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6、空から落ちてくる子だいたい可愛い説
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思わず切ってしまったけ間違ってないよな。虎太郎、お前は悪くない。
だって僕の前に置かれた電話はいわゆる子機と言うもので、受付を通して、ここに繋がるんだよ。
だから、はいって出たら受付の人から「○○先生へ○○さんからのお電話です」ってそういう風に掛かってくる、そして僕達非常勤講師島には電話なんて滅多にかかってこないんだよ。
え? どうなってんだ? 今の電話、直に鳴って受付の人が悪戯を……!?
混乱中にまた痛みを感じて股ギュッて閉じていると、隣に席を置くのオレンジ色の長髪を一つに束ねた白衣のマクレガー先生が僕を見て首を傾げた。彼は一応担任を持っているのだが、第一職員室の空気が合わないとこっちの島に来た外国人の教師だ。
「どうしました? 誰から電話だったんですか」
「いや、何だったんでしょう……ノ、ノイズ……が? ひどくて……」
「ノイズ?」
なんともまあお粗末な誤魔化し方だけど、電話もそうだが股間が、僕の股が光ってんのが気になるんだよ、どうしてくれようか、とりあえずトイレ行こう。
立ち上がる時も、痛み……というか熱みたいのを感じて、でも手で抑えるの可笑しいから、お手頃な名簿のバインダーを取って怪しまれない程度に下半身に当てて、急ぎ足でトイレに向かう。
周りに誰もいない事を確認して、チャックを開けて、あ、何で僕個室に入らなかったんだろうって思ったけど、でもだって気になってたんだもん今直ぐ見たいだろ、小便器の前に立って光るそれを取り出したら……。
「何でよ」
分かってたけど、光ってる……僕のチンコ、光ってる。
嘘待って、え? これなんの病気なの? 根元から絶え間なく光ってるのよ黄金に。いや巨大になって勃起してるならまだ格好いいかもしれないけど、萎えてるし悲しけど長さも変わらんぞ。いじいじしてたら、急にドクンドクン脈打って、うわ、待て待てエロイ事考えてもないのに、勝手に血液が流れていくの感じて、いつもと違う強制的な勃起に根元をぎゅうって握るけど腫れ上がって……そしたら。
「大輝先生ー? 本当に大丈夫ですか?」
「ひぇ!」
まさかのこの状況でマクレガー先生きたよ! すんげー心配そうな顔でこっちくる。
「さっき凄い顔色悪くて……ん?」
「ベベベベベ別に気にしなくていいいいい」
一歩便器に近付いて隠してみたけど、
「大輝先生何か……え? 何か光ってません? 携帯でも持ってるんですか?」
「いやいや、これはあの!!」
マクレガー先生、首傾げながらズカズカこっち来てすっごい探求心さすが生物の先生!
「大輝先生?」
「やだやだやだこっち来ないでくださッ……」
「!!!」
肩引っ張られて、便器からはがされて思いっきり見られてしまった。
こうなったらいっそのこと!
「助けて下さい!!!!」
「え?!! どうしたの、光ってるじゃないですか!!」
「だから! 助けて下さい!!」
「何したんですか」
「知らないですよ! さっきイテ! って思ったら」
「あ、でも光が……」
二人で見てたら、どんどん光が収まって……うおおお……よかったぁああ! ってする前にマクレガー先生の肩に置かれた手を払っておいた。
「勝手に見やがって変態が!」
「いや、だって気になるでしょ」
「ああ、まあいいや……何だったんだろこれ」
「それは今、急に? ですか」
「ええ、はい」
「念の為、病院に行った方が……?」
「病院って……何科に?」
「泌尿器科?」
「何て言って?」
「陰茎が発光したって?」
「言うの? 言われてお医者さんどう思う?」
「この人精神科かな?」
「だな」
ブツをしまって、とりあえず煙草を吸いに行く事にした、マクレガー先生は僕の早退の報告しといてくれるって、この後補は習があるんだけど、また股間光ったら授業にならないもんな。
んで、携帯を鞄に忘れてしまっていたので、ゆっくり空を眺めながら煙草を吹かしていた。
んー……この僕、大輝 虎太郎、正直女性との接点は少ない人生であった。
だからして本や映像なので女性と面談する機会に長けていた。
僕等が大好き異世界ファンタジーハーレム物から、学園者、熟女、深夜の病院、教会、夏祭り、近親相姦と色々な女性と会話してきたんだけど、主人公で股間光るヤツいなかったんだよなあああ!!
