総務の袴田君が実は肉食だった話聞く!?

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おしまいの後

俺の可愛い尾台さん 1

 

 俺の尾台さんはとりあえず非常に可愛い。



 一週間と暮らして慣れてきたはずなのに、家の廊下ですれ違う時失礼しますって会釈してくる可愛い。
 目があったら直ぐ逸らす可愛い(ツンってして直ぐチラってしてくる)、手上げると一回ビクってするけど撫でて撫でてって寄ってくる可愛い(首とか耳のとこ撫でると体くねくねさせる死ぬ)。
 一緒に映画でも見ませんか、と言えば絶対見ませんって言って隠れた後、お茶とかお菓子持って来て膝に乗ってくる可愛い。
 視線感じるなと思ったらすっごい俺の事見てる可愛い、ほら見てウルドヴァ・プラサリータ・エカ・パダーサナ!! って急にヨガやり出すの可愛い。

 毎日ご飯作ってくれて俺の野菜嫌い勝手に克服させようとしてくるのも可愛い。
 作るの手伝うつもりが、少し触っただけで甘い声を出すもんだからついつい手が出て流されて結局自分が料理されて美味しく食べられちゃってる愛しすぎる。(新人ウェイトレスが高価な皿を割ってしまい、オーナーに体で払う羽目に……! 無理矢理生オナホにされてしまうし大嫌いなのに、イケメンオーナーのアレが気持ち良すぎて……?!!!)


 そんな事を毎日しているけど、もっともっととなるだけでもう好きすぎて胸焼けがして一日に何回も吐きそうになって悩むレベル。
 何の病気かと思ったんだけど多分頭の病気なんだ、これは恋煩いではない絵夢煩い。

 幸せすぎてソファーで頭かきむしてたら「袴田君?」って尾台さんが心配しにきて首傾げて顔覗き込んでくる、可愛すぎて好きすぎて血が昇り「脇嗅がせて下さい!」って自分でも意味不明な発言をしてしまって今日一のツンを頂いてしまった。

「もう二度と心配してあげない!! こっち来ないで!」
と怒ってしまった……………それが……また、可愛い苦しい……(絵夢煩い) 

「あああああ!! もう! そういう教科書か何かがあって学校に通って博士号かなんか取得したんですか!?」
「何の話ですか、私怒ってるよ!!」
「尾台さんで頭がいっぱいで何も手につかない!」




 付き合っているし、もう結婚するのだから敬語も止めた方がいいのかなとも思うけど。
 俺からすると尾台さんと話と言うのは=にゃんにゃんさんとお話している訳でもあって、あんな高貴なお方にタメ口なんて無礼極まりないだろう、とストッパーがかかってしまう。
 尾台さんには家族に話すみたいな口調でいいですよって言ったのに「わかりました頑張ってみます」と敬語で返され頭下げられてしまった。



 休みの日、部屋で仕事をしていた、キリの良い所まで仕上がったので部屋を出たら、廊下に尾台さんがいた。
 目が合って、にゃ! ってびくってして壁に張り付いている。
 大きな目が俺を見て瞬きしてて、何かこう悪戯したくなるんだよ……苛めたい可愛いよ舐めたい。
 で、無言で近付いて壁ドンしたら、下唇噛んで見上げてきて尾台さんのこの困った顔大好き食べたい。

 特に自分の顔や声に自信がある訳ではなかった、でも尾台さんは俺のこの顔も声も好きみたいでちょっと目を細めて見下せば直ぐ目を潤ませるんだ。

「な、な、な! 何ですか! 私は今お洗濯物をするところなので邪魔しないで下さい」
「なんだか他人行儀で傷付くなって思っただけです」
「他人となんて一緒暮らさないでしょ!」
「俺の事好き?」
「嫌い!」
「そっか大好きなんだ?」
「やだ! やだやだ!! 顔近づけてこないで!」
「い や だ」
「だってキスされ、んんんッ……」

 やだやだ言う割に抵抗は弱いし、キスするってわかったらちょっと顎上げちゃってるし。
 顔に角度つけて唇を擦り合わせたら簡単に口を開けてくれた、何だやっぱ欲しかったんだな……ちょっと部屋こもり過ぎちゃったし遊んでほしかったよね。
 寂しかったと言わんばかりに舌……すげー絡めてくる…………仕事してた時はコーヒー持ってくる位で何も言わないのに、本当は我慢してたのかなって思うと……ああヤバイすっげー可愛い好き。
 薄目を開けたら真っ黒い瞳と目が合った。


