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連載
好き(好き)
「尾台さんから聞きにくいだろうから先に言っておくと」
「ん?」
「ボイスレコーダーは告発を考えて録音していた訳ではありません」
「うん」
牛丼屋さんを出て、少し散歩しましょうって言われてそのまま手を繋いで歩いていた。
御茶ノ水から神田川を渡る橋は聖橋と言って、映画や小説にも出てくるアーチ形のオシャレな橋だ。
電車や駅のホームから毎日見ていたけど渡ったのは初めてだった。
どこに行くのかも聞かないまま、プラプラ歩いて袴田君はいつからここに住んでるのって聞いたら総務に行くって決めてからですって答えた、いつも何食べてるの? って質問したら長考した後、全く思い浮かばないので適当に食べてるんだと思いますってなんとも煮え切らない回答だった。
ちなみに聖橋を渡る時、この神田川下流は江戸時代に徳川家康に命じられて、伊達政宗が掘ったといわれているんですよと教えてくれた。
これが人工の川なんですか? って立ち止まって橋の下を見下ろしたら袴田君は頷いて眼鏡を直しながら江戸の水を確保するために、井の頭公園の水を引いてきたのが神田川だそうですと言った。
日本史も世界史も何においても興味がなかった私だけれど、あの時の歴史の先生が袴田君だったらもう少しお勉強頑張れたかもしれないのになって思った。
だっていい点取ったら抱っこして頭撫でてくれそうだもん。
いっぱい寝て、お腹も満たされて、体は元気で…………でも頭はスッキリしてないけど…………。
だからか、ちょっと溜め息吐いたらそれを横目で見た袴田君が話始めたのだ、めぐちゃんの事を。
「上手く言えないんですけど、このまま曖昧な態度をとるようなら佐々木さんに昨日の音声でも聞かせて離婚するなり縁を切るなり、もう少し挙止について真剣に考えてもらおうと考えてました。何かの切り札になればと思ったのですが…………でも実際は必要ないと言うか、そうなっても久瀬さんは喜ばないだろうという感じで。いや、喜ぶとか関係ないですね正直俺もよく分からないです。誰の味方をしたいとか誰が犠牲になるとか悪者とか、事情を何も知らない俺が考えても時間の無駄でしょうけど」
「ううん」
「幸せの尺度って難しいですね」
「そうだね」
「事実だけ見て告発するには俺が人間過ぎて……言えないです。総務失格です公平に人を見れないなんて」
「そんな事ないよ」
そんな言い方やだってきゅっと手を握り込んで唇噛んだら袴田君は困ったような顔で私の額にキスをした。
「誘い受けみたいな言い方してごめんなさい」
「そんな風に思ってないったら」
首振って否定したけど、袴田君もゆっくり首を振ってまた額に唇が触れた。
擦れた瞬間、今度は目を瞑った、温かくて湿った柔らかい唇、きっとこの時間もかけがえなのない一瞬なんだよねって唇が離れて腕にすり寄った。
私達にしか許されない、二度とこない一瞬。
「ねえ袴田君」
「何ですか」
「最低かもしれないけど……」
「…………うん」
「私ね? 通じ合えない二人を見て、何でも自由に言葉にできる自分がいかに幸せだったのかって思ったんです」
「はい」
「本当は…………本当は昨日、袴田君に好きだって言いたかったんだけど、一日置いて、今話してる事と合わせてみたら、何だか私の好きと袴田君の純粋に私に訴えかけてくれてた好きの形が違うような気がしてきて」
「うん」
「切羽詰まって直に言わなきゃって“好き”を伝えなきゃって思った。今、手繋いでてお話楽しくて一緒にいたいって思うの、この時間も“好き”だよ、でも袴田君がいつも真っ直ぐ私を見てくれていた真剣な“好き”と同等な気がしなくて」
「はい」
「私達、付き合うどころかろくに話した事もないのに…………エッチしちゃったでしょ? それで“好き”ってなったら、情が移っただけとかチョロイとか流されやすいとかそんな風に思われるの嫌だって変に意地張って、袴田君に“好き”って言うの、ずっとストッパーかけてたんです。だけど昨日の二人を見て早く好きって言わなきゃって焦った。これは好きって感情だもんって。きっとあの好きもこの好きも間違ってないんだけど……」
「尾台さん」
「やだ、ごめんなさい。何が言いたいのか自分でも分からなくなっちゃった。なんてゆうか……こんなフラフラした私の焦った“好き”言っていいのか迷ってます」
「いいですよ、待ってます尾台さんが納得する好きになるまで」
「袴田君…………」
手を引っ張って正面向いて袴田君の手を両手で握った。
「拗らせてごめんね。でも…………」
「はい」
「これが、私の生まれて初めての“好き”だから、真っ直ぐ目を見て言えるまでちょっとだけ待っててもらっていいですか。私寝る度に思考が固まっていくタイプだからそんな時間かからないと思うので、いつもは逃げてたけど、今度は真剣に自分の気持ち考えてみるから」
「もちろんですよ。だってそれって好きで好きでしょうがないから大好きって言えるまで待ってってみたいな感じでしょう?」
にやってされてちょっとイラッ。
「全然違いますけど、好きなんて言ってませんけど、むしろ袴田君みたいな意地悪言うタイプ嫌いですけど」
超早口で言って睨み上げたら袴田君顔に手当てて赤くなってる。
「もう…………尾台さん……俺の事……何回……好きって……言うの?」
「気 持 ち 悪 い!!!!」
急にはあはあし出して何事か!!
