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60 噂の真相
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「そういえばさっきカフェで面白い噂を聞いたんだよ。あの孤高の王子、槐礼二郎についに彼女が出来たっていう」
「え?」
礼二郎の顔がサーッと青ざめた。さっき池永が言っていたあんな冗談みたいな噂が、まさかもう京介の耳に届いただなんて。
京介の顔は笑っている。が、その笑顔に裏があったらどうしようと思った。
(お、落ち着け礼二郎、俺は浮気男なんかじゃないということを落ち着いて京介に説明するんだ……!)
「あ、あの、京介、違うんだ、姫ちゃんは今朝俺がバスを降りたら声を掛けてくれて。あ、さっきの男の霊も、姫ちゃんがとあるビルの前を通ったら必ず同じ時間に音がするって気にしてて、 それはあいつが飛び降りる音だったんだけど……、そ、れで俺、京介に相談して除霊、してもらおうと思ってて……」
礼二郎はしどろもどろで話し、必死に浮気じゃないとバレバレの態度で説明する浮気男のようになっていた。
(俺の馬鹿ッッ!! 本当に浮気じゃないのに、自分で言ってて浮気したみたいに聞こえるじゃないかぁぁ……!!)
「ふうん、姫ちゃんか。もうそんなに仲良くなったんだね、中西さんと」
「と、友達だぞ!? ただの友達!!
お、俺は、俺は断じて浮気なんかしてなぁーーーいッッ!! 」
もう落ち着いて説明なんかしていられない。礼二郎は京介に誤解されたくない一心で必死に姫子との関係を説明したのだった。
二人はその資料室──よく見ると『情報学科資料室』と書かれてあった──を出て、オカ研へと向かった。
一応京介への誤解は解けたようだ。(最初から誤解はされていなかったが)
「だいたい姫ちゃんは俺が京介のことを好きだって気付いた時点で俺の事を応援すると言ってくれたんだぞ! 付き合って次の日に浮気なんてとんでもないっ!」
「俺の何の話をしてたの?」
「ああ、姫ちゃんがオカ研所属だって言うから柴京介というイケメンは本当にいるのかと聞いたんだ。そしたら案の定だ」
「へ~」
京介は礼二郎の言葉にクスクス笑っているが、本人はそのおかしさに気付いていないようだった。
「しかも姫ちゃんは俺から恋の波動を感じて京介が好きなことにすぐに気付いたらしい。オーラ鑑定士なんだ、凄いよな」
「それ、本人がそうだって言ったの?」
「俺が勝手に思ってるだけだ!」
「そうなんだー」
京介はクスクスと笑い続けた。そして礼二郎は京介に迷惑をかけぬよう、京介とは付き合ってはいないが自分の片想いということにした、と説明した。
すると京介は笑うのをやめて、今度は頭を抱えてしまった。
「京介?」
「礼二郎……俺は付き合ってるのがバレたって全然迷惑じゃないよ。むしろ自慢したいくらいだから」
「え、そうなのか!?」
(じ、自慢って……! いや、そうか。この俺と付き合ってるなんて十分自慢になるな! ん? それならやはり隠さないと京介が自慢が鼻につく嫌な奴に思われないか? うーん……)
「だから隠さなくていいよ。女の子に誘われて困ったときとか、全然俺の名前を出していいからね。俺が、礼二郎の彼氏なんだから」
「わ、わかった……」
少し強引な京介の物言いに、礼二郎はキュンとした。
「え?」
礼二郎の顔がサーッと青ざめた。さっき池永が言っていたあんな冗談みたいな噂が、まさかもう京介の耳に届いただなんて。
京介の顔は笑っている。が、その笑顔に裏があったらどうしようと思った。
(お、落ち着け礼二郎、俺は浮気男なんかじゃないということを落ち着いて京介に説明するんだ……!)
「あ、あの、京介、違うんだ、姫ちゃんは今朝俺がバスを降りたら声を掛けてくれて。あ、さっきの男の霊も、姫ちゃんがとあるビルの前を通ったら必ず同じ時間に音がするって気にしてて、 それはあいつが飛び降りる音だったんだけど……、そ、れで俺、京介に相談して除霊、してもらおうと思ってて……」
礼二郎はしどろもどろで話し、必死に浮気じゃないとバレバレの態度で説明する浮気男のようになっていた。
(俺の馬鹿ッッ!! 本当に浮気じゃないのに、自分で言ってて浮気したみたいに聞こえるじゃないかぁぁ……!!)
「ふうん、姫ちゃんか。もうそんなに仲良くなったんだね、中西さんと」
「と、友達だぞ!? ただの友達!!
お、俺は、俺は断じて浮気なんかしてなぁーーーいッッ!! 」
もう落ち着いて説明なんかしていられない。礼二郎は京介に誤解されたくない一心で必死に姫子との関係を説明したのだった。
二人はその資料室──よく見ると『情報学科資料室』と書かれてあった──を出て、オカ研へと向かった。
一応京介への誤解は解けたようだ。(最初から誤解はされていなかったが)
「だいたい姫ちゃんは俺が京介のことを好きだって気付いた時点で俺の事を応援すると言ってくれたんだぞ! 付き合って次の日に浮気なんてとんでもないっ!」
「俺の何の話をしてたの?」
「ああ、姫ちゃんがオカ研所属だって言うから柴京介というイケメンは本当にいるのかと聞いたんだ。そしたら案の定だ」
「へ~」
京介は礼二郎の言葉にクスクス笑っているが、本人はそのおかしさに気付いていないようだった。
「しかも姫ちゃんは俺から恋の波動を感じて京介が好きなことにすぐに気付いたらしい。オーラ鑑定士なんだ、凄いよな」
「それ、本人がそうだって言ったの?」
「俺が勝手に思ってるだけだ!」
「そうなんだー」
京介はクスクスと笑い続けた。そして礼二郎は京介に迷惑をかけぬよう、京介とは付き合ってはいないが自分の片想いということにした、と説明した。
すると京介は笑うのをやめて、今度は頭を抱えてしまった。
「京介?」
「礼二郎……俺は付き合ってるのがバレたって全然迷惑じゃないよ。むしろ自慢したいくらいだから」
「え、そうなのか!?」
(じ、自慢って……! いや、そうか。この俺と付き合ってるなんて十分自慢になるな! ん? それならやはり隠さないと京介が自慢が鼻につく嫌な奴に思われないか? うーん……)
「だから隠さなくていいよ。女の子に誘われて困ったときとか、全然俺の名前を出していいからね。俺が、礼二郎の彼氏なんだから」
「わ、わかった……」
少し強引な京介の物言いに、礼二郎はキュンとした。
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