「どうしたの尾台さん何で見てるの? 閉じてなきゃダメでしょキスの仕方教えてあげましたよね」


 唇を離して頭を優しく撫でてあげたら彼女は気持ち良さそうに目を瞑ってゆっくり息を吸った、吐いて目を少し開いてか細い声で。













「しゅき……」









 って吐く息に乗せて呟いて、慌てて目を逸らして口を両手で押えてる。




「え? な、何?!! 何今の何て言ったんですか!!」
「何にも言ってないですけど」

 顔赤くして口押えて涙目にしながら、ヤバイ言っちゃったみたいな顔してる。

「尾台さんアレですか、俺目の前にしたら勝手に口から出ちゃったアレですか!? 無意識に出ちゃったみたいな、自然体で袴田君が好きみたいな!!!!」
「いや、全然好きじゃないから止めて下さい。袴田君って誰ですか? 全然知りませんけどぉ!」
「そんな耳まで真っ赤にしながら一生懸命トゲトゲしようとして本当俺の尾台さん可愛いなあ」

 手剥ぎ取ってキスしたくてたまらなくて、小さい口を食みにいく。
 拒否してる言葉が聞こえるけど気にしない、だってそれ全部逆だから。
 軽いキスを何度もして無駄な抵抗してくるから後頭部支えて逃れられない様にしたら細い体が一瞬くねった。
 これもっとの合図。

 ダメダメって言いながら、服掴んできて抱き着いてきてありえない、こんなこれがにゃんにゃんさんだなんて。

 マジクロでは不動の人気を博して皆を虜にしていたあの人が俺の吐息に反応して身悶えている。
 少し耳に息を掛けて「やらしい呼吸の仕方して何想像してるの」と聞いただけで、股をもじつかせてる。

「洗濯物しに行くんですよね、ごめんなさい邪魔して行っていいですよ?」
「な、だって……袴田君、がぁ……」
「俺が何?」

 耳に舌を突っ込んで中まで擦ってわざとくちゅくちゅ言わせて息を込めれば跳ねる程体が反応して熱くなる、耳ってこんなに性感帯なのかって位尾台さんはガクガクして体重を壁に預けだして、口を離したらもう顔は真っ赤になっていた。

「耳だけでそんなグズグズな顔になっちゃうんですか?」
「してな!」
「してますよ、エッチしてほしくて股擦り合わせてこっちもっておねだりしてます、口開けて?」
「ヤッ」
「早く開けろよ、されたいんだろ?」
「ゥンン……」

 目を細くされるのが大好きな尾台さんは強く言われて目をきゅっと瞑って口を開ける、唇を合わせないで舌を入れると必死に吸い付いて来た。
 細い舌が絡みついて擦ってきて、ああ、無理だ、ちょっとすれ違い様キスしようかなって思ってたんだけど、もうここでは終われない、凄い勢いで下半身に血流れてる。
 柔らかい舌におどおどしく口の中なぞられて、下ッ手くそですっげーもどかしくて可愛い。
 そんなに俺が好きなんだって堪らなくなって自分からキスしまくった。
 お手本って尾台さんの口の中舐め回すんだけど、尾台さんは感じる場所が多すぎて口の中少し擦るだけでも、ああ……ほら腰ガクンってなって力が抜けて足立たなくなってる。

「もうちょっと頑張ってよ尾台さん、まだまだ首とか噛まれたいでしょ」
「首? 首は……だめッ」

 と言いながら、首寄せてるからご希望通り噛み付いた。

「ひゃぁあ!!」

 跳ねる体を抑え込んで歯に力を入れたまま皮膚を舐め回して吸って、掴んだ肩が小刻みに痙攣してる。
 その横に同じように歯型を立てる頃には彼女の声は甘い吐息に変わっていた。
 座り込んでる彼女に吸血鬼みたいに首や肩に噛み付いて己を残しながら彼女の性を煽る。
 またキスしてもう舌は俺に服従して容易に絡まるし与えるだけ唾液は飲み込むし糸が引いてる所を見せ付けてもうっとりそれを眺めるだけで羞恥もなくなっていた。
 すげー最高、俺の尾台さん可愛すぎる。

 特別ドエスだった訳でもないし、攻めるのも得意だった訳じゃないのに尾台さんを前にすると言葉が溢れるんだ。

「そんなメスの目してどうしたの、俺トイレ行ったら仕事の続きするけど?」
「ああ……待っ……て? 行っちゃやだぁ」
「何ですか」
「別に……あの……えっと……」
「何がほしいの?」

 キュッと噛んだその唇が病的に愛しいんだ。

「は…………袴田君」

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