止めて! って振り払って、でもどこ行けばいいのか分からないから袴田君にくっ付いて歩いたら到着したのは神田明神だった。
いや、ちょっと待ってよ……外国人客も多いいこの週末の有名な観光地にスウェットで行かせるって、袴田君どんだけ鬼畜だよ駅前でも窒息しそうだったのに徒歩でどこまで行かせる気だよ。
とか思ったけど、はあ……なんだろ、鳥居潜って豪奢な隨神門を目の前にしたらぶるぶるしちゃった。
それで、御神殿やら何やら回る所がいっぱいありすぎて、非常に楽しい! 袴田君は全部について来てくれた。
「ねー袴田君」
「何ですか」
「私が本当は水族館行きたかったって言ったらどうする?」
「これからの楽しみが増えて嬉しいだけです」
「そっか」
「そうです」
ここから湯島天神まで歩いて行けますけどどうしますか? に関して断っておいた。
「今度、御朱印帳でも買おうかな」
「流行ってますよね御朱印集め」
「最後のページまで集めたら神様の世界に行けそうじゃないですか!」
「じゃあまずはこないだ行った明治神宮の御朱印からスタートしませんか」
「そうですね」
「ついでに結婚式の打ち合わせもしましょう」
「袴田君…………さっきの話聞いてた?」
「袴田君への好きが溢れて絵夢爆発しそうみたいな話ですよね」
「公平に人が見れないどころかそれはもう幻聴だよ幻聴!」
目を覚ませ袴田! って繋いだ手をつねったら袴田君は私の顎をくいっと持ち上げて、親指で唇を撫でてきた。
「でも……俺といるこの時間好きなんでしょう?」
眼鏡の奥の目を細められて、なんで急に色気みたいの出してくるの! 怖い!
「うっ……」
「好きなんだろ?」
「んっ………………………………好き(嫌い)」
「ふ、ふ、ふ……心の声が逆転してますよ」
「ひぃ!」
もうやだ!! って袴田君叩きまくるけどコレただカップルがイチャイチャしてるだけだコレ。
いつの間にか外は暗くなっていて、私達はマンションに帰った。
あれ待って……今日も泊まるのかな?
