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20、生徒会役員の決め方
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もう昼休みは半分以下の時間しかない。
なので普通にお弁当を食べながら会議は始まった。
ところで会議ってこんなんだっけ?(傍から見れば仲良しグループで楽しく食事をしているようにしか見えないと思う)
「じゃ、会議を始めます。今日の議題は生徒会役員決めです。会計係を二人決めたいと思います」
役員決め!?
昼休みにお弁当のついでに決めていいとは思えない、かなり重要な議題だった。
この短時間にどうやって決めるのだろう……というか、この学校で生徒会役員はどうやって選ばれるのか、これはかなり気になるところだった。
「じゃあ誰か推薦したい人物はいるかな? まずはつばめくん」
橘先輩がつばめ先輩を指名した。
つばめ先輩は箸を休めると、淡々と答えた。
「はい、僕が推薦するのはひばりです。役員でもないくせに生徒会の恩恵を受けすぎててズルいからです。藤堂先輩もあまり甘やかさないでください」
「ほう、じゃあ藤堂は?」
なんだその理由!? と思ったが誰もツッコまなかった。
続いて指名された藤堂先輩は、箸を休めることなく食べながら答えた。
「んむ、俺もひばり様だな。そしたらひばり様を眺める時間も増えるし、ひばり様コレクション撮影も捗る。いいことずくめだ」
遠くの席からひばり先輩が米を飛ばしながら反論してきた。
「おいっ冗談じゃねぇぞつばめ! 俺は生徒会役員なんて絶っっ対に嫌だからな!! 恩恵っつっても食い物だけだろーが、これは変態から俺への迷惑料兼貢ぎ物だからいいんだよ! それと変態、その俺コレクションとやらをさっさと燃やせ! 許可した覚えはねえぞ! 肖像権の侵害だぞコラァ!!」
するとそんなひばり先輩に、朝比奈先輩がワイルドにお肉を食べながらツッコんだ。
「おいおいひばりィ、会議中は空気になるんじゃなかったのかァ?」
「全部一人言だよアホトーマ!!」
ものすごく大きい一人言だな……。
「うーん、せっかくのつばめくんの意見だけど、ひばりくんは部活が超忙しいから無理には勧誘できないなぁ。藤堂が喜ぶのも癪だしね。できれば一年生の中から選びたいんだけど、誰かいないかい?」
橘先輩がまくまくお弁当を食べながら困り顔で言った。
超忙しい部活に入ってるんだな、ひばり先輩。いったい何部なんだろう?
見た目はあんまり筋肉とかついてなさそうだけど……(オレと同じく)
「朝比奈君は、誰か生徒会に推薦できそうな人はいるかい?」
「うーん、今んとこ該当者なしッスね。俺の中学ん時のコウハイは別の学校に行ったのが多いンで。ノンタンは執行部が貰ったしなァ」
そういえば、奨学生のオレには生徒会の方から声がかかったかもしれない、と朝比奈先輩が言ってたことを思い出した。
というか、どういう決め方なのか未だによく分からないんだけど……。
「二小山君は? 柔道部の新入部員に向いてそうな子とかいる?」
「いるかもしれないけど、まだ新入部員全員とお話してないよ。というか今年の新入部員は全員橘君のファンみたいだから、役員にするのは辞めといたほうがいいかもよ?」
「そうか……僕のファンが入ったら僕とつばめくんのラブラブ生徒会ライフが脅かされるかもしれないしなぁ。――じゃあ、斉賀君」
「え!?」
お弁当を黙々と食べながら、ラブラブ生徒会ライフって何――と脳内で静かにツッコんでいたオレに、まさかの指名が回ってきた。
「誰か推薦したい子はいるかい?」
え……これって、誰でもいいのだろうか。
成績優秀だとかスポーツが得意だとか、そんなもっともらしい条件を何も聞いてないのだけど、何かの要件を満たしていなくてもいいのだろうか。
それぞれの推薦者の中から投票で選んだりするとか……?