経験則がなくて、空に向かって煙を吐いていたら、なんとも今日はやたらと空がキラリと光ってる。
ん? 何で? 夜でもないのに、空光る?
目を凝らすけど、光はこっちを見つめるように燐光してて…………でもなんだろう……今までの僕だったら、UFO?! って写真でも撮ったかもしれないが、今携帯ないのもそうだし、すんごく達観してしまっている僕がいる。射精もしてないのに賢者モードとはこれいかに。
だってそうだろ、空くらい光るよ、宇宙なんて何も解明されてねーじゃん、光っていいよ光れよ、でも俺のチンコ光ったのはおかしいだろってそういうこった。
タバコもみ消して、職員室に戻れば、マクレガー先生がはい、と鞄を押し付けてきた。
「早退に関しては僕がもう伝えておいたので、今日はゆっくり休んで下さい」
「え? ああ、ありがとうございます……? え? でも何て言って……」
「股間が大きく輝いた為早退します(大輝)ってホワイトボードに書いておきま」
「マクのバカ! もう知らないッ!!」
もういい、もういいんだ! 前代未聞だから急いで鞄掴んで僕は職員室を後にした。
いいよ、ここで変に取繕った方が可笑しい、今帰れば、報告書やホワイトボード見て、これなんだよってなって答えるのはマクレガー先生の方だし、僕ではないもん、ゴメンマクレガー先生! 後は任せた!
と足早に最寄りの駅まで着いた。
各駅停車しか止まらないこの駅は電車は来るけど通過が多くて、俺はベンチに座っていた。
というよりも、何本か電車見送ってもいいかな、と思っていた、早く一人になりたいようななりたくないような変な気持ち、中途半端な時間だからホームに人は疎ら、ほとんどいない。
深呼吸して、遠目の自販機を眺めたらコーヒーがあって、またタバコ吸いてえなって思って、でも家まで我慢しよとスーツの襟元正して眼鏡を直した。
した。
そしたら、視界に金髪の毛先が現れた。
そう、毛先だけ、ガタって体飛び跳ねて椅子の肘掴んで、目見開く、金色の毛先がどんどん伸びてきて、逆さになった女の額が見えて……?!!
え?! 恐怖すぎて無理無理無理無理!!! ってなるんだけど、逃げ道なくて、何でこういう時に限って周りに人にないの!?
上を見てもなにもない、え!! 何コレ、何もなとこから、人が?! 出てくる?!! どうしよう! 空から女の子が!! って報告できそうな親方が見当たらない!
ぬるぬる顔が露わになって、眉間を寄せたこげ茶な眉、細めた色素の薄いブルーの瞳と目が合ってしまった。
声、なんて出るはずもなく、筋の通った小ぶりな鼻と、紅い唇は不満げだった、薄く開いた口から深夜のアニメボイスが響く。
「ひどいですぅ! 電話切るし、お空で目合ってるのに無視して、これだから日本人って嫌いよ」
「え」
「眼鏡掛けてる癖に、肝心なものはなーんにも見えてないんだから!」
両頬を膨らませた女の子視界いっぱいに広がって、なんだろう、うん、見た目は凄く可愛い、可愛いんだけど、登場の仕方が意味わかんないし、初対面で怒ってる。
女の子はそのまま、理解不能な亜空間からにゅるんと足先まで出て、落ちきた体を両手で受け止めておく。
まさかの生まれて初めてのお姫様抱っこは、妄想? 幻想? の金髪の美少女だった。
腕の中に女の子は口をぷうってしたまま、金色の毛先を弄って怒ってる。
「私の挨拶無視した事絶対に許さないんだからあ」
「あ、うんそっか、あれ君だったんだ、ごめんね」
「私女神だから、ごめん、とかそういう間柄じゃないしい」
「女神? 何だよソレ、でもなんかすみません」
とりあえず、受け止めた体がすっごい柔らかくて軽い、現実のものか分からないけど、会話をしている少女は僕に抱かれたまま足をぶらぶらさせて僕を睨んでる、細い指先で僕の鼻を突いて、
「名前は?」
「大輝 虎太郎」
「知ってるよ、私はメシル」
「メシル……」
「あんッ!!」
「え」
名前を呼んだら、メシルはきゅうって体縮こめて、急に顔真っ赤にして僕を見る、濡れた唇が震えながら。
「名前呼んじゃだめです、反応しちゃう」
「反応?」
メシルは唇を噛んで、上側だけ舐めた後、
「…………虎太郎」
「うッ!!」
ズキンって体が勝手に脈を打って体温が上がる、ヤバイこれは何かヤバイ! 股光りそうな気がする! メシルと視線を交わして、説明はないが何かを悟ってしまった。
小さな手が僕の腕をきゅっと掴んで、綺麗な口元が熱い息を吐きながら、涙目で訴えてくる。
「分かったでしょ? メシルをお家に連れて行って?」
だって僕の前に置かれた電話はいわゆる子機と言うもので、受付を通して、ここに繋がるんだよ。
だから、はいって出たら受付の人から「○○先生へ○○さんからのお電話です」ってそういう風に掛かってくる、そして僕達非常勤講師島には電話なんて滅多にかかってこないんだよ。
え? どうなってんだ? 今の電話、直に鳴って受付の人が悪戯を……!?