ソファーに座ったら袴田君は水出してくれた、水。
「尾台さん、もし明日時間があるなら一緒に食器でも買いに行きませんか」
「食器?」
「後、まあ調理器具とか……だって尾台さんうち来ても何も作れないでしょ? こんなキッチンじゃ」
「ああ……」
「俺、調理器具なんて何買っていいのか分からないし、一緒に買いに行ってもらえると助かります」
「そっか」
「ジャージじゃ嫌だろうから、今日は家まで送るので、また明日どうですか?」
「どうしてもって言うなら(行く)」
「ありがとうございます後ベビーベッドとおくるみとベビーカーも下見しに行きましょうね」
「それは一人で行ってください」
「イクメン調教ですか」
「もう! 直ぐエッチな事言うの止めて下さい」
きぃってやったら溢れそうだったコップ取られてキスされた。
「ああ調教に反応しちゃったの?」
「してない」
「尾台さんとはこれからもずぅっと仲良くやっていけそうな未来しか見えなくて俺の人生今から幸せ」
誰かこの眼鏡を止めてください。
「ん?」
「ボイスレコーダーは告発を考えて録音していた訳ではありません」
「うん」
牛丼屋さんを出て、少し散歩しましょうって言われてそのまま手を繋いで歩いていた。
御茶ノ水から神田川を渡る橋は聖橋と言って、映画や小説にも出てくるアーチ形のオシャレな橋だ。
電車や駅のホームから毎日見ていたけど渡ったのは初めてだった。
どこに行くのかも聞かないまま、プラプラ歩いて袴田君はいつからここに住んでるのって聞いたら総務に行くって決めてからですって答えた、いつも何食べてるの? って質問したら長考した後、全く思い浮かばないので適当に食べてるんだと思いますってなんとも煮え切らない回答だった。
ちなみに聖橋を渡る時、この神田川下流は江戸時代に徳川家康に命じられて、伊達政宗が掘ったといわれているんですよと教えてくれた。
これが人工の川なんですか? って立ち止まって橋の下を見下ろしたら袴田君は頷いて眼鏡を直しながら江戸の水を確保するために、井の頭公園の水を引いてきたのが神田川だそうですと言った。
日本史も世界史も何においても興味がなかった私だけれど、あの時の歴史の先生が袴田君だったらもう少しお勉強頑張れたかもしれないのになって思った。
だっていい点取ったら抱っこして頭撫でてくれそうだもん。
いっぱい寝て、お腹も満たされて、体は元気で…………でも頭はスッキリしてないけど…………。
だからか、ちょっと溜め息吐いたらそれを横目で見た袴田君が話始めたのだ、めぐちゃんの事を。
「上手く言えないんですけど、このまま曖昧な態度をとるようなら佐々木さんに昨日の音声でも聞かせて離婚するなり縁を切るなり、もう少し挙止について真剣に考えてもらおうと考えてました。何かの切り札になればと思ったのですが…………でも実際は必要ないと言うか、そうなっても久瀬さんは喜ばないだろうという感じで。いや、喜ぶとか関係ないですね正直俺もよく分からないです。誰の味方をしたいとか誰が犠牲になるとか悪者とか、事情を何も知らない俺が考えても時間の無駄でしょうけど」
「ううん」
「幸せの尺度って難しいですね」
「そうだね」
「事実だけ見て告発するには俺が人間過ぎて……言えないです。総務失格です公平に人を見れないなんて」
「そんな事ないよ」
そんな言い方やだってきゅっと手を握り込んで唇噛んだら袴田君は困ったような顔で私の額にキスをした。
「誘い受けみたいな言い方してごめんなさい」
「そんな風に思ってないったら」
首振って否定したけど、袴田君もゆっくり首を振ってまた額に唇が触れた。
擦れた瞬間、今度は目を瞑った、温かくて湿った柔らかい唇、きっとこの時間もかけがえなのない一瞬なんだよねって唇が離れて腕にすり寄った。
私達にしか許されない、二度とこない一瞬。
「ねえ袴田君」
「何ですか」
「最低かもしれないけど……」
「…………うん」
「私ね? 通じ合えない二人を見て、何でも自由に言葉にできる自分がいかに幸せだったのかって思ったんです」
「はい」
「本当は…………本当は昨日、袴田君に好きだって言いたかったんだけど、一日置いて、今話してる事と合わせてみたら、何だか私の好きと袴田君の純粋に私に訴えかけてくれてた好きの形が違うような気がしてきて」
「うん」
「切羽詰まって直に言わなきゃって“好き”を伝えなきゃって思った。今、手繋いでてお話楽しくて一緒にいたいって思うの、この時間も“好き”だよ、でも袴田君がいつも真っ直ぐ私を見てくれていた真剣な“好き”と同等な気がしなくて」
「はい」
「私達、付き合うどころかろくに話した事もないのに…………エッチしちゃったでしょ? それで“好き”ってなったら、情が移っただけとかチョロイとか流されやすいとかそんな風に思われるの嫌だって変に意地張って、袴田君に“好き”って言うの、ずっとストッパーかけてたんです。だけど昨日の二人を見て早く好きって言わなきゃって焦った。これは好きって感情だもんって。きっとあの好きもこの好きも間違ってないんだけど……」
「尾台さん」
「やだ、ごめんなさい。何が言いたいのか自分でも分からなくなっちゃった。なんてゆうか……こんなフラフラした私の焦った“好き”言っていいのか迷ってます」
「いいですよ、待ってます尾台さんが納得する好きになるまで」
「袴田君…………」
手を引っ張って正面向いて袴田君の手を両手で握った。
「拗らせてごめんね。でも…………」
「はい」
「これが、私の生まれて初めての“好き”だから、真っ直ぐ目を見て言えるまでちょっとだけ待っててもらっていいですか。私寝る度に思考が固まっていくタイプだからそんな時間かからないと思うので、いつもは逃げてたけど、今度は真剣に自分の気持ち考えてみるから」
「もちろんですよ。だってそれって好きで好きでしょうがないから大好きって言えるまで待ってってみたいな感じでしょう?」
にやってされてちょっとイラッ。
「全然違いますけど、好きなんて言ってませんけど、むしろ袴田君みたいな意地悪言うタイプ嫌いですけど」
超早口で言って睨み上げたら袴田君顔に手当てて赤くなってる。
「もう…………尾台さん……俺の事……何回……好きって……言うの?」
「気 持 ち 悪 い!!!!」
急にはあはあし出して何事か!!