あーもう分からない! 分からないけど、もう昼休みが終わって会議が終了してしまうから、それらを一つずつ質問する時間がない。
なので、オレはただ純粋に役員になって欲しいなぁ、と思ったひとの名前を挙げた。
「お、同じクラスの山田清白君です!」
すずにはまだ了承を得ていないけど、推薦するだけならタダだしな、と開き直った。
ごめんすず。
なので普通にお弁当を食べながら会議は始まった。
ところで会議ってこんなんだっけ?(傍から見れば仲良しグループで楽しく食事をしているようにしか見えないと思う)
「じゃ、会議を始めます。今日の議題は生徒会役員決めです。会計係を二人決めたいと思います」
役員決め!?
昼休みにお弁当のついでに決めていいとは思えない、かなり重要な議題だった。
この短時間にどうやって決めるのだろう……というか、この学校で生徒会役員はどうやって選ばれるのか、これはかなり気になるところだった。
「じゃあ誰か推薦したい人物はいるかな? まずはつばめくん」
橘先輩がつばめ先輩を指名した。
つばめ先輩は箸を休めると、淡々と答えた。
「はい、僕が推薦するのはひばりです。役員でもないくせに生徒会の恩恵を受けすぎててズルいからです。藤堂先輩もあまり甘やかさないでください」
「ほう、じゃあ藤堂は?」
なんだその理由!? と思ったが誰もツッコまなかった。
続いて指名された藤堂先輩は、箸を休めることなく食べながら答えた。
「んむ、俺もひばり様だな。そしたらひばり様を眺める時間も増えるし、ひばり様コレクション撮影も捗る。いいことずくめだ」
遠くの席からひばり先輩が米を飛ばしながら反論してきた。
「おいっ冗談じゃねぇぞつばめ! 俺は生徒会役員なんて絶っっ対に嫌だからな!! 恩恵っつっても食い物だけだろーが、これは変態から俺への迷惑料兼貢ぎ物だからいいんだよ! それと変態、その俺コレクションとやらをさっさと燃やせ! 許可した覚えはねえぞ! 肖像権の侵害だぞコラァ!!」
するとそんなひばり先輩に、朝比奈先輩がワイルドにお肉を食べながらツッコんだ。
「おいおいひばりィ、会議中は空気になるんじゃなかったのかァ?」
「全部一人言だよアホトーマ!!」
ものすごく大きい一人言だな……。
「うーん、せっかくのつばめくんの意見だけど、ひばりくんは部活が超忙しいから無理には勧誘できないなぁ。藤堂が喜ぶのも癪だしね。できれば一年生の中から選びたいんだけど、誰かいないかい?」
橘先輩がまくまくお弁当を食べながら困り顔で言った。
超忙しい部活に入ってるんだな、ひばり先輩。いったい何部なんだろう?
見た目はあんまり筋肉とかついてなさそうだけど……(オレと同じく)
「朝比奈君は、誰か生徒会に推薦できそうな人はいるかい?」
「うーん、今んとこ該当者なしッスね。俺の中学ん時のコウハイは別の学校に行ったのが多いンで。ノンタンは執行部が貰ったしなァ」
そういえば、奨学生のオレには生徒会の方から声がかかったかもしれない、と朝比奈先輩が言ってたことを思い出した。
というか、どういう決め方なのか未だによく分からないんだけど……。
「二小山君は? 柔道部の新入部員に向いてそうな子とかいる?」
「いるかもしれないけど、まだ新入部員全員とお話してないよ。というか今年の新入部員は全員橘君のファンみたいだから、役員にするのは辞めといたほうがいいかもよ?」
「そうか……僕のファンが入ったら僕とつばめくんのラブラブ生徒会ライフが脅かされるかもしれないしなぁ。――じゃあ、斉賀君」
「え!?」
お弁当を黙々と食べながら、ラブラブ生徒会ライフって何――と脳内で静かにツッコんでいたオレに、まさかの指名が回ってきた。
「誰か推薦したい子はいるかい?」
え……これって、誰でもいいのだろうか。
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それぞれの推薦者の中から投票で選んだりするとか……?
あーもう分からない! 分からないけど、もう昼休みが終わって会議が終了してしまうから、それらを一つずつ質問する時間がない。
なので、オレはただ純粋に役員になって欲しいなぁ、と思ったひとの名前を挙げた。
「お、同じクラスの山田清白君です!」
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ごめんすず。
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