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連載
お昼
「だからー何でうちの部だけPCがこんな古いのって不満だよ、可笑しいだろ今時こんな重いノート型PCあると思う?」
「仰る意味は分かりますが、営業の方と違って経理の方は社外にPCを持ち出す場面もないですし、今のPCでスペック的には問題ないと思います」
「えー……でも新しいPCのがいいじゃん」
「…………」
「嘘、嘘! 業務に差し支えてて」
「では、どのように業務に支障をきたしているか具体的に例を出して下さい」
「う」
「また新しいPCに買い替える事によってどの程度作業効率が上がるのか、一目で比較できるように詳細な数値を盛り込んだ提案書を提出してもらっても宜しいですか」
「袴田君! そんな時間ないから呼んでるんだよPC買って!」
「総務は職場の環境を改善させるための部署であってあなた一個人のわがまま聞く部署じゃないんですよ、ではまた」
「待って待って袴田君! 待って!」
「待ちません、以後要望はメールでお願いします」
少し距離はあっても袴田君と誰かが話してると、僅かな声にも私の耳は勝手にキャッチして神経集中させてる。
相変わらず仕事中の袴田君は格好良いのです。
年上にも物怖じしないで顔色変えずに自分の意見を貫き通して、素敵だ。
眼鏡のフレーム持って話してるの好きなんです。
袴田君に出会うまではふっとした時何考えてたっけな……ああきゅうり高いなあとか考えてたかな。
それが今じゃ袴田君ばっかりだ…………って! あ、そうか袴田君!!
袴田君の家行くんじゃん今日!
シュピってスマホ取り出して、らいちゃんに【今日も家には帰らないから】って送っておいた。
送った瞬間既読になって【どこに行くの?】って。
え、どうしよう、袴田君って単語に過剰反応しそうだしなって考えてたら。
【昨日も帰って来なかった】
【オレずっと待ってたんだよ】
【オレの事嫌い?】
【オレは絵夢ちゃん好きだよ】
【絵夢ちゃん会いたい】
【ずっと一緒にいたい】
【ちょっとでもいいから声聞かせて?】
【好き】
【好き】
【大好き】
【好き】
「ぅわああ……」
既読つけないようにメッセージだけ見て。
なんか……これ、マジな奴だよ十代のマジって知らないけど。
私の十年前ってどんなのだっけ、今思ったら若かったなって行動だらけだけど、あの時はあれが精一杯で必死だった。
だから、らいちゃんも今必死な訳で、しかも可愛い甥っ子で。
はあああって溜め息吐いて紅茶飲んだら、外出する桐生さんが鞄持ってこっちに歩いて来た。
いってきますって頭撫でられて、その手はいつもの挨拶の撫で方だったけどダメージでかいよ。
こんな苦しいのに、それを袴田君に相談できない。
きっと一番助けて寄り添ってくれるのは彼だろうに。
言えないのは、袴田君が言ってた私の印象だ。
私の全身を包んで撫でてくれた時袴田君は言った。
綺麗な顔、綺麗な体、綺麗な心…………って。
袴田君にとって私はそんな私なのだから、こんな事相談できない。
自分の保身の為に相手を利用した身勝手な私に、幼心を傷付けてそれをなかった事にしよとしてる最低な私に。
どちらの私も全然綺麗じゃないから見せられない。
袴田君に壁なんていらないのに、この壁は何なんだろう。
好きになっていて欲しいから、自分を曝け出せずにいる。
本当の私ってなんだ。
袴田君にずっと好きでいてもらうには私は綺麗なままでいなくちゃいけないのかな。
これから先もずっとそう? 苦しくないかな、疲れないかな、しんどくないかな、でもそれでも好きな人といるんだったら我慢も大事なのかな。
はあ……恋愛しておけば良かった。
恋愛の距離感が全く分からない。
このまま袴田君といたら、騙しているようで嫌われないか不安になる。
ああ、そっか私は不安だったからこの間、袴田君に関係を迫ったのかな、無理矢理体に聞いて答えようとした、あれ何にも考えなくて済むから。
そっかしなくてよかった。
きっとえっちしてたら私はもっと汚れていた。
自分の気持ちすら整理できない上に体で誤魔化す女だって嫌になってた。
頬を叩いて、伸びをして髪を縛ってよし、仕事だ。
切り替えてから時間は直に進んでいって、気が付いた頃にはチャイムが鳴ってた。
午前中の三時間って本当に一瞬だなって思う。
携帯見たら外の信号で待ってますってメッセージが来てた。
悩みは解決してなくても、やっぱり会えるのは嬉しくて髪を結わいていたゴムを解いた。
ちなみに、めぐちゃんは本読みたいからって朝お昼も一緒に買ったんだって。
い、一応トイレに寄ってメイク直して、いざ出陣!