止めて! って振り払って、でもどこ行けばいいのか分からないから袴田君にくっ付いて歩いたら到着したのは神田明神だった。
いや、ちょっと待ってよ……外国人客も多いいこの週末の有名な観光地にスウェットで行かせるって、袴田君どんだけ鬼畜だよ駅前でも窒息しそうだったのに徒歩でどこまで行かせる気だよ。
とか思ったけど、はあ……なんだろ、鳥居潜って豪奢な隨神門を目の前にしたらぶるぶるしちゃった。
それで、御神殿やら何やら回る所がいっぱいありすぎて、非常に楽しい! 袴田君は全部について来てくれた。
「ねー袴田君」
「何ですか」
「私が本当は水族館行きたかったって言ったらどうする?」
「これからの楽しみが増えて嬉しいだけです」
「そっか」
「そうです」
ここから湯島天神まで歩いて行けますけどどうしますか? に関して断っておいた。
「今度、御朱印帳でも買おうかな」
「流行ってますよね御朱印集め」
「最後のページまで集めたら神様の世界に行けそうじゃないですか!」
「じゃあまずはこないだ行った明治神宮の御朱印からスタートしませんか」
「そうですね」
「ついでに結婚式の打ち合わせもしましょう」
「袴田君…………さっきの話聞いてた?」
「袴田君への好きが溢れて絵夢爆発しそうみたいな話ですよね」
「公平に人が見れないどころかそれはもう幻聴だよ幻聴!」
目を覚ませ袴田! って繋いだ手をつねったら袴田君は私の顎をくいっと持ち上げて、親指で唇を撫でてきた。
「でも……俺といるこの時間好きなんでしょう?」
眼鏡の奥の目を細められて、なんで急に色気みたいの出してくるの! 怖い!
「うっ……」
「好きなんだろ?」
「んっ………………………………好き(嫌い)」
「ふ、ふ、ふ……心の声が逆転してますよ」
「ひぃ!」
もうやだ!! って袴田君叩きまくるけどコレただカップルがイチャイチャしてるだけだコレ。
いつの間にか外は暗くなっていて、私達はマンションに帰った。
あれ待って……今日も泊まるのかな?
ソファーに座ったら袴田君は水出してくれた、水。
「尾台さん、もし明日時間があるなら一緒に食器でも買いに行きませんか」
「食器?」
「後、まあ調理器具とか……だって尾台さんうち来ても何も作れないでしょ? こんなキッチンじゃ」
「ああ……」
「俺、調理器具なんて何買っていいのか分からないし、一緒に買いに行ってもらえると助かります」
「そっか」
「ジャージじゃ嫌だろうから、今日は家まで送るので、また明日どうですか?」
「どうしてもって言うなら(行く)」
「ありがとうございます後ベビーベッドとおくるみとベビーカーも下見しに行きましょうね」
「それは一人で行ってください」
「イクメン調教ですか」
「もう! 直ぐエッチな事言うの止めて下さい」
きぃってやったら溢れそうだったコップ取られてキスされた。
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「してない」
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