時刻は十時過ぎ、帰りの電車は混んでいた。
金曜日だし、こんなもんかって手摺に掴まって明日は袴田君の家行きたいな、まずはお疲れ様ですってメッセージ送ろうかと思ったら。
うわわぁああ………………。
スマホないやんけ……!!
最悪、会社に置いて来ちゃった……死にたくない死にたい。
あーあ……いつもの私ならどうするかな……むしろスマホから解放された土日を過ごすか、って思ったかもしれないけど、今の私は袴田君と連絡できないなんて考えられん!! って電車を降りて反対の電車に乗り込んだ。
会社に着いて、非常灯だけがついてるがちょっと怖かった、出る時は他の階の人も偶然一緒だったから怖くなかったのに。
でも外から見たら電気ついてる階もあったな……。
エレベーター乗って、開いたらお化けいませんようにってお願いしたら、まさかの事態…………!!
袴 田 君 が い た。
五階に上がったらショルダーバッグを肩に掛けて小さな箱を両手に持って歩いていた。
私に気付かず通り過ぎて、一部だけ電気つけてバインダーに何か書き込んでる。
「総務の袴田君だ!」
「あら、尾台さん」
「え? え? 何で袴田君いるの! ホワイトボードに今日は出向って書いてあったのに」
「さっき帰ってきました」
「おかえんなさい」
「そんなくっついて大丈夫ですか」
「だってもう誰もいないよ! 暗いし怖いです!」
「ほんと、この古い建物どうにかしてほしいですよね。人感センサーライトは来週にでも取り付けます。監視カメラもっとほしいです死角だらけで不用心極まりないですよ」
「で、袴田君何してるんですか、私はスマホ忘れて取りに来ました」
「ああ、俺は温度測ってるんですよ」
「温度?」
背中からぎゅってお腹に手を回して抱き着いてるんだけど前を覗き込んだら袴田君は小さな箱……のように見えたデジタルの温度計を持っていた。
「だって会社寒いんでしょう?」
「そうですけど、一々温度測るんですか?」
「はい、建物全体を二十五度設定にして、席でどれだけ温度に違いがあるのか調べていたんです。これ湿度や不快指数も分かる優れものですよ。一言に冷房が寒いって設定温度上げたら、他の席から不満が出るでしょう。だからどの席がどんな状態かって調べないと。同じ温度設定で具体的にどのくらい数値に変化があるか把握できれば、場合によっては温度変更じゃなくて席の配置転換してもいいですしね。一応三ヶ月に一回エアコンの点検業者は来ますけど、あまりにもむらがあるようならエアコン自体を新しくしたほうが良いかもしれませんね」
「ほー総務の人色々考えてるしゅごい」
「今日、丁度飲み会があって従業員が出払ってるので助かりました。こういうの人がいるだけでも温度変わりますから」
言いながら、袴田君は机の上に温度計を置いて脇に挟んだバインダーに数値を書き込んでる。
「私も! 私も何か手伝いたい!!」
「じゃあ尾台さんは俺の応援係」
「フレ―フレーってすればいいの?」
「はい、それでそのままお持ち帰りさせて下さい。後五階だけなのでここが終わったら帰ります」
お、お持ち帰り……!! なんて言われて腰ぎゅうってしたら袴田君はふふって笑った、ふわわわわ。
「もう離れて!(離れない)」
「はいはい(離さない)」
私達の席の所にきて、うわぁあ最悪! 普通に机に置きっぱなしじゃんってスマホを鞄に入れた、袴田君は足元に温度計を置いてる。
「フレ―フレ―袴田君そんなとこも測るの?」
「ありがとう、だって冷気って下がるでしょう? 女性ってスカートで足元冷えやすいし、どのくらい寒いのかなって」
「ほーでも言われてみたら冬なんて私腰と背中にカイロ貼って足にブランケット巻きながら仕事してるかも」
「そんな寒いなら言って下さいよ。本当慣れって怖いですね、ああやっぱり尾台さん達の席周りより寒いですね」
「そうなんだ」
「足元の温度全然違いますよ」
「へぇ見たい」
袴田君が膝を屈めたので、私も必然的に体を下げたら、
「あれ? 電気ついてるじゃん誰かいるのかな」
「んー? 大分前にえっちゃんから電気消して帰ったってメッセージ来たよ」
「じゃあ消し忘れ?」
「ってゆうか、よかったんですかー? せっかくの佐々木さんのそーべつ会なのに朝までコースしなくてぇ」
「何? 行ってほしかった?」
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