会社出た所にある横断歩道の前で袴田君は立っていた。
立っているだけで、この格好良さは何だよ……恋やべぇな。
と思う位前髪をかき上げる仕草で私はグラッときていた。
「お待たせしました」
「いえいえ、尾台さんを待つ時間も俺にはご褒美ですから」
「ひっ! またそういう事言う!」
「本当です、では行きましょうか」
「あ、あのえっと、え、営業部の尾台です今日は宜しくお願いします」
「総務部袴田です、こちらこそ宜しくお願いします。お食事にお誘い頂き光栄です、楽しい時間を過ごしましょう」
くすって笑ってくれて、安心するどころか緊張してしまった。
本当はもっと側に寄りたい……いや、なんならくっついて歩きたいんだけど、会社の距離で歩く。
昼休みだからスーツの人いっぱい歩いてるけど袴田君は郡を抜いていい男なのです。
「そういえば尾台さんって好き嫌い無さそうですね」
「んーっと……山椒やゼンマイ、わさび漬け……とか? 好んでは食べないってのはありますけど、アレルギーがある訳じゃないし出された物は食べますよ」
「出来た子ですねぇ、俺ピーマンやにんじんが未だに嫌いです、野菜苦手」
「え? でも私が作った料理にピーマンもにんじんも入ってましたけど」
「それは好きな人が作った料理なんだから、嫌いな食材も好きな食べ物に変身するんですよ」
「そ、そうかな」
「尾台さんが作ってくれたご飯を一生食べて暮らしたいです」
にこーってされて、鼻の下伸びちゃって恥ずかしいから顔背ける。
「そうやってちょこちょこプロポーズしてくるの止めて下さい!」
「無理ですよ。尾台さんといると勝手に口からでちゃうんだから、ほらせっかく二人きりなんだからそっち向かないで可愛い顔もっと見せて?」
「い、や! そ、それよりこれどこに行くんです?」
「天ぷら屋さんにでも行こうかなって」
「天ぷら……!」
「あ、こっち向いた可愛い。そう、美味しい天丼屋さんがあるんですよ」
「天ドン!」
「そう、ふふふ、お腹に貯まるタイプのドンです。目移りしない程度に色々乗ってていいでしょう?」
「好き! 好き!!」
「袴田君も?」
「袴田君が天丼と一緒の好きはやだ!!」
「あらあら」
入社して初めての外食が天丼とかめっちゃテンション上がる! テン上げ! テン上げ!!
って私もっと早く歩けますよ! って袴田君腕引っ張ってたら、
「あれ、尾台ちゃんと袴田君じゃん」
「ほ?」
「へえ、尾台が昼に外出てるの初めて見た」
呼び止めて来たのは、うちの営業ツートップの二人だった。
体格の良い桐生さんと小柄でいつだって少年っぽい有沢さんは凸凹コンビって言われてて、仲が良い大学の先輩と後輩なんだって。
「営業の帰りですか、お疲れ様です」
眼鏡キラッてさせて袴田君が言ったら二人は頷いた。
「そうそう、新規のとこだったから気合い入れて二人で行った! お陰で一千万確保だよ、やっぱアダルトは額がでかくていいね! で、何? 何食いに行くの? 俺も行きたい行きたーい」
「僕も尾台が何食べるのか興味ある」
「袴田君が美味しい天丼屋さんがあると言うのでそこに……」
「知ってますよね、四丁目の」
「ああ、静? いいねいいね! 行こうよ皆で!」
ってちょっと待ってこれはどういう流れなの?
