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61 オカ研に入った理由
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「あっそうだ、俺はずっと気になってたんだぞ。どうして京介は本物なのに、わざわざオカルト研究会研なんて胡散臭いサークルに入っているんだ? 今更研究することなんて無いに等しいだろう!」
「ああ、そのこと。サークル長が元々知り合いなんだ。高校の時の先輩でね」
礼二郎の疑問に、京介はアッサリと答えた。少々拍子抜けだ。
「そ、それだけ……? そんなに世話になった人なのか……?」
「まあ、他にも理由はあるけど」
「その色々が知りたいんだ! お、俺だって京介の彼氏なんだから、恋人のこと、少しずつ知っていきたいし……」
「!!」
礼二郎がかあっと顔を赤らめながらそんなことを言うものだから、京介はこの場で激しく抱きしめたい衝動に駆られた。
人通りのある廊下なので我慢したが。
「京介?」
「ふう……不意打ちはダメだよ、礼二郎」
「お、俺は何もしてないぞ?」
京介は呼吸を整えるために深く深呼吸をすると、礼二郎に事情を話し始めた。
「──俺がオカ研に入った理由は、大きく分けて三つある」
「お、おう」
京介はぴっ、と指を三本立てた。
「まず1つ目、運動系のサークルに入りたくないから。フリーでいたら声を掛けられることが多いし、断るのも面倒くさい」
「なるほどな」
それは礼二郎にもかなり身の覚えがあった。特にテニサーや飲みサーの誘いは毎回しつこくて、バイトを理由に断っていた。
「二つ目。オカ研はわりと色んな人がいて、同じ学部や違う学部の先輩との繋がりが出来るから。俺は他に知り合いもいないし、そうなると過去問とかそういうのが手に入らないわけで」
「試験対策か。なるほど」
礼二郎はそういう類のものは友人たちが手を回してくれるので困ったことはないが、その辺は人によって様々だ。
京介も女性に人気があるようだし、過去問など頼めばすぐ手に入るのではないか……と一瞬思ったが、なんだかそれは嫌な感じがして思考を停止した。
「最後、これが一番大きい理由かも。……オカ研に入らなければ俺が除霊師だということを大学中に言いふらす、とサークル長に脅迫されているからだよ。この学校では礼二郎の他には彼だけが、俺が除霊師だということを知っているんだ」
「はっ? ……は……はあぁあぁああ~~ーーー!?!?!?」
聞いた瞬間、信じられないくらい大きな声が出て、京介は慌てて礼二郎の口を塞いだ。
「こ、声が大きいよ礼二郎」
「だって黙っていられるかぁぁ!! なんだそれ、京介を脅すとか許せない!! 俺がサークル長に直談判してやるっ!!」
礼二郎の物騒な言葉に、廊下をすれ違った学生たちが
『え、脅迫?』
『直談判って……』
『待って、あれ礼二郎君じゃん!』
『きゃーっ、柴君もいるー!』
──などと騒ぎ始めた。
「いやその……なんていうか」
「柴君、礼二郎君、何の騒ぎ?」
「あ、中西さん」
突き当たりの教室から、騒ぎを聞きつけたのかひょっこりと姫子が顔を出した。
「姫ちゃん! てことは、オカ研の部室はそこかーーっっ!!」
「え、何事? 柴君、礼二郎君は何でこんなに怒ってるの??」
「いやー、ちょっと調子に乗って悪ふざけした結果でして……」
京介がてへ、と舌を出して姫子に弁解したが、ブチ切れている礼二郎には聞こえていなかった。
「ああ、そのこと。サークル長が元々知り合いなんだ。高校の時の先輩でね」
礼二郎の疑問に、京介はアッサリと答えた。少々拍子抜けだ。
「そ、それだけ……? そんなに世話になった人なのか……?」
「まあ、他にも理由はあるけど」
「その色々が知りたいんだ! お、俺だって京介の彼氏なんだから、恋人のこと、少しずつ知っていきたいし……」
「!!」
礼二郎がかあっと顔を赤らめながらそんなことを言うものだから、京介はこの場で激しく抱きしめたい衝動に駆られた。
人通りのある廊下なので我慢したが。
「京介?」
「ふう……不意打ちはダメだよ、礼二郎」
「お、俺は何もしてないぞ?」
京介は呼吸を整えるために深く深呼吸をすると、礼二郎に事情を話し始めた。
「──俺がオカ研に入った理由は、大きく分けて三つある」
「お、おう」
京介はぴっ、と指を三本立てた。
「まず1つ目、運動系のサークルに入りたくないから。フリーでいたら声を掛けられることが多いし、断るのも面倒くさい」
「なるほどな」
それは礼二郎にもかなり身の覚えがあった。特にテニサーや飲みサーの誘いは毎回しつこくて、バイトを理由に断っていた。
「二つ目。オカ研はわりと色んな人がいて、同じ学部や違う学部の先輩との繋がりが出来るから。俺は他に知り合いもいないし、そうなると過去問とかそういうのが手に入らないわけで」
「試験対策か。なるほど」
礼二郎はそういう類のものは友人たちが手を回してくれるので困ったことはないが、その辺は人によって様々だ。
京介も女性に人気があるようだし、過去問など頼めばすぐ手に入るのではないか……と一瞬思ったが、なんだかそれは嫌な感じがして思考を停止した。
「最後、これが一番大きい理由かも。……オカ研に入らなければ俺が除霊師だということを大学中に言いふらす、とサークル長に脅迫されているからだよ。この学校では礼二郎の他には彼だけが、俺が除霊師だということを知っているんだ」
「はっ? ……は……はあぁあぁああ~~ーーー!?!?!?」
聞いた瞬間、信じられないくらい大きな声が出て、京介は慌てて礼二郎の口を塞いだ。
「こ、声が大きいよ礼二郎」
「だって黙っていられるかぁぁ!! なんだそれ、京介を脅すとか許せない!! 俺がサークル長に直談判してやるっ!!」
礼二郎の物騒な言葉に、廊下をすれ違った学生たちが
『え、脅迫?』
『直談判って……』
『待って、あれ礼二郎君じゃん!』
『きゃーっ、柴君もいるー!』
──などと騒ぎ始めた。
「いやその……なんていうか」
「柴君、礼二郎君、何の騒ぎ?」
「あ、中西さん」
突き当たりの教室から、騒ぎを聞きつけたのかひょっこりと姫子が顔を出した。
「姫ちゃん! てことは、オカ研の部室はそこかーーっっ!!」
「え、何事? 柴君、礼二郎君は何でこんなに怒ってるの??」
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京介がてへ、と舌を出して姫子に弁解したが、ブチ切れている礼二郎には聞こえていなかった。
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