混乱中にまた痛みを感じて股ギュッて閉じていると、隣に席を置くのオレンジ色の長髪を一つに束ねた白衣のマクレガー先生が僕を見て首を傾げた。彼は一応担任を持っているのだが、第一職員室の空気が合わないとこっちの島に来た外国人の教師だ。
「どうしました? 誰から電話だったんですか」
「いや、何だったんでしょう……ノ、ノイズ……が? ひどくて……」
「ノイズ?」
なんともまあお粗末な誤魔化し方だけど、電話もそうだが股間が、僕の股が光ってんのが気になるんだよ、どうしてくれようか、とりあえずトイレ行こう。
立ち上がる時も、痛み……というか熱みたいのを感じて、でも手で抑えるの可笑しいから、お手頃な名簿のバインダーを取って怪しまれない程度に下半身に当てて、急ぎ足でトイレに向かう。
周りに誰もいない事を確認して、チャックを開けて、あ、何で僕個室に入らなかったんだろうって思ったけど、でもだって気になってたんだもん今直ぐ見たいだろ、小便器の前に立って光るそれを取り出したら……。
「何でよ」
分かってたけど、光ってる……僕のチンコ、光ってる。
嘘待って、え? これなんの病気なの? 根元から絶え間なく光ってるのよ黄金に。いや巨大になって勃起してるならまだ格好いいかもしれないけど、萎えてるし悲しけど長さも変わらんぞ。いじいじしてたら、急にドクンドクン脈打って、うわ、待て待てエロイ事考えてもないのに、勝手に血液が流れていくの感じて、いつもと違う強制的な勃起に根元をぎゅうって握るけど腫れ上がって……そしたら。
「大輝先生ー? 本当に大丈夫ですか?」
「ひぇ!」
まさかのこの状況でマクレガー先生きたよ! すんげー心配そうな顔でこっちくる。
「さっき凄い顔色悪くて……ん?」
「ベベベベベ別に気にしなくていいいいい」
一歩便器に近付いて隠してみたけど、
「大輝先生何か……え? 何か光ってません? 携帯でも持ってるんですか?」
「いやいや、これはあの!!」
マクレガー先生、首傾げながらズカズカこっち来てすっごい探求心さすが生物の先生!
「大輝先生?」
「やだやだやだこっち来ないでくださッ……」
「!!!」
肩引っ張られて、便器からはがされて思いっきり見られてしまった。
こうなったらいっそのこと!
「助けて下さい!!!!」
「え?!! どうしたの、光ってるじゃないですか!!」
「だから! 助けて下さい!!」
「何したんですか」
「知らないですよ! さっきイテ! って思ったら」
「あ、でも光が……」
二人で見てたら、どんどん光が収まって……うおおお……よかったぁああ! ってする前にマクレガー先生の肩に置かれた手を払っておいた。
「勝手に見やがって変態が!」
「いや、だって気になるでしょ」
「ああ、まあいいや……何だったんだろこれ」
「それは今、急に? ですか」
「ええ、はい」
「念の為、病院に行った方が……?」
「病院って……何科に?」
「泌尿器科?」
「何て言って?」
「陰茎が発光したって?」
「言うの? 言われてお医者さんどう思う?」
「この人精神科かな?」
「だな」
ブツをしまって、とりあえず煙草を吸いに行く事にした、マクレガー先生は僕の早退の報告しといてくれるって、この後補は習があるんだけど、また股間光ったら授業にならないもんな。
んで、携帯を鞄に忘れてしまっていたので、ゆっくり空を眺めながら煙草を吹かしていた。
んー……この僕、大輝 虎太郎、正直女性との接点は少ない人生であった。
だからして本や映像なので女性と面談する機会に長けていた。
僕等が大好き異世界ファンタジーハーレム物から、学園者、熟女、深夜の病院、教会、夏祭り、近親相姦と色々な女性と会話してきたんだけど、主人公で股間光るヤツいなかったんだよなあああ!!