何だろう……前にめぐちゃんが言ってた言葉が頭を過った。
どうせ有沢さんでしょ? 絶対あの人多方面から邪魔者扱いされてるな。
「仰る意味は分かりますが、営業の方と違って経理の方は社外にPCを持ち出す場面もないですし、今のPCでスペック的には問題ないと思います」
「えー……でも新しいPCのがいいじゃん」
「…………」
「嘘、嘘! 業務に差し支えてて」
「では、どのように業務に支障をきたしているか具体的に例を出して下さい」
「う」
「また新しいPCに買い替える事によってどの程度作業効率が上がるのか、一目で比較できるように詳細な数値を盛り込んだ提案書を提出してもらっても宜しいですか」
「袴田君! そんな時間ないから呼んでるんだよPC買って!」
「総務は職場の環境を改善させるための部署であってあなた一個人のわがまま聞く部署じゃないんですよ、ではまた」
「待って待って袴田君! 待って!」
「待ちません、以後要望はメールでお願いします」
少し距離はあっても袴田君と誰かが話してると、僅かな声にも私の耳は勝手にキャッチして神経集中させてる。
相変わらず仕事中の袴田君は格好良いのです。
年上にも物怖じしないで顔色変えずに自分の意見を貫き通して、素敵だ。
眼鏡のフレーム持って話してるの好きなんです。
袴田君に出会うまではふっとした時何考えてたっけな……ああきゅうり高いなあとか考えてたかな。
それが今じゃ袴田君ばっかりだ…………って! あ、そうか袴田君!!
袴田君の家行くんじゃん今日!
シュピってスマホ取り出して、らいちゃんに【今日も家には帰らないから】って送っておいた。
送った瞬間既読になって【どこに行くの?】って。
え、どうしよう、袴田君って単語に過剰反応しそうだしなって考えてたら。
【昨日も帰って来なかった】
【オレずっと待ってたんだよ】
【オレの事嫌い?】
【オレは絵夢ちゃん好きだよ】
【絵夢ちゃん会いたい】
【ずっと一緒にいたい】
【ちょっとでもいいから声聞かせて?】
【好き】
【好き】
【大好き】
【好き】
「ぅわああ……」
既読つけないようにメッセージだけ見て。
なんか……これ、マジな奴だよ十代のマジって知らないけど。
私の十年前ってどんなのだっけ、今思ったら若かったなって行動だらけだけど、あの時はあれが精一杯で必死だった。
だから、らいちゃんも今必死な訳で、しかも可愛い甥っ子で。
はあああって溜め息吐いて紅茶飲んだら、外出する桐生さんが鞄持ってこっちに歩いて来た。
いってきますって頭撫でられて、その手はいつもの挨拶の撫で方だったけどダメージでかいよ。
こんな苦しいのに、それを袴田君に相談できない。
きっと一番助けて寄り添ってくれるのは彼だろうに。
言えないのは、袴田君が言ってた私の印象だ。
私の全身を包んで撫でてくれた時袴田君は言った。
綺麗な顔、綺麗な体、綺麗な心…………って。
袴田君にとって私はそんな私なのだから、こんな事相談できない。
自分の保身の為に相手を利用した身勝手な私に、幼心を傷付けてそれをなかった事にしよとしてる最低な私に。
どちらの私も全然綺麗じゃないから見せられない。
袴田君に壁なんていらないのに、この壁は何なんだろう。
好きになっていて欲しいから、自分を曝け出せずにいる。
本当の私ってなんだ。
袴田君にずっと好きでいてもらうには私は綺麗なままでいなくちゃいけないのかな。
これから先もずっとそう? 苦しくないかな、疲れないかな、しんどくないかな、でもそれでも好きな人といるんだったら我慢も大事なのかな。
はあ……恋愛しておけば良かった。
恋愛の距離感が全く分からない。
このまま袴田君といたら、騙しているようで嫌われないか不安になる。
ああ、そっか私は不安だったからこの間、袴田君に関係を迫ったのかな、無理矢理体に聞いて答えようとした、あれ何にも考えなくて済むから。
そっかしなくてよかった。
きっとえっちしてたら私はもっと汚れていた。
自分の気持ちすら整理できない上に体で誤魔化す女だって嫌になってた。
頬を叩いて、伸びをして髪を縛ってよし、仕事だ。
切り替えてから時間は直に進んでいって、気が付いた頃にはチャイムが鳴ってた。
午前中の三時間って本当に一瞬だなって思う。
携帯見たら外の信号で待ってますってメッセージが来てた。
悩みは解決してなくても、やっぱり会えるのは嬉しくて髪を結わいていたゴムを解いた。
ちなみに、めぐちゃんは本読みたいからって朝お昼も一緒に買ったんだって。
い、一応トイレに寄ってメイク直して、いざ出陣!
会社出た所にある横断歩道の前で袴田君は立っていた。
立っているだけで、この格好良さは何だよ……恋やべぇな。
と思う位前髪をかき上げる仕草で私はグラッときていた。
「お待たせしました」
「いえいえ、尾台さんを待つ時間も俺にはご褒美ですから」
「ひっ! またそういう事言う!」
「本当です、では行きましょうか」
「あ、あのえっと、え、営業部の尾台です今日は宜しくお願いします」
「総務部袴田です、こちらこそ宜しくお願いします。お食事にお誘い頂き光栄です、楽しい時間を過ごしましょう」
くすって笑ってくれて、安心するどころか緊張してしまった。
本当はもっと側に寄りたい……いや、なんならくっついて歩きたいんだけど、会社の距離で歩く。
昼休みだからスーツの人いっぱい歩いてるけど袴田君は郡を抜いていい男なのです。
「そういえば尾台さんって好き嫌い無さそうですね」
「んーっと……山椒やゼンマイ、わさび漬け……とか? 好んでは食べないってのはありますけど、アレルギーがある訳じゃないし出された物は食べますよ」
「出来た子ですねぇ、俺ピーマンやにんじんが未だに嫌いです、野菜苦手」
「え? でも私が作った料理にピーマンもにんじんも入ってましたけど」
「それは好きな人が作った料理なんだから、嫌いな食材も好きな食べ物に変身するんですよ」
「そ、そうかな」
「尾台さんが作ってくれたご飯を一生食べて暮らしたいです」
にこーってされて、鼻の下伸びちゃって恥ずかしいから顔背ける。
「そうやってちょこちょこプロポーズしてくるの止めて下さい!」
「無理ですよ。尾台さんといると勝手に口からでちゃうんだから、ほらせっかく二人きりなんだからそっち向かないで可愛い顔もっと見せて?」
「い、や! そ、それよりこれどこに行くんです?」
「天ぷら屋さんにでも行こうかなって」
「天ぷら……!」
「あ、こっち向いた可愛い。そう、美味しい天丼屋さんがあるんですよ」
「天ドン!」
「そう、ふふふ、お腹に貯まるタイプのドンです。目移りしない程度に色々乗ってていいでしょう?」
「好き! 好き!!」
「袴田君も?」
「袴田君が天丼と一緒の好きはやだ!!」
「あらあら」
入社して初めての外食が天丼とかめっちゃテンション上がる! テン上げ! テン上げ!!
って私もっと早く歩けますよ! って袴田君腕引っ張ってたら、
「あれ、尾台ちゃんと袴田君じゃん」
「ほ?」
「へえ、尾台が昼に外出てるの初めて見た」
呼び止めて来たのは、うちの営業ツートップの二人だった。
体格の良い桐生さんと小柄でいつだって少年っぽい有沢さんは凸凹コンビって言われてて、仲が良い大学の先輩と後輩なんだって。
「営業の帰りですか、お疲れ様です」
眼鏡キラッてさせて袴田君が言ったら二人は頷いた。
「そうそう、新規のとこだったから気合い入れて二人で行った! お陰で一千万確保だよ、やっぱアダルトは額がでかくていいね! で、何? 何食いに行くの? 俺も行きたい行きたーい」
「僕も尾台が何食べるのか興味ある」
「袴田君が美味しい天丼屋さんがあると言うのでそこに……」
「知ってますよね、四丁目の」
「ああ、静? いいねいいね! 行こうよ皆で!」
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