経験則がなくて、空に向かって煙を吐いていたら、なんとも今日はやたらと空がキラリと光ってる。
ん? 何で? 夜でもないのに、空光る?
目を凝らすけど、光はこっちを見つめるように燐光してて…………でもなんだろう……今までの僕だったら、UFO?! って写真でも撮ったかもしれないが、今携帯ないのもそうだし、すんごく達観してしまっている僕がいる。射精もしてないのに賢者モードとはこれいかに。
だってそうだろ、空くらい光るよ、宇宙なんて何も解明されてねーじゃん、光っていいよ光れよ、でも俺のチンコ光ったのはおかしいだろってそういうこった。
タバコもみ消して、職員室に戻れば、マクレガー先生がはい、と鞄を押し付けてきた。
「早退に関しては僕がもう伝えておいたので、今日はゆっくり休んで下さい」
「え? ああ、ありがとうございます……? え? でも何て言って……」
「股間が大きく輝いた為早退します(大輝)ってホワイトボードに書いておきま」
「マクのバカ! もう知らないッ!!」
もういい、もういいんだ! 前代未聞だから急いで鞄掴んで僕は職員室を後にした。
いいよ、ここで変に取繕った方が可笑しい、今帰れば、報告書やホワイトボード見て、これなんだよってなって答えるのはマクレガー先生の方だし、僕ではないもん、ゴメンマクレガー先生! 後は任せた!
と足早に最寄りの駅まで着いた。
各駅停車しか止まらないこの駅は電車は来るけど通過が多くて、俺はベンチに座っていた。
というよりも、何本か電車見送ってもいいかな、と思っていた、早く一人になりたいようななりたくないような変な気持ち、中途半端な時間だからホームに人は疎ら、ほとんどいない。
深呼吸して、遠目の自販機を眺めたらコーヒーがあって、またタバコ吸いてえなって思って、でも家まで我慢しよとスーツの襟元正して眼鏡を直した。
した。
そしたら、視界に金髪の毛先が現れた。
そう、毛先だけ、ガタって体飛び跳ねて椅子の肘掴んで、目見開く、金色の毛先がどんどん伸びてきて、逆さになった女の額が見えて……?!!
え?! 恐怖すぎて無理無理無理無理!!! ってなるんだけど、逃げ道なくて、何でこういう時に限って周りに人にないの!?
上を見てもなにもない、え!! 何コレ、何もなとこから、人が?! 出てくる?!! どうしよう! 空から女の子が!! って報告できそうな親方が見当たらない!
ぬるぬる顔が露わになって、眉間を寄せたこげ茶な眉、細めた色素の薄いブルーの瞳と目が合ってしまった。
声、なんて出るはずもなく、筋の通った小ぶりな鼻と、紅い唇は不満げだった、薄く開いた口から深夜のアニメボイスが響く。
「ひどいですぅ! 電話切るし、お空で目合ってるのに無視して、これだから日本人って嫌いよ」
「え」
「眼鏡掛けてる癖に、肝心なものはなーんにも見えてないんだから!」
両頬を膨らませた女の子視界いっぱいに広がって、なんだろう、うん、見た目は凄く可愛い、可愛いんだけど、登場の仕方が意味わかんないし、初対面で怒ってる。
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「あ、うんそっか、あれ君だったんだ、ごめんね」
「私女神だから、ごめん、とかそういう間柄じゃないしい」
「女神? 何だよソレ、でもなんかすみません」
とりあえず、受け止めた体がすっごい柔らかくて軽い、現実のものか分からないけど、会話をしている少女は僕に抱かれたまま足をぶらぶらさせて僕を睨んでる、細い指先で僕の鼻を突いて、
「名前は?」
「大輝 虎太郎」
「知ってるよ、私はメシル」
「メシル……」
「あんッ!!」
「え」
名前を呼んだら、メシルはきゅうって体縮こめて、急に顔真っ赤にして僕を見る、濡れた唇が震えながら。
「名前呼んじゃだめです、反応しちゃう」
「反応?」
メシルは唇を噛んで、上側だけ舐めた後、
「…………虎太郎」
「うッ!!」
ズキンって体が勝手に脈を打って体温が上がる、ヤバイこれは何かヤバイ! 股光りそうな気がする! メシルと視線を交わして、説明はないが何かを悟ってしまった。
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